コシアカツバメの特徴は?生態や分布、鳴き声は?

コシアカツバメは、スズメ目ツバメ科の鳥類です。

その名の通り、腰の部分が赤いことが特徴です。生態はツバメに似ており、地方によっては巣の形から「トックリツバメ」とも呼ばれていますよ。

この記事では、コシアカツバメの特徴、生態、分布、鳴き声についてまとめました。

 

コシアカツバメの特徴は?

コシアカツバメ
大きさ17~20cm
外見の特徴ツバメよりも大きめ
赤褐色の腰

コシアカツバメの全長は17~20cmで、翼を広げた大きさは33cmほどです。

体上面は光沢がある黒い羽毛で覆われており、腰は赤褐色やオレンジ色をしています。体下面は白や薄い茶色を帯びており、羽の軸にそって黒褐色(黒みがかった茶色)のまだら模様が入っていますよ。下腹部は、赤褐色や淡いオレンジ色をしています。

尾の付け根の裏側は黒く、ツバメよりも太くて長めです。くちばしは黒く、瞳は褐色をしていますよ。

幼鳥は、しっぽが短く上面の羽毛の外縁は淡色をしています。

 

コシアカツバメの生態は?

コシアカツバメ

生態

  • 動物食
  • 繁殖
  • 巣を修繕

 

動物食

コシアカツバメは翼や尾を広げたまま、空中を滑るように飛びます。

食性は動物食で、その独特な飛び方を生かして空中を飛行する虫を食べていますよ。

 

繁殖

コシアカツバメは繁殖期である5~8月になると、小さな群れでつくった縄張り内で営巣します。

崖や民家の軒下・橋の下などの高所に、土と枯草を使って出入り口が細長くとっくり状をした巣を作りますよ。一腹卵数は4~5個で、14~20日の抱卵を経て孵化します。ヒナは生後23~25日で巣立っていきますよ。

 

巣を修繕する

コシアカツバメは、繁殖期につくった巣を、渡りの時期までねぐらとして使い続けます。

巣が古くなると、材料の泥団子をくわえてきて壊れたところの修繕をしますよ。ちなみに、縄張り内にある50個以上の巣のうちで使用するのは20個前後であり一部はスズメに乗っ取られてしまうようです。

 

コシアカツバメの分布は?どこに生息している?

コシアカツバメ

コシアカツバメは、アフリカ大陸中部・ユーラシア大陸・スリランカ・日本・フィリピンに分布しています。

夏季にヨーロッパ南部・中央アジアなどで繁殖し、冬季には東南アジアやインド・中国南部へ南下して越冬しますよ。

日本には繁殖のため夏以降に本州中部以西に訪れますが、国内の繁殖地は北へ拡大傾向にあるようです。河川や湖沼・田園地帯・市街・住宅地などいろいろなところに生息していますよ。

 

コシアカツバメの鳴き声は?

コシアカツバメ

コシアカツバメは、ツバメより濁った声で「ジュリリ、ジュリリ、チュー」というようにさえずります。地鳴きはさえずりよりもクリアかつ早口で「チュリリ、チュリリ、チュー」と鳴きますよ。

基本知識として「さえずり」は、主にオスの求愛や縄張りの宣伝・防御を意味しています。一方で「地鳴き」は季節やオスメスに関わらず、仲間とのコミュニケーションや警戒の意味をあらわしていますよ。

 

コシアカツバメを見られたらラッキー?

コシアカツバメ

コシアカツバメは地域性が高いためツバメのようにどこでも頻繁に見られるわけではありません。場所によっては珍鳥といわれるほどですよ。

もし、自宅付近などで「あ、ツバメっぽいな」と思った鳥がいたら、腰の部分をよく見てみてください。もしかしたら、コシアカツバメかもしれませんよ。