ハクセキレイの特徴は?生態や分布、鳴き声は?

ハクセキレイはスズメ目セキレイ科に分類される野鳥です。世界中に広く分布する「タイリクハクセキレイ」の亜種の一種で、亜種の中では大きい部類に分類されます。「過眼線」と呼ばれる、目を通る細く黒い線が特徴的ですよ。

この記事ではハクセキレイの特徴や生態、分布、鳴き声についてまとめました。

 

ハクセキレイの特徴は?

ハクセキレイ 出典:http://www.hokusetsu-ikimono.com
大きさ21cm
外見の特徴黒い体上面
白いお腹・翼・顔
黒い胸部
長いしっぽ

ハクセキレイは大きさ21cmほどの鳥で、ムクドリより少し小さく細身です。

頭から背中は黒色か灰色をしています。お腹と翼は大部分が白色になっていて、胸部は黒色ですよ。メスはオスより体上面の色が薄く、オスも冬になると淡い色合いになります。

顔は白色で、目を通る黒い「過眼線」が特徴的です。ハクセキレイはその下が真っ白になっていますが、同じセキレイ科の「セグロセキレイ」は頬も黒色をしています。長いしっぽも特徴的ですね。

 

ハクセキレイの生態は?

ハクセキレイ 出典:http://f.hatena.ne.jp

生態

  • 夏はスリム、冬はまるく
  • しっぽを上下に振る
  • 繁殖

夏はスリム、冬はまるく

夏はスリムな体系ですが、冬は寒さをしのぐため、まるみを帯びた体型になります。ちょうど人が寒さのために、首をすくめるのと同じですね。

 

しっぽを上下に振る

他のセキレイ科の鳥と同じく、ハクセキレイもしっぽを上下に振るしぐさをします。これはセキレイ独特のしぐさですね。ハクセキレイの英名は「Japanese Pied Wagtail」と言いますが、「Wagtail」は「しっぽを振る」という意味ですよ。

 

繁殖

ハクセキレイは地域によって繁殖の回数が異なります。寒地では年1回、暖地では年2回繁殖しますよ。日本では5~7月に繁殖します。家の隙間や地上のくぼみに、枯れ草や植物の根でお皿型の巣を作ります。1回に4~5個の卵を産み、主にメスが卵を温めます。抱卵期間は12~15日で、ヒナは13~16日で巣立っていきますよ。

巣立ちしたての幼鳥は全身が灰色なので、すぐに見分けることができます。巣立ち後も親鳥と行動を共にし、3~4羽程度の集団で行動することもありますよ。
  

ハクセキレイの分布は?どこに生息している?

ハクセキレイ 出典:http://www10.plala.or.jp

ハクセキレイはロシア沿海地方・ハバロフスク地方の沿岸部・カムチャツカ半島・千島列島・樺太・日本列島・中国東北部に分布しています。それぞれの地域で繁殖、越冬をする「留鳥」に分類されます。

日本では、かつて東北地方以北でのみ繁殖が確認されていましたが、現在は繁殖地を関東・中部などに拡げており、東日本では普通種となっています。主に水辺に生息しますが、水辺に近い畑や市街地でもよく観察されますよ。

 

ハクセキレイの鳴き声は?

地鳴きは「チュチン、チュチン」、飛翔時は「チチッ、チチチッ」「ピピッ、ピピッ」と澄んだ声で鳴きます。

 

観察しやすい鳥

ハクセキレイ 出典:http://yachou2008.blog.fc2.com

近年、住宅地でも飛び回る姿をよく見かけるハクセキレイは、警戒心が薄く、人からも逃げない鳥とも言われています。公園では人に餌をねだるハクセキレイの姿も見られますよ。その一方で縄張り意識は強く、夏はつがいで、冬は単独で縄張りを持ちます。

東日本では身近にいる鳥なので、ぜひ観察してみてくださいね。