サシバの特徴は?生態や分布、鳴き声は?

サシバはタカ目タカ科サシバ属に分類されるタカの仲間です。「大扇」の別名でも知られる鳥ですね。鷹の渡りを見せる代表的な鳥でもありますよ。

この記事ではサシバの特徴や生態、分布、鳴き声についてまとめました。

 

サシバの特徴は?

サシバ
大きさ47~51cm
外見の特徴灰色がかった茶色の頭
赤茶色の体上面・胸

サシバの全長はオスが約47㎝、メスが約51㎝の鳥です。メスの方がやや大きいですよ。翼開長(翼を広げた大きさ)は105~115㎝の大きさになります。

オスの頭部は灰色みを帯びた茶色で、目の上の白い眉斑はあまりはっきりとしていません。眉斑は個体によってないものもいますね。体上面と胸は赤茶色をしていて、喉は白く中央に黒い縦線があります。

メスの眉斑がオスよりも明瞭となっていて、胸から腹にかけて淡い茶色の横じまがあります。稀に全身がこげ茶色の個体も観察される事がありますよ。

 

サシバの生態は?

サシバ

生態

  • 雑食
  • 渡り鳥
  • 繁殖

雑食

サシバの食性は雑食です。主な餌はヘビ、トカゲ、カエルといった小動物やセミ、バッタなどの昆虫類ですよ。稀にネズミや小型の鳥などを捕食する事もあります。多くの場合、人里近くに現れて水田などで狩猟を行います。

 

渡り鳥

サシバは渡り鳥の一種で、秋の渡りは9月初め頃にあり、渡りの際には非常に大きな群れを作ります。渥美半島の伊良湖岬や、鹿児島県の佐多岬ではサシバの大規模な渡りを観察する事ができますよ。一方、春の渡りの際には大きな群れを作る事はありません。

 

繁殖

サシバは3月下旬から4月上旬にかけて渡来します。渡来するとすぐに繁殖行動を始めて、4月中旬~5月上旬にかけて産卵して抱卵に入ります。

巣はアカマツやスギなどの針葉樹に作る事は多いですが、広葉樹に作る事もあります。一回に2~3個の卵を産み、抱卵期間は約1か月です。ヒナは孵化後36日前後で巣立ちます。

繁殖期のサシバの行動範囲は巣から500~600m程度で、あまり広い行動範囲をする事はありません。

 

サシバの分布は?どこに生息している?

サシバ

サシバは中国北部・朝鮮半島・日本で繁殖し、秋には沖縄・南西諸島を経由して東南アジアやニューギニアで冬を越します。一部は沖縄や南西諸島で冬を越す事もあります。

日本には4月頃に渡ってくる「夏鳥」として知られ、本州・四国・九州に渡来し、標高1000m以下の山地の林で繁殖します。

 

サシバの鳴き声は?

サシバは、「ピックイー」とよく通る声で、頻繁に鳴く鳥として知られます。

 

渡りの姿は圧巻!

サシバ

サシバは春にかけて日本に渡来する渡り鳥で、大群で渡る姿は非常に圧巻です。

ぜひ、伊良湖岬や佐多岬に出かけ渡りを観察することをおすすめしますよ。