エゾビタキの特徴は?生態や分布、鳴き声は?

エゾビタキは、スズメ目ヒタキ科サメビタキ属に分類されている旅鳥です。

スズメよりも小型で、同属のサメビタキとはかなり似た見た目をしていますよ。

この記事ではエゾビタキの特徴、生態や分布、鳴き声についてまとめました。

 

エゾビタキの特徴は?

エゾビタキ
大きさ15cm
外見の特徴お腹にある黒い縦まだら
灰色みの強い茶色をした頭部~体上面
翼の付け根付近の羽縁は淡色

エゾビタキの大きさは全長約15㎝、翼開長(翼を広げた大きさ)約26㎝ほどの大きさです。スズメよりも少し小さめですが、エゾビタキによく似た「サメビタキ」「コサメビタキ」の中では最も大きいですよ。

オスとメスはほぼ同色で、背中は灰色、白い羽毛で覆われた腹にはくっきりとした茶色のしま模様が並んでいます。しっぽは背中よりもやや暗めの色をしていますよ。

翼はサメビタキ・コサメビタキよりも長く、先端はしっぽの半分程度まで達するほどの長さがあります。目の周りの羽毛はややくすんだ白色で、足は黒褐色(黒みがかった茶色)をしていますよ。

 

エゾビタキの生態は?

エゾビタキ

生態

  • 肉食性
  • やや開けた明るい林に生息

肉食性

食性は肉食性で、昆虫類などを主に食べます。

木のこずえから飛び立ち、弧を描くように飛んで空中で獲物を捕食して元の枝に戻る「フライングキャッチ」で採餌しますよ。秋の渡りの時はミズキの実を食べる事もあります。

 

やや開けた明るい林に生息

エゾビタキは平地から山地のやや開けた明るい林に生息していますが、市街地の公園でも観察する事ができますよ。

単独もしくは十数羽の群れを作って生活しています。

 

エゾビタキの分布は?どこに生息している?

エゾビタキ

エゾビタキは夏季にシベリア南部・サハリン・カムチャツカ半島南部などで繁殖し、冬季になると越冬するためにフィリピン・セレベス島・ニューギニアなどへ南下します。

日本には旅鳥として春と秋に通過しますが、一般的には秋の方がよく観察されますよ。

秋に観察しやすい理由としては、生まれて間もない幼鳥もいるので長く留まる必要があるからだといわれています。

 

エゾビタキの鳴き声は?

エゾビタキ

エゾビタキは他のサメビタキ属と同様に「ツィー」と、か細く鈍い声で鳴きます。

鳴き声はかなり小さく、またあまり鳴くことが無い鳥なので鳴き声を聞くことが出来たらラッキーですよ。

 

バードウォッチングは9~10月頃がおすすめ!

エゾビタキ

エゾビタキの観察は9~10月頃がおすすめです。

繁殖地と越冬地を行き来する際に日本を通過する旅鳥なので観察できる期間は短いですが、低い山地や平地の林だけでなく市街地や公園でも観察できる事がありますよ。

木々のてっぺんにいることが好きな鳥なので、桜並木などの枝先を探すと見つけやすいです。バードウォッチングをする時はぜひ参考にしてくださいね。