シメの特徴は?生態や分布、鳴き声は?

シメは、スズメ目アトリ科シメ属の冬鳥です。

くちばしが蠟(ろう)のような色をしていることから、別名「蝋嘴鳥(ろうしょうちょう)」とも呼ばれていますよ。

この記事では、シメの特徴、生態、分布、鳴き声をまとめました。

 

シメの特徴は?

シメ4

大きさ

  • 19cm

外見の特徴

  • ずんぐりむっくりした体型
  • 鋭い目つき
  • 肉色をした太い嘴
  • 短い尾

シメは全長19cmほどで、スズメよりも大きくヒバリと同じくらいの大きさです。

「ずんぐりむっくりした体型」「鋭い目つき」「肉色をした太い嘴」「短い尾」が特徴的です。

オスは頭部が赤褐色で目の先から喉にかけてが黒くなっています。体下面は淡い灰色になっていますよ。側頸・後頸・腰は灰色で、背中は焦げ茶色になっています。大雨覆は白色で、風切は濃紺で基部に白斑があり、一部先端が角ばっていますよ。

メスはオスに比べると全体的に色が淡く、頭部は赤みが無い褐色をしています。風切羽の一部が淡灰色をしていますよ。

 

シメの生態は?

シメ3

生態

  • 雑食
  • 繁殖
  • 渡り

雑食

シメの食性は雑食です。

30kg以上もの力を加えることができる嘴で「エノキ」「ムクノキ」「カエデ」「ヤマハゼ」などの硬い種子を割り、中身だけを食べていますよ。

繁殖期には甲虫類なども積極的についばみます。

 

繁殖

シメは繁殖期である5~6月になると木の枝の上に営巣します。枯草や植物の根を用いて浅いカップ型の巣を作りますよ。

一腹卵数は3~6個で、約2週間のメスによる抱卵期間を経てヒナは孵化します。育ヒナはオスとメスで行い、ヒナは約10~11日で巣立っていきますよ。

 

渡り

シメは季節によって棲む地域を替える渡りをします。普段は単独か小さな群れで行動することが多いですが、渡る時のみ大群になりますよ。

日本では北海道で繁殖し、秋になると本州に渡ります。シメは漂鳥に区分されているため本来は日本国内を渡り繁殖する鳥ですが、冬になると海外から渡来してくることもあります。

 

シメの分布は?どこに生息している?

シメ5
シメは、ユーラシア大陸のヨーロッパから中央アジア、東アジアの緯度に一致する地域とアフリカ大陸北西部の一部地域に分布します。

日本国内では漂鳥または冬鳥として全国的に生息していますよ。主に平地から山地の「落葉広葉樹林」や「雑木林」にいることが多いですが、市街地の公園や人家の庭でも見ることができます。

 

シメの鳴き声は?

シメ2
シメは「チチッ」「ツイリリーッツー」と他のアトリ科の鳥と比べると鋭い声で地鳴きしますよ。飛びながら、「キィー」と鳴くこともあります。

極めてまれですが、「チッチッチー ピッピッピー ツィチッ」などとさえずることもありますよ。

 

餌台や鳥小屋を作って観察してみよう!

シメ1
シメは我々にとってスズメと同じくらい身近な鳥類です。さほど警戒心も強くないので、人が作った餌台や鳥小屋、ベランダなどにもよく顔を出してくれますよ。

野鳥のために餌場を作ってあげることは心優しいおもてなしですが、訪れた野鳥を脅かさないように注意しながら観察するようにしてくださいね。