オジロワシの特徴は?生態や分布、鳴き声は?

天然記念物であるオジロワシは、タカ科オジロワシ属に分類される留鳥・冬鳥です。

オジロワシという名前は、成鳥に見られる純白のしっぽに由来していますよ。

この記事では、オジロワシの特徴、生態や分布、鳴き声についてまとめました。ぜひ参考にしてくださいね。

 

オジロワシの特徴は?

オジロワシ1
大きさオス: 80cm
メス: 94cm
外見の特徴全身褐色の体色
黄色いくちばし
黄色い虹彩
白く、穏やかなくさび形をしたしっぽ

オジロワシの大きさはオスが約80cm・メスが94cmで、翼開長(翼を広げた大きさ)は180~220cmほどです。オオワシに次ぐ大型の鳥類ですよ。

オスとメスは同色で、成鳥は全身褐色(黒みがかった茶色)をしています。ただ、頭部から胸にかけてと雨覆(風切・小翼羽以外の翼)は淡い色をしていて、下腹と風切(翼の一部)はやや色が濃くなっています。くちばし・足・虹彩は黄色で、白いしっぽは緩やかなくさび形をしていますよ。

幼鳥はほぼ全身が褐色の毛色に覆われていますが、体全体に白い羽毛が目立ちます。瞳は褐色でくちばしは黒いという特徴がありますが、成長と共に全身の斑紋は消え、瞳とくちばしは黄色みを帯びてきますよ。

 

オジロワシの生態は?

オジロワシ2

生態

  • 雑食性
  • 単独行動
  • 繁殖

雑食性

オジロワシの食性は、雑食性です。

「魚類」を主に食べますが「鳥類」「哺乳類」「動物の死骸」などを食べることもありますよ。獲物が水面付近にいる場合は、タカ科の得意技である急降下をして捕食します。

 

単独行動

冬季には群れを作ることもありますが、基本的には「海岸」「河川」「湖沼」などで単独かペアで生活しています。

単独で飛んでいる時にカラスに襲われたり餌をとられることも多いですが、獰猛な性格ではないので反撃することは少ないですよ。

 

繁殖

オジロワシは繁殖期である3~4月になると、高木の樹上や断崖に木の枝を組み合わせて巣を作ります。

1回に2個の卵を産み、主にメスが行う38日間の抱卵を経て孵化しますよ。ヒナは孵化後、約70~75日で飛べるようになり、さらに35~40日後にようやく独立します。ヒナは孵化してから性成熟するまで5~6年かかるといわれていますよ。

 

オジロワシの分布は?どこに生息している?

オジロワシ3
オジロワシは「ユーラシア大陸」「ヨーロッパ」「日本を含む東・西アジア」に分布しています。

ユーラシア大陸北部で繁殖し、中国東部・ペルシャ湾周辺に南下して越冬しますよ。

日本には冬鳥として本州よりも北の地域に渡来し、「海岸」「湖沼」「大きな河川」などに生息しています。北海道の東部は繁殖地になっていますよ。

 

オジロワシの鳴き声は?

オジロワシ5
オジロワシは、「ピィー」「ガッガッ」「カッカッカッ」などと季節・性別・年齢に関係なく地鳴きをします。

仲間とのコミュニケーションや、警戒の連絡を取っていると考えられていますよ。

 

絶滅から守るためにも個人で出来ることから始めよう!

オジロワシ4
オジロワシは絶滅危惧種に指定されています。

都市開発による生息地の減少や温暖化などの環境変化の影響、狩猟で使用された散弾の鉛による鉛中毒、電線での感電や風力発電での追突事故などによって個体数が減少していますよ。

動植物の絶滅は元を辿れば全て人間の責任です。動物を守るためにも我々の生活や環境を一人ひとりが見直す必要があるといえますね。