ホオアカの特徴は?生態や分布、鳴き声は?

ホオアカは、スズメ目ホオジロ科ホオジロ属に分類される漂鳥です。

近年では、開発による生息地の破壊やエサの減少などにより生存数が減少していますよ。

この記事ではホオアカの特徴や生態、分布、鳴き声についてまとめました。

 

ホオアカの特徴は?

ホオアカ
大きさ15~16.5cm
外見の特徴 赤いほっぺ
 胸元にある褐色の帯状斑
背中にある黒い縦斑

ホオアカは全長が15~16.5㎝で、体重が19~26gほどの大きさです。

最も特徴的な「赤いほっぺ」は、ホオアカという名前の由来にもなっていますよ。

夏羽は頭部が灰色、体上面は赤みがある褐色(黒みがかった茶色)で黒い縦斑があります。喉から体下面は白く、胸元には褐色の帯状斑がありますよ。冬羽になると全体に褐色みを帯びます。

オスとメスはほぼ同色ですが、メスはオスと比較すると色が薄いという特徴がありますよ。

 

ホオアカの生態は?

ホオアカ

生態

  • 雑食
  • 繁殖

雑食

ホオアカの食性は雑食性です。

主に地上で「昆虫類」「節足動物」「果実」「種子」を採餌しますよ。

 

繁殖

日本でのホオアカの繁殖期は5~7月で、ヤブや低い木の上に枯れた草を束ねて巣を作ります。

一度に3~6個の卵を生み、主にメスが行う約12日間の抱卵を経て孵化します。生まれたヒナはおよそ12日で巣立っていきますよ。

中部地方に住む個体は山地帯の高原で繁殖を行い、冬になると標高の低い暖かい場所に移動します。

 

ホオアカの分布は?どこに生息している?

ホオアカ

ホオアカは、インド・タイ・中国・朝鮮半島・日本・ベトナム・モンゴル・ロシア南東部などに生息しています。

中国北東部および南部・ヒマラヤ山脈西部・シベリア南東部・モンゴルで繁殖し、冬季には朝鮮半島南部から中国南部やインドシナ北部に移動して越冬の準備をしますよ。

日本には夏鳥として全国に渡来し、冬は本州西南部以南に分布します。「水田の刈跡」「畔」「農道」などで観察されますが、草の中にいることが多いので見つけにくい鳥ともいえますね。

 

ホオアカの鳴き声は?

ホオアカ

ホオアカの鳴き声は、ホオジロの鳴き声をやや濁らせた感じです。

「チョッ チィ チチュ チュチョリチチ」などとさえずり、求愛や縄張りの宣言を行います。「チッチッ」と地鳴きして仲間とコミュニケーションをとったり、危険を知らせたりすることもありますよ。

 

ホオアカは日本全国で観察できる

ホオアカ

ホオアカは、生息地が開発によって失われている事などから絶滅が危惧されている鳥類の1種です。

西日本では年間を通して観察することが出来ますが、北日本より北の地域では冬になると移動してしまうため夏の間しか観察する事ができません。

西日本以外に住んでいる方は、渡りの時期を狙ってバードウォッチングをしてみてくださいね。