ウミアイサの特徴は?生態や分布、鳴き声は?

ウミアイサは、カモ目カモ科ウミアイサ属に分類される冬鳥です。

海のギャングのようにも見える外見が、バードウォッチングをする人を楽しませていますよ。

この記事ではウミアイサの特徴や生態、分布、鳴き声についてまとめました。

 

ウミアイサの特徴は?

ウミアイサ4

大きさ

  • オス: 59cm
  • メス: 52cm

外見の特徴

  • ボサボサの冠羽
  • 赤黒い嘴
  • 赤い虹彩

ウミアイサの大きさは、全長55cmほどです。カルガモと同じくらいの大きさですよ。

「頭部にあるボサボサの冠羽」「赤黒い嘴」「赤い虹彩」が特徴的です。

オスの成鳥は頭部が緑黒く、ボサボサとした冠羽があります。首は白く、茶色い胸には黒斑があります。腹は白く、脇には細かく黒い波状斑がありますよ。

メスは頭部が赤みのある褐色をしており、短めのボサボサした冠羽があります。体上面は濃い灰色で、首から体下面は灰色がかった褐色をしています。

嘴と虹彩、足はオス・メス共に赤くなっていますよ。

 

近縁種であるカワアイサとの違いは?

ウミアイサは、近縁種である「カワアイサ」とそっくりな外見をしています。

カワアイサと比べると「やや小さい」「目の赤みが強い」「オスの首部分に茶色の斑模様がある」「頭部にある冠羽がブラシ状になっている」という違いがありますよ。 

機会があれば、じっくり観察してみてくださいね。

 

ウミアイサの生態は?

ウミアイサ2

生態

  • 動物食
  • シュノーケリング
  • 繁殖

 

動物食

ウミアイサの食性は動物食です。

海中に潜水して8~10cmくらいの「小魚」や「シャコ」などの甲殻類を捕まえ、浮上してから丸呑みにしますよ。ヒナは「淡水の水生昆虫」を食べます。

 

シュノーケリング

ウミアイサは潜水して餌を採食することが多いですが、水面に浮いた状態で頭だけを水中に入れてスイスイと泳ぎ回りながら魚類などの獲物を探す「シュノーケリング」のような行動も見せますよ。

 

繁殖

ウミアイサは繁殖期になると、「水辺の岩陰」「水際の草の中」「がけ下」に営巣します。

樹洞や巣箱を利用することもありますが、草むらに穴を掘りオリーブ色を帯びたバフ色の卵を9個ぐらい産みますよ。

繁殖形態は卵生で、メスによる約28日間の抱卵を経て孵化します。ヒナは、メスによる約2ヶ月の育ヒナ期間を経て巣立っていきますよ。

 

 

ウミアイサの分布は?どこに生息している?

ウミアイサ1

ウミアイサは、ユーラシア大陸中北部と北アメリカ中北部で繁殖し、冬季になるとヨーロッパ南部やカスピ海沿岸、中国東部、朝鮮半島、北アメリカ西海岸などに渡って越冬します。

日本へは冬鳥として九州以北に渡来し、海上や海岸の浅瀬、河口、内湾などに生息しますよ。

日本で確認されているアイサ類3種の中では、唯一日本国内で繁殖しない種類としても知られています。

 

ウミアイサの鳴き声は?

ウミアイサ5

ウミアイサはあまり鳴かない鳥ですが、「クヮッ クヮッ」「コロー」と鳴きますよ。  

 

ウミアイサの観察は波の穏やかな内湾がおすすめ!

ウミアイサ3

ウミアイサは危険を感じた時、水面を滑走できる広い海面があるところまで泳ぐか、水面に潜るしかありません。

観察するときは、ウミアイサを驚かさないように気を付けるようにしてくださいね。