イソシギの特徴は?生態や分布、鳴き声は?

イソシギはチドリ目シギ科に分類される鳥で、日本の多くの場所に生息しています。「磯鷸(いそしぎ)」という名前ですが、磯よりも河原や湖沼などの淡水域で見られることが多い鳥ですよ。

この記事では、イソシギの特徴や生態、分布、鳴き声についてまとめました。

 

イソシギの特徴は?

イソシギ5

大きさ

  • 20cm

外見の特徴

  • こげ茶色の羽毛
  • 胸から肩へ白い切れ込み

イソシギは全長約20㎝、翼開長(翼を広げたときの大きさ)約40㎝の鳥です。スズメとハトの中間くらいの大きさです。

頭から背、翼はこげ茶色で、翼には黒いまだら模様があります。喉、胸、腹は白色で、翼の付け根に向かって食い込む白色が特徴的ですよ。

目の上には白い眉毛のような模様があり、その下にくちばしの付け根から目を通り後頭部へと続く黒い筋があります。翼を広げると、上面に白いラインが見られます。

足はすらりと長く、くすんだ黄色をしています。

 

イソシギの生態は?

イソシギ3

生態

  • 水辺で餌をとる
  • よく動くしっぽ

水辺でえさをとる

イソシギは、ユスリカなどの昆虫やトビケラなどの水生昆虫を主な餌としています。1~2羽の少数で、河原や湖沼の水辺で歩きながら餌を探します。時には浅瀬に入って泳ぐこともありますよ。

 

よく動くしっぽ

しっぽを頻繁に動かしながら、腰を上下に振るように歩きます。短いしっぽを振りながら餌を探す姿は、とてもかわいらしいですよ。

 

イソシギの分布は?どこに生息している?

イソシギ2

イソシギは主にユーラシア大陸の温帯や亜寒帯に分布しています。冬になるとユーラシア大陸南部、アフリカ、オーストラリアに渡り越冬します。

日本では全国的にその姿を見ることができますよ。九州地方以北に分布するものは「留鳥」ですが、中部地方以北では「夏鳥」で冬には越冬のため南下します。冬に海岸などで見かけることもありますが、河原や湖岸、干潟に生息していることのほうが多いですよ。

繁殖期にはつがいになり、草の生えた砂地に浅いくぼみを掘り枯れ葉などを敷いて巣を作ります。ヘビやカラス、イタチなどに襲われることもあるため、警戒心は強いです。

 

イソシギの鳴き声は?

イソシギ4

イソシギは「チーリーリーリー」と細く短い声でさえずります。飛び立つ際や飛んでいる最中に鳴くことが多いですね。巣に外敵が近づいた時などには警戒の鳴き声を上げますよ。

 

観察するなら夏がおすすめ!

イソシギ1

イソシギは夏場、水辺で見られる比較的身近な鳥です。特に西日本では一年中見ることができる鳥ですよ。腰を上下に振り、しっぽを動かしながら歩く姿はとても愛嬌がありますので、ぜひ観察してみてくださいね。