アオジの特徴は?生態や分布、鳴き声は?

アオジはスズメ目ホオジロ科に属し、高原に住む代表的な野鳥として知られています。淡い黄色と緑色に黒い縁取りの翼を持つアオジは、自然に溶け込むのが上手です。その個体数は少なく、日本のいくつかの県では絶滅の懸念があるとされています。

今回の記事では、アオジの特徴や生態、分布、鳴き声についてまとめました。

 

アオジの特徴は?

アオジ1

大きさ

  • 約16cm

外見の特徴

  • 黄色と緑の羽毛
  • 目の周りは黒い

アオジの大きさは全長約16㎝で、スズメとほぼ同じです。足が細く胴体が大きいので、全体的にずんぐりとした外見が印象的です。

アオジの体色には、全体的に暗い印象を受けます。オスは頭が深緑色で、首からお腹にかけては黄色をしています。翼は赤茶色で、胸や脇には黒い縦じまがありますよ。目の周りからくちばしにかけては黒く、男らしい「いぶし銀」な顔つきが特徴的です。

メスは全身が暗い赤茶色で、スズメの外見とよく似ています。目の後方とあご付近には黄色い線があります。

 

アオジの生態は?

アオジ2

生態

  • 繁殖期は単独行動
  • 警戒心が強い

繁殖期は単独行動

非繁殖期のアオジは少数のグループを形成して集団で行動します。5~7月にかけての繁殖期にはオスは固有の縄張りを持つため、集団を離れて単独で行動をするようになります。

 

警戒心が強い

アオジはとても用心深い性格で、草むらや葉が覆い茂る木枝に隠れる習性があります。小さな体を守るための本能といえますね。

暗い印象の体色も、森の木々に紛れるために進化したものだという説もあります。人前に姿を見せることはかなりまれです。

 

アオジの分布は?どこに生息している?

アオジ3

主にアジアの寒冷地、山地などに分布し、日本では初夏のころ、主に東北地方や北海道の山地で繁殖します。冬になるとインドシナ半島やインド南部、日本では本州西部以南へ渡り、低木のある草地、薮、林などに住みつき冬を越します。

主食に植物の種子などを食べますが、時に小さな昆虫なども食べる雑食性です。繁殖には山地の低樹や地表に、植物の茎などを組み合わせた巣を作り産卵します。

 

アオジの鳴き声は?

地鳴きは「チッチッピロリ」「ピリョリッ」と高く鋭い声です。さえずるときは「キョ、キョピキョッ」「キョロ、キョロ、ピッ」など、ホオジロにも似た高く細い声で鳴きます。

ゆるやかなテンポで、まるで歌っているかのようですよ。

 

減少傾向にあるアオジ

アオジ4

全国的に見ることのできるアオジですが、いくつかの県ではレッドデータ(絶滅の懸念がある動物のリスト)に載る危惧種として指定されています。現在も個体数は減少傾向にあります。

「ノジコ」とも似ていますので見間違われることがよくあります。アオジは胸と脇に黒い縦じまがありますが、ノジコは脇だけにあります。ノジコは白いアイリングがありますので、見分けるポイントですよ。