アマツバメの特徴は?生態や分布、鳴き声は?

アマツバメは、アマツバメ目アマツバメ科に分類される鳥です。飛行速度は時速169㎞に達することもあり、鳥類の中でも最速の部類に入りますよ。

この記事では、アマツバメの特徴や生態、分布、鳴き声についてまとめました。

 

アマツバメの特徴は?

アマツバメ
大きさ20㎝
外見の特徴全身がこげ茶色
腰部に白色の四角形
鎌のような翼

アマツバメのサイズは全長約20cm、羽を広げた状態(翼開長)は約43~48cmです。同じ仲間の「イワツバメ」や「ショウドウツバメ」などとは異なり、大きな胴体です。体重は約340~374gです。

アマツバメはオスメス同色で、ほぼ全身がこげ茶色をしています。喉から首にかけてが淡い赤茶色で、白っぽく見えることがあります。体下面には白色のまだら模様があり、腰に白色の四角い模様があるのが特徴的です。

翼は細長く、広げると三日月形をしています。鎌のような形に見えるので、「鎌燕(カマツバメ)」と呼ぶ地方もありますよ。しっぽはV字型をしています。

 

アマツバメの生態は?

アマツバメ

生態

  • 地上に降りない
  • 飛びながら睡眠・交尾
  • 繁殖

地上に降りない

アマツバメは「足の無い鳥」という別名がつくほどに、地上には降りてきません。

翼が細いため、地上に降りてしまうと飛び立つことができないのです。ですので止まる時は、爪を使って崖や壁などにしがみついてぶら下がるように止まりますよ。

飛ぶ時は、重力を使って落ちるようにして飛び立ちます。

 

飛びながら睡眠・交尾

アマツバメは、飛びながら交尾を行ったり、眠ったりします。飛びながら交尾を行うのはアマツバメだけの特徴です。

翼を広げながら眠り、目を覚ました時に羽ばたいて高度を取り戻す、という行動を数分おきに行って睡眠をとっていると考えられていますよ。

 

繁殖

アマツバメは一夫一妻制で、日本では6~8月に崖地で繁殖します。空中で枯草を集め、それを唾液で固めてお皿状の巣を作ります。

一度に2~3個の卵を産み、オスメス交代で抱卵を行います。 ヒナの世話もオスメスが協力して行い、5~8週間ほどで巣立ちます。

 

アマツバメの分布は?どこに生息している?

アマツバメ 出典:FC2

アマツバメはインドやインドネシア・オーストラリア・カンボジア・シンガポール・日本・大韓民国・中華人民共和国・ネパール・パキスタン・フィリピン・ブルネイ・マレーシアなどに生息します。

日本には4月頃、「夏鳥」として九州より北の海岸部から高山帯までの崖地に渡来し、10月頃まで滞在します。渡りの時期には平地の市街地の上空などにも現れますよ。

 

アマツバメの鳴き声は?

アマツバメは「チュリリリ、チリリリ」と震えるような連続音で群れて鳴き合うことが多いです。レンジャク類の声に似ています。

「ヒリ・・・・、チリ・・・・」や「ジュリリー」と鳴くこともありますよ。


 

姿が似ている鳥との見分け方

アマツバメ1 出典:FC2

姿が似ている鳥に「ハリオアマツバメ」がいます。この鳥とは鳴き声も似ていますが、アマツバメの方が鳴く頻度が多いようです。外見ではしっぽの長さで見分ける事ができますよ。アマツバメの方がしっぽが長いです。

アマツバメ鳴く頻度が多い・しっぽが長い
ハリオアマツバメ鳴く頻度が少ない・しっぽが短い

アマツバメは、渡りの時期では都会の公園でも姿を見ることができます。鎌のような黒い翼で飛ぶ姿を、ぜひ観察してみてくださいね。