ツツドリの特徴は?生態や分布、鳴き声は?

ツツドリはカッコウ目カッコウ科の夏鳥です。

カッコウ、ホトトギスと並んで鳴き声に特徴がある鳥としても知られていますよ。

今回の記事ではツツドリの特徴や生態、分布、鳴き声についてまとめました。ぜひ参考にしてくださいね。

 

ツツドリの特徴は?

ツツドリ

大きさ

  • 33cm

外見の特徴

  • スマートな体系
  • 青灰色の背中と胸
  • お腹にある9~11本の横斑
  • 黒褐色で基部は黄色味がある嘴

ツツドリの全長は約33㎝前後、翼を広げた大きさ(翼開長)の大きさは56cmほどです。ホトトギスよりひと回り大きく、カッコウよりは小さいですよ。キジバトと同じくらいですね。

体型はスマートで背中と胸は青灰色、白くなっているお腹には横斑があります。目は褐色で、目の周りには黄色く細い縁取りがありますよ。尾羽は長く、白斑が入っているのも特徴的です。

カッコウと似た外見をしていますが、横斑の太さで判別することが出来ますよ。横斑が太ければツツドリ、横斑が細ければカッコウなのでぜひ違いを観察してみてくださいね。

 

ツツドリの生態は?

ツツドリ

生態

  • 昆虫食
  • 托卵
  • あまり姿を見せない

 

昆虫食

ツツドリの食性は昆虫食で、主に樹上の昆虫や幼虫を捕食します。特に毛虫を好んで食べますよ。

 

托卵

ツツドリのメスは、自分の卵を他の野鳥の巣に産んで育ててもらう「托卵(たくらん)」と呼ばれる行為をします。

主にセンダイムシクイの巣に産卵しますが、ツツドリの卵はセンダイムシクイの卵よりも先にふ化するので、ヒナはふ化すると巣にある他の卵を外に落としますよ。そのため、仮親となったセンダイムシクイがツツドリのヒナに餌を与えて育てます。

「托卵」をする鳥としては他に「メジロ」や「ウグイス」といった野鳥が知られていますよ。

 

卵の色が変わる?

ツツドリは「托卵」する鳥の卵に合わせて、自分の卵の色を変えます。

センダイムシクイに「托卵」するときの卵は、白色か淡色に斑点があります。北海道でウグイスに「托卵」するツツドリは、ウグイスの卵の色にそっくりな茶色の卵を産みますよ。

 

姿を見せない鳥

ツツドリは葉の茂った木々にいるため、鳴き声は聞こえても姿を見るのが難しい鳥としても知られています。

ただ、「秋の渡り」の時期には住宅街や公園などにある桜の木で毛虫を食べている姿を見ることも多いですよ。

 

ツツドリの分布は?どこに生息している?

ツツドリ
ツツドリはシベリアから中国南部にかけてとヒマラヤ地方で繁殖、東南アジアからオーストラリア北部にかけての地域で越冬する夏鳥です。

日本では四国以北、本州、北海道に生息しています。

主にセンダイムシクイに托卵するので落葉広葉樹林にいることが多いですが、「春と秋の渡り」の時期になると住宅地や公園、寺社といった木のある場所にも姿を現しますよ。

 

ツツドリの鳴き声は?

地鳴きやメスの鳴き声は「ピピピ…」と聞こえるように鳴きますが、繁殖期のオスは「ポポ、ポポ」と繰り返し鳴きます。

ツツドリという名前も、鳴き声が筒を叩く音に似ていることに由来していますよ。

 

渡りの時期に観察してみよう!

ツツドリ
ツツドリは山地の森林内に生息していることが多いので姿を見かける機会は少ないですが、渡りの時期になると都心部にある公園などでも観察することができます。

鳴き声に特徴がある鳥なので、渡りの時期になったら観察してみると面白いですよ。