アオバズクの特徴は?生態や分布、鳴き声は?

アオバズクは、フクロウ目フクロウ科アオバズク属の夏鳥です。

睨みを利かせたしかめ面が逆に可愛い中型のフクロウで、我々日本人にとっては最も身近な種類でもありますよ。

この記事では、アオバズクの特徴、生態、分布、鳴き声をまとめました。

 

アオバズクの特徴は?

アオバズク3

大きさ

  • 27~30cm

外見の特徴

  • 真ん丸な坊主頭
  • 黄色い虹彩
  • お腹にある太い縦斑

アオバズクの全長は27~30.5cm、翼開長は60~70.5cmほどです。鳩と同じくらいの大きさですよ。

「真ん丸な坊主頭(頭部に羽角がない)」「黄色い虹彩」「お腹にある太い縦斑」が特徴的です。

オスメス同色で、頭部から体上面は茶色です。光の当たり加減によっては赤みがかって見えることもありますよ。体下面は白く、茶色の太い縦斑があります。茶色い翼は細長く、尾羽は茶色で黒い横斑が入っていますよ。嘴は黒く、虹彩と足は黄色くなっていますよ。

 

アオバズクの生態は?

アオバズク1

生態

  • 動物食
  • 繁殖
  • 夜行性

 

動物食

アオバズクの食性は動物食です。

主に「セミ類」や「カブトムシ」などの昆虫を捕食することが多いですが、両生類や爬虫類、小型の鳥類、小型哺乳類なども食べますよ。

 

繁殖

アオバズクは夏の繁殖期になると、樹洞に巣を作り1回に2~5個の卵を産みます。材木積みや石積みの隙間などに作ったり、巣箱を利用することもありますよ。

約25日間のメスのみによる抱卵を経て卵は孵化します。ヒナは、およそ28日で巣立ちを迎え徐々に周辺の林へ移動していきますよ。

 

 

夜行性

アオバズクは夜行性です。

昼間は林内で休んでいることが多いですが、視野の広い場所に留まっていることが多いので比較的見つけやすいですよ。

 

アオバズクの分布は?どこに生息している?

アオバズク4
アオバズクは主にアジア地域とロシア南東部に分布しています。

夏に中国、日本、朝鮮半島、ウスリーで繁殖を行い、寒くなると東南アジアへ南下し越冬します。インドやスリランカ、中国南部、東南アジアでは周年生息していますよ。

日本では夏鳥として全国に分布しますが、個体数は少ないですね。九州北部では、亜種アオバズクが繁殖のために飛来します。奄美大島以南の南西諸島には、亜種リュウチョウ(留鳥)アオバズクとして周年生息していますよ。

平地から低山地にかけての森林や農耕地に多く、越冬地ではマングローブ林などでも見られます。

 

アオバズクの鳴き声は?

アオバズク5
アオバズクは、「ホッホー、ホッホー」と2回ずつ規則正しく繰り返し鳴きます。

この鳴き声はアオバズク特有で、ほかのフクロウはもっと低い声で「ゴロスケ、ホッホー」と鳴きますよ。

 

アオバズクを守るためにも、個人ができることから始めよう!

アオバズク2
山口県では、アオバズクは準絶滅危惧種となっています。人間の環境破壊による、アオバズクの生息地消失・悪化などが影響していると考えられますよ。

エコ活動の声が高まる現代ですが、地球温暖化が失速するほどの結果がなかなか得られないのが現状です。「誰かがやる」「些細な活動をやったって意味が無い」ではなく、「チリも積もれば山となる」の精神で日々一人ひとりが心がけ少しずつでも環境再生に繋げられることが望ましいです。