ベニマシコの特徴は?生態や分布、鳴き声は?

ベニマシコは、名前の通り紅色をした体色が特徴的な冬鳥・漂鳥です。

この色の特徴はオスだけで、メスは目立たない茶色い体色をしていますよ。

この記事では、ベニマシコの特徴、生態や分布、鳴き声についてまとめました。ぜひ参考にしてくださいね。

 

ベニマシコの特徴は?

ベニマシコ2
大きさ15cm
外見の特徴ピンク色をした体色(オス)
背中にある黒い縦斑(オス)
外側が白くなっている黒くて長いしっぽ(オス)
茶色っぽい色をしている体色(メス)
背中、胸からお腹にかけてある黒い縦斑(メス)

ベニマシコは全長約15cm、翼開長(羽を広げた大きさ)が約21cm、体重15gほどの大きさです。スズメとほぼ同じ大きさですよ。

オスの冬羽は頭と背中・胸以下の体下面が淡い赤色で、頭頂部と頬・喉が淡いピンク色になっています。背中には黒い縦斑がありますよ。長くて黒いしっぽは外側が白くなっているので、飛翔時に目立ちます。ちなみにオスの夏羽は、羽の赤色やピンク色が濃くなりますよ。

メスは夏羽・冬羽とも全体的に褐色(黒みがかった茶色)で、背中・胸からお腹にかけて黒の縦斑があります。

 

名前の由来

ベニマシコは漢字で、ベニは「紅」、マシコは「猿子」と書きます。
「猿子」はサルの古い呼び方で、ベニマシコは羽の色がサルの顔のように赤いこと、顔がサルに似ていることからつけられたと考えられています。

 

ベニマシコの生態は?

ベニマシコ1

生態

  • 雑食
  • 繁殖

雑食

ベニマシコの食性は雑食です。

繁殖期は地上や樹上で昆虫類を捕食し、秋から冬にかけてはイネ科やタデ科の草の実を食べたりします。セイタカアワダチソウなどの植物の実や種子を食べることが多いですね。

 

繁殖

低い木が生えた「草原」や「湿原」、海沿いの「低木林」などで生活します。
繁殖時には平地の海岸や川・沼がある草原や湿地などに「枯れ葉」や「花の穂」などを使って巣を作りますよ。

一夫一妻制で、5~7月に産卵します。一度に3~4個の卵を産み、メスが行う約12~14日の抱卵を経て孵化しますよ。育ヒナはオスとメスが共同で行います。

 

ベニマシコの分布は?どこに生息している?

ベニマシコ3
ベニマシコは、日本や中国・カザフスタン・北朝鮮・韓国・ロシアに分布しています。

日本では夏鳥として北海道と下北半島の一部で繁殖し、本州以南へ移動して越冬しますよ。

平地から低山帯の林・草地・ヨシ原・農耕地・湿原などに生息し、渡りの時期には都会の公園でも観察することができます。

 

ベニマシコの鳴き声は?

灌木の梢や高い草のてっぺんなど目立つ所で、尾を振りながら「フィー、チリチィチョ、チィチョ」と聞こえる柔らかな声でさえずりますよ。

長い声で鳴いたあと早口で一気に鳴くことを1つの節として、間をおいて鳴き続けます。「チリチィチョ、チィチョ・・・・」と長く繰り返す鳴き方でさえずることもありますよ。

地鳴きは「ピッ、ピッ」や「フィッ、フィッ」「ピッポ」などで、柔らい声で鳴きます。

 

観察するなら冬がおすすめ!

ベニマシコ4
ベニマシコは、本州以南では冬に観察できる人気の高い野鳥です。

スズメよりも少し大きいサイズの小鳥ですが、オスの特徴でもある赤い体色が多くのバードウォッチャーを魅了していますよ。

冬場になると、都心部の公園でも観察できる機会が増えるのでぜひ探してみてくださいね。