ハリオアマツバメの特徴は?生態や分布、鳴き声は?

ハリオアマツバメは、アマツバメ目アマツバメ科ハリオアマツバメ属に分類される夏鳥です。

時速300kmを超えるともいわれる速度(水平飛行時)で大空を滑空する姿は圧巻ですよ。

この記事ではハリオアマツバメの特徴や生態、分布、鳴き声についてまとめました。  

 

ハリオアマツバメの特徴は?

ハリオアマツバメ1 出典:ほとんど野鳥写真日記

大きさ

  • 21cm

外見の特徴

  • ずんぐりむっくりした体型
  • 太い翼
  • 白くなっている額、喉、下尾筒
  • 先端が針のように尖っている尾羽

ハリオアマツバメの大きさは全長21cm、翼開長(翼を広げた大きさ)は50cmほどです。

「ずんぐりむっくりした体型」「太い翼」「白くなっている額、喉、下尾筒」「先端が針のように尖っている尾羽」が特徴的です。

オスとメスは同色で、全身の大部分を焦げ茶色が占めていますが背中は灰色の毛色で覆われています。尾羽は短い角尾になっており、先端が針状に尖っていますよ。

1日の大部分を飛行して過ごすハリオアマツバメは、地上に降りることは滅多に無く岩場に爪を引っ掛けて休みます。尾羽の突出した羽軸は、静止時に体重を支えるのに役立つと考えられていますよ。

ちなみに、英名である(white-throated-needletail)は額・喉・下尾筒が白くなっていることに由来しています。

 

ハリオアマツバメの生態は?

ハリオアマツバメ

生態

  • 動物食
  • 繁殖
  • 飛行

 

動物食

ハリオアマツバメの食性は動物食です。

他のツバメと同様に、飛行しながら大きな口で「昆虫」などを捕食しますよ。

 

繁殖

6~7月になると、崖の隙間や樹洞に枯草や羽毛を唾液で固めた椀状の巣を作ります。

一腹卵数は2~3個で、およそ40日間のオスとメスによる抱卵期間を経て孵化しますよ。

 

飛行

ハリオアマツバメの水平飛行における速度はアマツバメと同様に鳥類最速だといわれます。

時速300kmにも達するといわれる速度のおかげで、ワシやタカなどの猛禽類にも捕まりません。

我々が見慣れているツバメの平均寿命が1年半と言う事を考えると、およそ5年半の寿命であるハリオアマツバメの逃避能力が如何に長けているかが分かりますね。

 

ハリオアマツバメは、飛びながら寝る?

夜眠るときでさえ上空を低速飛行しながら寝ています。そのことから飛ぶためにだけ進化したような鳥ともいわれていますよ。

 

ハリオアマツバメの分布は?どこに生息している?

ハリオアマツバメ3 出典:季 節 回 遊 - BBIQ

渡り鳥なので夏季はユーラシア大陸東部(シベリア、中国北部、台湾、日本)で繁殖をして、冬季になると暖かい地域(ニューギニアやオーストラリア)に南下して越冬します。ただし、中国南部やヒマラヤ山脈では周年生息していますよ。

日本には繁殖のために夏に飛来します。北海道と本州中部以北で繁殖し、高山や海岸などに生息しています。

 

ハリオアマツバメの鳴き声は?

ハリオアマツバメ2 出典:旅と鳥友 - FC2

上空を2羽以上の群れで飛行していることが多いハリオアマツバメは、他のツバメとよく似た「ジュルル、ジュルル」と鳴きながら飛行しますよ。

 

ハリオアマツバメのスピード感あふれる飛翔に酔いしれよう!

ハリオアマツバメ

ハリオアマツバメは日常的な観察が難しい鳥ですが、登山をしている時や渡りの時期に見ることが出来るかも知れません。

スピード感あふれる飛翔姿は魅力的なので、チャンスがあれば足を止めて間近で観察してみてくださいね。