セグロセキレイの特徴は?生態や分布、鳴き声は?

セグロセキレイは、スズメ目セキレイ科に分類される日本固有種の鳥です。

白黒はっきりとした色合いで、その名の通り「背黒」が特徴ですが、飛行中の姿を下から見ると白い鳥に見えます。しっぽを上下にフリフリしながら歩く姿がとても可愛らしいですよ。

今回の記事ではセグロセキレイの特徴や生態、分布、鳴き声についてまとめました。

 

セグロセキレイの特徴は?

セグロセキレイ
大きさ20~22cm
外見の特徴背中が黒い
額が白くなっている

セグロセキレイの全長は20~22cmで、翼を広げた大きさは約30cmになります。

その名の通り、背中が黒くなっているのが最大の特徴ですね。成鳥は頭部から喉・背・羽の上面までが黒色で、額と胸部から腹部・翼・羽の下面が白色をしています。白と黒の境目がはっきりしていているので、シンプルな色合いのコントラストが美しい鳥ですよ。

オスとメスはほぼ同色ですが、メスは色がやや薄く、黒い部分は少しグレーっぽくなっています。

幼鳥は黒い部分が灰色を帯びていますが、成長と共に白黒がはっきりと濃くなっていきますよ。

 

セグロセキレイの生態は?

セグロセキレイ

生態

  • 高い縄張り意識
  • 水辺に依存した雑食性
  • 繁殖

 

縄張り意識が高い

1年を通して水辺周辺で生活しており、単独かつがいで縄張りを持って行動しています。

縄張り意識がとても強いので、ほかのセキレイ種などを追いかけまわすような縄張り争いがよく見られますね。夜は近隣の森などをねぐらにしていますよ。

 

水辺に依存した雑食性

食性は雑食性で、水辺で採食することがほとんどです。水辺や畑などに降りて長いしっぽを上下に振りながら歩き、水中や岩陰・土中などにすむ「昆虫類」や「クモ」「ミミズ」などを主に捕食しますよ。

また、飛んでいる虫をフライングキャッチするほかに壁面に留まっている「ガ」をホバリングして捕まえることもあります。

 

繁殖

繁殖期は3~7月で、年に1~2回繁殖を行います。

川岸の植物や岩の下・崖地の陰などに枯草などを敷いてお椀型の巣を作りますよ。

1回に4~6個の卵を産み、主にメスが行う約11~13日の抱卵を経て孵化します。ヒナは孵化してからおよそ2週間ほどで巣立ちを迎えますよ。

 

セグロセキレイの分布は?どこに生息している?

セグロセキレイ

セグロセキレイは日本全国で見ることのできる漂鳥・留鳥です。

日本固有種ですが、日本周辺の地域でも観察記録がありますよ。ロシア沿海地方沿岸部・朝鮮半島・台湾・中国北部沿岸部などでも、まれに繁殖することがあります。

主に水辺で生活していますが、水辺近くの畑や市街地などにも姿を現します。瀬戸内海の大きな河川の少ない地域では、海岸沿いの堤防や波消しブロック上・干潟や砂浜でも多く見られますよ。

 

セグロセキレイの鳴き声は?

セグロセキレイ

上下に揺れ波型を描くように飛行しながら、にごった声で「ジジッ、ジジッ」などと地鳴きをして仲間とのコミュニケーションや警戒の伝達を行います。

オスは求愛や縄張りを守る時には、にごった声で「ジュピ、ジュピ」と鳴きますよ。

 

海外のバードウォチャーにも人気?

セグロセキレイ

日本で見られるセキレイ科は「キセキレイ」「ハクセキレイ」そして「セグロセキレイ」の3種です。

セグロセキレイは日本特有種ということもあり、海外のバードウォッチャーにも人気です。際立つ白と黒の色彩感がシンプルかつスタイリッシュで、日本の芸術的な魅力をかもし出しているのかもしれませんね。

バードウォッチングは、自然の神秘や野鳥の生態を直接学ぶことができます。野鳥を脅かさないように、また環境を壊さないようにして自然と向き合うことが望ましいですね。