ミヤマホオジロの特徴は?生態や分布、鳴き声は?

ミヤマホオジロはスズメ目ホオジロ科の鳥類です。

体はスズメに似ていますが、派手な顔を持つエレガントな鳥です。興奮すると頭の冠羽が立つのでファンキーでツンデレ系な見た目になりますよ。

この記事では、ミヤマホオジロの特徴、生態、分布、鳴き声についてまとめました。

 

ミヤマホオジロの特徴は?

ミヤマホオジロ
大きさ約16cm
外見の特徴ファンキーな冠羽
黄色い眉斑
胸にある三角形の黒い模様(オス)

ミヤマホオジロの全長は16cmで、翼を広げた大きさはおよそ21cmです。

この鳥の最大の特徴は、オスとメスの頭にある「冠羽」です。興奮すると頭頂の羽毛が逆立つのでファンキーな外見になりますよ。

眼の上や喉は鮮やかな黄色をしており、くちばしの付け根から後頭部まで黒い線が入っています。しっぽの羽は褐色で、外側に白い模様がありますよ。腹部は白い羽毛でおおわれており、胸部に三角形の模様が入っています。

メスは、喉から胸部が薄い褐色で、腹部はくすんだ白色をしていますよ。

 

ミヤマホオジロの生態は?

ミヤマホオジロ

 

生態

  • 雑食
  • 臆病な性格
  • 繁殖

雑食

ミヤマホオジロは、植物食傾向の強い雑食です。「種子」「昆虫」「クモ類」などを地表で採食しますよ。

 

臆病な性格

ミヤマホオジロは、数羽から十数羽の集団で生活しています。同属のカシラダカやホオジロなどと群れを作ることもありますよ。

警戒心が強いデリケートな鳥なので、広い草地や農耕地の中央部や市街地などの開けた場所にはほとんど姿を見せません。公園でも見ることができますが、地上にいても危険を感じるとすぐに樹上へ飛んで逃げてしまいます。

 

繁殖

ミヤマホオジロの繁殖は日本ではほとんど確認されていません。

繁殖地であるロシアでは5~6月に繁殖を行います。コケや動物の毛を巣材として組み合わせて皿状の巣を樹上や草の根元に作り、1度に4~5個の卵を産みますよ。

 

ミヤマホオジロの分布は?どこに生息している?

ミヤマホオジロ

ミヤマホオジロは、ユーラシア大陸東部・日本・ロシア南東部に分布しています。

夏には中国や朝鮮半島などで繁殖し、冬には中国南部や日本・台湾へ南下して越冬しますよ。

日本には冬鳥として本州中部以西・四国・九州に渡り、低山地や平地の林・公園などに生息しています。

 

ミヤマホオジロの鳴き声は?

ミヤマホオジロ

ミヤマホオジロは「チッチッ」という地鳴きをします。

繁殖期になると、オスは早口で「チー、チュチュリ、チュルル、チィチュリ、チチ」というようなさえずりをしますよ。

ドラマなどで使用される定番の効果音で、天気の良い朝がきた際に聞こえる鳥の鳴き声がこれに近いですね。

 

日本でミヤマホオジロは珍しい?

ミヤマホオジロ

和名の「ミヤマ」は、山奥ではなく「遠隔地」を指しています。以前は朝鮮半島での繁殖が確認されていたものの、日本では確認されていなかった事が由来するといわれていますよ。

日本で見られるミヤマホオジロは、国際自然保護連合(IUCN)によって、埼玉県では準絶滅危惧種、滋賀県では希少種(環境省の準絶滅危惧種)に指定されています。