ヤマガラの特徴は?生態や分布、鳴き声は?

ヤマガラは、スズメ目シジュウカラ科シジュウカラ属に分類される留鳥・漂鳥です。

野鳥の中では珍しく人を余り恐れない鳥なので、観察しやすいですよ。

この記事ではヤマガラの特徴や生態、分布、鳴き声についてまとめました。

 

ヤマガラの特徴は?

ヤマガラ3

大きさ

  • 14cm

外見の特徴

  • 白(黄色)と黒のツートンカラーになっている頭部
  • 橙褐色の体下面
  • 青灰色の翼と尾羽

ヤマガラの大きさは全長14cm、翼開長は22cmほどです。スズメと同じくらいの大きさですね。

オスとメスは同色で、頭部は白(黄色)と黒のツートンカラーになっています。頭頂から後頸にかけて白い縦斑がありますよ。

喉と額から後ろ頸にかけては黒くなっており、背中の上側と体下面は橙褐色をしています。翼と尾羽は青灰色です。嘴は黒く、足は鉛色をしていますよ。

 

ヤマガラの生態は?

ヤマガラ5

生態

  • 雑食
  • 貯食行動
  • 繁殖

 

雑食

ヤマガラの食性は雑食です。

夏には「昆虫」などの動物質を食べますが、冬には主に「果実」を食べますよ。

春から秋にかけては、葉の裏や枝を移動しながら葉の茂みにいる「ガの幼虫」や「イモムシ」などを捕食している姿を見ることができます。

 

エゴノキが大好き!

ヤマガラはエゴノキを好む鳥です。

10月を過ぎると、木にぶら下がりながらエゴノキの果実を取っているヤマガラの姿を見かけることが多くなりますよ。

エゴノキの実は非常に硬いのですが、ヤマガラは果実を両足で器用に挟んで嘴でつつき割って有毒な果皮を取り除いてから種子だけを食べます。

 

貯食行動

ヤマガラは秋になるとドングリや針葉樹の種子などを木の幹や大枝の樹皮の割れ目、倒木の朽ちた部分などに貯蔵する習性があります。

この習性は多くの植物の種子拡散にも役立っていますよ。

 

繁殖

ヤマガラは繁殖期である4月~7月頃になると、樹洞やキツツキの古巣などの穴で営巣します。コケなどを組み合わせ、獣毛などを敷いた皿状の巣を作りますよ。

一腹卵数は3~8個で、約12~14日のメスによる抱卵期間を経て孵化します。ヒナは孵化してから18~20日で巣立っていきますよ。

 

ヤマガラの分布は?どこに生息している?

ヤマガラ1
ヤマガラは、東アジア(日本、中国、朝鮮半島、台湾など)に分布しています。

日本では小笠原諸島を除く全国に分布しており、留鳥として繁殖していますよ。主に低山の森林に生息していますが、市街地の公園などで見かけることもあります。

 

ヤマガラの鳴き声は?

ヤマガラ4
ヤマガラは、「ツイッ、ツイッ、ニーニー」「ビィービィービィー」と鼻にかかったような声で地鳴きします。

さえずりは「ツーツーピー、ツーツーピー」と繰り返しゆっくりした鳴き方をしますよ。

 

 手乗りで餌を与えることが出来るかも!

ヤマガラ2
ヤマガラは警戒心が薄く人にも懐きやすいので、観察しやすい鳥です。

手のひらにピーナッツやアーモンド、クルミなどを乗せておくと餌を直接取りに来てくれることもありますよ。

人慣れしている個体が多いですが、観察するときは驚かさないように注意するようにしてくださいね。