ミサゴの特徴は?生態や分布、鳴き声は?

ミサゴはタカ目ミサゴ科に分類される大型の鳥類です。空中から急降下して魚を獲ることから、古くから「魚鷹(うおたか)」の異名を持っています。

英名は「オスプレイ」といい、あの有名な軍用機「オスプレイ」の語源にもなっています。この記事ではミサゴの特徴や生態、分布、鳴き声についてまとめました。

 

ミサゴの特徴は?

ミサゴ1
オスの大きさ50cm
メスの大きさ62cm
外見の特徴白い体毛
こげ茶色の羽毛
鋭く長い鉤爪

「頭」「胸」「足」が白色で、「背中」「翼」はこげ茶色で、2色の対照的な色合いが特徴的です。目から首の後ろまで黒い線が入っています。

羽毛は耐水性で、水中で狩猟するのに適したつくりです。

ミサゴの爪は長く鋭い鉤爪状をしているので、獲物をがっちりと掴むことができます。足の裏側に魚を捕らえるためのとげがあり、捕らえた獲物を弱らせるためのものだといわれています。

 

ミサゴの生態は?

ミサゴ2

生態

  • 魚食性
  • 獲物を見つけると急降下する
  • ホバリング

ミサゴはタカ目の中でも珍しい魚食性の鳥です。

普段は優雅に羽ばたくミサゴですが、魚を見つけると急降下して水中へ飛び込みます。鉤爪を使って水中で獲物をがっちりとつかみそのまま上空へと上昇します。獲物は巣へ戻ってから食べますよ。

獲物を獲る時や巣作りの時など、一定時間空中で停止するホバリングを行いますよ。

 

ミサゴの分布は?どこに生息している?

ミサゴ3

ミサゴはユーラシア大陸、アフリカ大陸、北アメリカ大陸、オーストラリア大陸の寒帯地域以外に暮らしており、日本では全国的に見ることができますよ。繁殖後は、冬越しのために南アメリカ大陸、アフリカ大陸、アジア地域へと大規模な渡りを行います。

日本では全国各地で見ることのできるミサゴですが、北日本などに生息する個体は晩秋の頃に南下していくため夏鳥として知られています。

これらの地域にある大きな湖、河川、海辺、岩場のある海岸などに枝を積み上げて巣作りし、ヒナを育てます。

通常は1羽、つがいになると2羽で行動するミサゴですが、越冬の頃は集団で南下する姿が目撃されています。その姿は遠目にはカモメのようにも見えることもあり、勘違いされることもあるようです。

 

ミサゴの鳴き声は?

ミサゴは細く短い声で「ヒョッヒョッヒョッ」、「ピィ、ピィ」と鳴きます。長く続けて鳴くことはありません。

 

古くから知られるミサゴ

ミサゴ4

日本書紀には「覚賀鳥」と記されており、日本人にも古くから知られていたようです。

獲物を見つけ水中に飛び込むスピードは、時速130kmといわれています。ダイナミックに急降下するその姿はもはや芸術の域に達しているといえますよ。