オオハムの特徴は?生態や分布、鳴き声は?

オオハムは、アビ目アビ科に分類される鳥です。日本には冬鳥として、九州以北の沿岸に飛来しますよ。

 この記事ではオオハムの特徴や生態、分布、鳴き声についてまとめました。

 

オオハムの特徴は?

オオハム4

大きさ

  • 72cm

外見の特徴

  • 平らな頭頂
  • 黒くまっすぐなくちばし
  • 大きな水かき

オオハムは全長約72cm、翼開長(翼を広げた大きさ)約120cmほどの大きさです。アビより大型で、シロエリオオハムよりも大きいですよ。

「平らな頭頂」「真っすぐ尖った黒いくちばし」「大きな水かき」が特徴的です。

オスとメスは同色で夏羽は頭部から後首が灰色、前首は緑色光沢のある黒色をしています。背中と肩羽には黒色に白色の角斑が並びますよ。冬羽は上面が灰色~暗灰色で、下面は白色になります。

幼羽は後首と背中が淡い褐色です。背中には淡色の羽縁がありますが、不明瞭なので斑模様に見えますよ。

 

シロエリオオハムとの違いは?

オオハムはシロエリオオハムとよく似ていますが、「脇腹」「喉」「くちばし」に注目すると判別しやすいです。

シロエリオオハムと比べると、「脇腹の後方に白い部分がある」「喉が白い」「くちばしが太くて長い」という特徴があるのでよく見てみてくださいね。後脇の白色部は泳いでいる時に見えることが多いですよ。

 

オオハムの生態は?

オオハム2

生態

  • 動物食
  • 繁殖
  • 飛翔

動物食

オオハムの食性は動物食です。

長時間潜水することができ、「魚類」「昆虫」「甲殻類」「両生類」を捕食しますよ。

 

繁殖

オオハムは、水辺に水生植物を積み上げて作った塚を巣にします。

一腹卵数は2個で、およそ28日間の抱卵を経て孵化します。ヒナは12~13週間で巣立っていきますよ。

 

飛翔

オオハムは水面を足で蹴って助走を行い、小刻みな翼動で飛びます。空中に浮いてからは首を伸ばし,脚を後方につき出して翼を強くはばたかせ直線状に飛翔しますよ。

 

オオハムの分布は?どこに生息している?

オオハム1

オオハムは、ヨーロッパからアジアにかけてのユーラシア大陸北部の広範囲で繁殖し、冬は日本海から太平洋周辺の沿岸やヨーロッパ大陸の西岸地帯に渡って越冬しますよ。

日本へは冬鳥として九州以北の沿岸に飛来し、海上や港湾・沿岸近くの湖沼などに生息しています。  

 

オオハムの鳴き声は?

オオハム3

オオハムは「ウルォー」というオオカミに似たような声で鳴いたり、「グァーン、グォーイ」と鳴くこともありますよ。

 

独特の鳴き声を聞いてみてほしい!

オオハム5

オオハムは近年減少傾向が著しく、最近は単独の個体が瀬戸内海や日本海の沿岸で稀に観察される程度になってしまいました。

外洋を生活の場としているので観察は容易ではないですが、バードウォッチングで見かけた時は鳥とは思えない鳴き声も一緒に楽しんでくださいね。