ミヤコドリの特徴は?生態や分布、鳴き声は?

アイルランドの国鳥に指定されているミヤコドリは、チドリ目ミヤコドリ科に分類される鳥です。

日本では「冬鳥」に分類され、海岸地帯でよく見られますよ。

今回の記事では、ミヤコドリの特徴や生態、分布や鳴き声についてまとめました。

 

ミヤコドリの特徴は?

ミヤコドリ4

大きさ

  • 45cm

外見の特徴

  • 黒白の羽毛
  • 赤いくちばし
  • 赤い虹彩

ミヤコドリの全長は45㎝ほどで、ハトより少し大きいサイズです。干潟で見かける鳥の中では大きいほうですよ。

頭部から背中と翼にかけては黒色、腹部は白色とはっきり2色に分かれています。まるでペンギンのような見た目ですね。飛行時には腰から翼の下部にかけて白いラインが現れますよ。

オレンジに近い赤色のくちばしは、正面から見ると縦に平たい形状をしていて先端が鋭くなっています。足は桃赤色で長さがあり、しっかりしていますよ。オス・メスともに目の虹彩は赤色をしています。

 

ミヤコドリの生態は?

ミヤコドリ2

生態

  • 主食は二枚貝
  • 群れで生活
  • 繁殖

主食は二枚貝

ミヤコドリの英名はEurasian Oystercatcher(オイスター・キャッチャー、貝を取る鳥)といい、その名の通りカキなどの二枚貝を主食としています。上下に平たい独特の形状をしたくちばしをわずかに開いた貝の隙間に差し込み、貝柱を切断してこじ開けます。

貝以外にもカニやエビなどの甲殻類、ゴカイなどを食べることもあります。干潟に隠れている餌を器用に探し出して食べますよ。

 

群れで生活

ミヤコドリは、繁殖期以外は群れを作って生活しています。

海岸部などで干潮時に採食するときは数羽から20羽ほどの小さな群れを形成し、満潮時には20~200羽ほどが集まって休息しますよ。

 

繁殖

ミヤコドリは4~7月の繁殖期になると番(つがい)で縄張りを作り、地上に草や小石・貝殻などを敷いて巣を作ります。

一腹卵数は3個で、オスとメスが行う(主にメス)約24~29日の抱卵を経て孵化します。ヒナは30~40日の育ヒナ期間を経て巣立っていきますよ。

 

ミヤコドリの分布は?どこに生息している?

ミヤコドリ3

ミヤコドリは夏に北欧や中央アジア・カムチャッカ半島などで繁殖し、冬になると越冬のために西欧・アフリカ西部・中東・アジアの沿岸部へ渡りを行います。

日本には「冬鳥」として全国的に飛来し、九州や東京湾沿岸で毎年越冬しています。三重県津市や山口県下関市などは日本有数の越冬地として知られ、「砂浜」「岩礁」「干潟」を好んで生息していますよ。

 

 

ミヤコドリの鳴き声は?

ミヤコドリは「ピリッ、ピリッ」「キュピィ、キュピィ」と笛のような鳴き声をしています。繁殖期には、オスがメスの気を引くために低く飛びながら鳴くこともありますよ。

 

ユリカモメとミヤコドリ

ミヤコドリ5

伊勢物語や古今和歌集に登場する「都鳥」は「ユリカモメ」を指すといわれています。ミヤコドリの名前の由来はよく判っていませんが、「都に住む鳥」という意味はないようです。

冬季になると全国の干潟や東京湾でミヤコドリの群れを見ることができますよ。特徴的なくちばしで器用に貝を食べる姿をぜひ観察してみてくださいね。