イワツバメの特徴は?生態や分布、鳴き声は?

イワツバメはスズメ目ツバメ科に属する鳥で、日本では「夏鳥」として広く知られています。

その見た目から、「空飛ぶペンギン」とも呼ばれていますよ。

この記事ではイワツバメの特徴や生態、分布、鳴き声についてまとめました。

 

イワツバメの特徴は?

イワツバメ3
大きさ15cm
外見の特徴青黒い光沢のある体上面
腰にある白い四角形
足や指に生える白い羽毛
浅いV字状をした尾

イワツバメの大きさは全長15㎝、翼開長(翼を広げたときの大きさ)は30㎝ほどです。ツバメの仲間では小型サイズですよ。

頭・背中・翼などの体の上面は光沢のある青黒色をしています。喉・胸・お腹は白色で、腰には飛翔時に目立つ白色の四角形がありますよ。

くちばしも黒色なので、全体的にモノトーンな色合いをしていますね。尾は魚のように浅いV字状になっており、ツバメよりも短いです。

足や指には白い羽毛が生えていますが、ツバメの仲間で足や指に毛が生えているのはイワツバメだけという特徴もありますよ。

 

イワツバメの生態は?

イワツバメ4

生態

  • 空中で採食
  • 群れで生活
  • 繁殖

空中で採食

イワツバメの主な餌は「ハエ」「ハチ」「アブ」「トンボ」などの昆虫で、空中で器用に餌をとります。

ホバリングしながら口を大きく開き、飛行している虫を捕まえますよ。

 

群れで生活

イワツバメは、ほとんど群れで生活します。巣作りや繁殖も群れで行うので、数十個の巣が並んでいることも珍しくないですよ。街中の電線に整列して止まっている姿を見ることも多いですね。

 

繁殖

イワツバメは、山地や海岸の崖・コンクリート建造物・洞穴などに集団で営巣します。

天井に接した部分に出入り口がある球形をした巣を土で作りますが、早く渡来した個体は内部を入れ替えた古巣を利用しますよ。遅く渡来した個体は新しく外巣を作り、羽毛や枯草を運び込んで内巣を作ります。

一腹卵数は3~4個で、約15日間のメスが行う抱卵を経て孵化します。ヒナはおよそ22~28日で巣立っていきますよ。

 

イワツバメの分布は?どこに生息している?

イワツバメ2

イワツバメは、アフリカ大陸・ユーラシア大陸・東南アジアにかけて分布しています。

アフリカ北部やユーラシア大陸で繁殖し、冬になるとアフリカ・インド・東南アジアへと渡り越冬しますよ。

日本には4~8月ごろに「夏鳥」として全国各地に飛来し、平地から山地・海岸の岸壁などに生息しています。

 

イワツバメの鳴き声は?

イワツバメ1

イワツバメは「ジュジュッ」「チュピッ」などと、複雑な鳴き声をしています。少し濁った高い声で、飛びながら早口で鳴きますよ。

 

市街地でも観察できます!

イワツバメ5

イワツバメは夏になると大群で日本に飛来します。

住宅の軒下やコンクリートの橋桁などにも巣を作り子育てするので、市街地にも多く生息していますよ。群れで飛び回っていたり電線に並んでいたりと比較的見つけやすい鳥なので、ぜひ観察してみてくださいね。