キセキレイの特徴は?生態や分布、鳴き声は?

キセキレイは、スズメの仲間であるセキレイの一種です。

胴体ほどもある長いしっぽをいつも上下にフリフリさせている姿がとても可愛らしい鳥ですよ。この姿から「石たたき」や「庭たたき」とも呼ばれることもあります。

この記事では、キセキレイの特徴、生態、分布、鳴き声についてまとめました。

 

キセキレイの特徴は?

キセキレイ
大きさ20cm
外見の特徴長いしっぽ
黄色い胸とお腹

キセキレイの全長は20cmほどです。

細身の体をしており、長いしっぽは全長の半分もありますよ。頭から肩と背中にかけては灰色で、目の上の白い線は眉毛のようになっています。

胸から腹部にかけては名前の由来でもある黄色をしており、ほかのセキレイと見分ける最大の特徴といえますね。繁殖期の夏になると、黄色がより鮮明になり、オスは喉が黒くなりますよ。

オスとメスはほぼ同色ですがオスのほうが若干色が濃いですね。彩色のはっきりとした境目はないですが、グラデーションが美しい鳥ですよ。

 

キセキレイの生態は?

キセキレイ

生態

  • 単独かつがいで行動
  • 縄張り意識が高いオス
  • 繁殖
  • 動物食

単独かつがいで行動

夏は渓流沿いなどを好み、雪の積もるような地方に住む個体は冬になると暖かい地方に移動します。

冬は単独行動ですが、夏はつがいを作るようになり縄張りを分散させていますよ。

 

縄張り意識が高いオス

キセキレイのオスは縄張り意識が強く、同類のセキレイたちを追いかけまわして争う攻撃的な一面もあります。

 

繁殖

繁殖期である4~8月になると、崖のくぼみや枝の茂み・民家の軒下などで営巣します。

枯れ草や植物の根を皿状に敷いて作った巣に、4~6個の卵を産みますよ。オスとメスが交代で行う約2週間の抱卵を経て孵化、ヒナは生後11~13日で巣立ちを迎えます。

 

動物食

キセキレイの食性は動物食です。日中は、トレードマークの尾羽を振りながら水辺を歩き、水中や岩陰などにいる昆虫類やクモ類を捕食します。飛んでいる昆虫を捕まえる「フライングキャッチ」をすることもありますよ。

 

キセキレイの分布は?どこに生息している?

キセキレイ

キセキレイはユーラシア大陸・アフリカ中部から南部にかけて分布しています。

日本では九州以北にいる留鳥・漂鳥です。平地から高山までの水辺に生息し、特に渓流に沿って生活していますよ。

 

キセキレイの鳴き声は?

キセキレイ

キセキレイは「チチン、チチン」や「チチッチチッ」という地鳴きで仲間とコミュニケーションを取ります。同類のハクセキレイにも似た地鳴きですが、やや高音ですよ。

また、「チチチチチチ」と連続的に3秒ほどの長いさえずりをすることもあります。見晴らしのいい場所に30分以上とどまり、3~4羽で複雑なハーモニーを奏でることで縄張りの宣伝をしているといわれていますよ。

 

キセキレイは意外にも観察しやすい?

キセキレイ

ハクセキレイよりも警戒心が強いキセキレイですが、市街地などにも現れるので比較的容易に見ることができる品種です。

しかしながら、生命力に優れた鳥にも関わらず個体数が少なくスズメのように頻繁に見られるほどではありません。水辺で可愛らしい地鳴きが聞こえたら、そっと野鳥を探してみて下さい。黄色が美しいキセキレイがいるかもしれませんよ。