サンコウチョウの特徴は?生態や分布、鳴き声は?

サンコウチョウは、スズメ目カササギヒタキ科サンコウチョウ属の夏鳥です。 非常に長いオスの尾羽とコバルトブルーのアイリングが魅力的で、一度見たら忘れられない強烈な印象を与える鳥ですよ。

この記事ではサンコウチョウの生態や分布、鳴き声についてまとめました。  

 

サンコウチョウの特徴は?

サンコウチョウ3

大きさ

  • 雄:45cm
  • 雌:18cm

外見の特徴

  • コバルトブルー色の嘴
  • コバルトブルー色のアイリング
  • オスの長い尾羽

全長はオスが45cm前後、メスが18cm前後で体重は17~22gほど、翼開長(羽を広げた状態)は約28cmほどです。 サンコウチョウのオスは「頭」「胸」「脇」が黒紫色で、背中が紫黒色から赤褐色をしています。お腹は白色で黒色の尾は非常に長くなっていますよ。 頭には冠羽があり、嘴と目のアイリングはコバルトブルーです。 メスは頭と胸が黒色から暗灰色で、背中と尾は赤褐色です。嘴とアイリングはオスと同じで、コバルトブルーですよ。  

 

サンコウチョウの生態は?

サンコウチョウ1

生態

  • 昆虫食
  • 縄張り争い
  • 繁殖

昆虫食

サンコウチョウの食性は、昆虫食です。 林の中で枝移りしながら、飛翔する「ハエ」「ハチ」「蝶」などを空中で捕食しますよ。

 

縄張り争い

夏鳥であるサンコウチョウは、日本にやってくるとすぐに縄張り争いを始めますよ。 オスは興奮すると、後頭の冠羽を逆立ててライバルと激しくさえずりあいます。

 

繁殖

サンコウチョウは5月下旬ごろになると、地上1.5~数十mほどの高さにある葉の無い樹上の細枝に営巣します。 「スギ」や「ヒノキ」の樹皮、「コケ類」にクモの糸をしっかりと絡ませてカップ状の巣を作りますよ。 一腹卵数は3~5個で卵を1日1卵ずつ産みます。約12~14日のオスとメスによる抱卵を経て孵化しますよ。育ヒナはオスとメスが共同で行い、孵化後約10~12日で巣立っていきますが、巣立ち後もしばらくは両親と一緒に生活します。 もし、抱卵中に蛇などの天敵に襲われて卵が捕食されてしまった場合は巣を放棄して縄張り内の別の場所に巣を新しく作り再繁殖しますよ。

 

サンコウチョウの分布は?どこに生息している?

サンコウチョウ5 サンコウチョウは、日本、台湾、フィリピンにあるミンダナオ島とバタン島に分布しています。 日本には、5月ごろに夏鳥として渡来し繁殖しますよ。日本で繁殖した個体の多くは、冬季に中国南部からインドシナ半島やスマトラへ渡り越冬します。 本州から九州にかけての「山地の落葉広葉樹林」「 スギ林」「雑木林に」生息していますよ。特に中層部に空間のある林を好むといわれています。  

 

サンコウチョウの鳴き声は?

サンコウチョウ2 サンコウチョウは、「ツキ、ヒ、ホシ、ホイホイホイ」と良く通る声で鳴きます。 さえずりの「ホイ」は3回とは限らず、中には10回前後鳴く個体もいますよ。さえずる前やさえずりの間に「ギッ、ギッ」と濁った声で鳴くことでも知られています。 ちなみに、サンコウチョウという名前はさえずりが「ツキ、ヒ、ホシ、ホイホイホイ」と聞きなされるため、「月、日、星」で3つの光の鳥という意味で三光鳥と名付けられました。  

 

春や秋の渡りの時期に観察してみよう!

サンコウチョウ4 スギ林など暗い場所にいることが多いサンコウチョウですが、鳴き声が「ツキ、ヒ、ホシ、ホイホイホイ」と特徴的なので意外と簡単に見つけることができますよ。 春や秋の渡りの時期には、都市部の公園に姿を現すこともあるので是非観察してみてくださいね。