ゴイサギの特徴は?生態や分布、鳴き声は?

ゴイサギはサギ科ゴイサギ属に分類される野鳥です。はるか昔、日本の「醍醐天皇」に気に入られて「五位(ごい)」の位を授かったことから「ゴイサギ(五位鷺)」と呼ばれるようになりました。幼鳥は体の模様から「ホシゴイ」という別称で知られていますよ。

今回の記事では、ゴイサギの特徴や生態、分布、鳴き声についてまとめました。

 

ゴイサギの特徴は?

ゴイサギ

大きさ

  • 58~65cm

外見の特徴

  • 白色の冠羽
  • 赤色の目
  • 紺色と白色のツートーン

ゴイサギは大きさ58~65㎝の鳥で、カラスと同じくらいの大きさです。翼を広げると105~112㎝にもなりますが、サギの仲間では小型の鳥です。

後頭部には、白色の細長い「冠羽」と呼ばれる羽が数本ありますが、個体によってはないこともあります。目は赤色でくちばしは黒色です。

オスメスともに頭から背は青みがかった暗灰色です。首から下は白色で、コントラストがはっきりとしています。翼は灰色、足は黄色ですよ。

幼鳥は首から下が白色で、それ以外は褐色をしています。背中や羽に白色や黄褐色の斑点が入り、星に見えることから「ホシゴイ(星五位)」とも呼ばれますよ。幼鳥に冠羽はなく、目は黄色をしています。

 

ゴイサギの生態は?

ゴイサギ

生態

  • 夜行性
  • 集団繁殖

 

夜行性

ゴイサギは夜行性です。昼間は草や茂みの中のねぐらで眠っていて、夕方から活動しますよ。

夜になると、水辺を歩きながら主食である魚を探します。ふだんは首を縮めていますが、魚を捕るときは長く伸ばして魚を捕まえますよ。夜行性であることから、釣り堀や養殖場では害鳥になることもあります。

 

集団繁殖

ゴイサギの繁殖期は4月です。他のサギ科の仲間とともに「集団繁殖地(コロニー)」を作りますよ。コロニーには平地や丘陵地の杉林や松林が選ばれます。枝を材料にして、お皿の形の巣を木の上に作りますよ。産卵は2日おきの場合が多く、3~6個の卵を産みます。オスメス一緒に子育てをします。

 

ゴイサギの分布は?どこに生息している?

ゴイサギ

ゴイサギは、本州以南では「留鳥」として1年中見ることができますよ。日本以外では、ヨーロッパやインド、中国をはじめとして南北アメリカ大陸など、オーストラリア大陸以外の様々な地域に分布しています。

生息地は「河川」「湖沼」「池」「湿地」「海岸」といった水辺です。海岸では、岩場や砂地のある場所で見られます。東北地方や北海道では「夏鳥」となります。繁殖を終えると、越冬のために南下しますよ。

 

ゴイサギの鳴き声は?

ゴイサギ

ゴイサギは「クワッ、クワッ」とカラスのように地鳴きをします。ひと声ずつ区切って鳴きますよ。飛びながら「クワッ」と鳴くこともあります。

夜中に大きな声で鳴くので「ヨガラス(夜鳥)」とも呼ばれます。沖縄では夜に鳴くカラスの意味の方言「ユーガラサー」という名で親しまれています。

コロニーでは「グァー」と大きな声で鳴きかわします。夕方になって活動を始めるときや、餌を取りに行くときは「ゴァー」「ゴァー」です。間隔をあけて大きな声で鳴きますよ。

 

観察が難しい野鳥

ゴイサギは夜行性なので行動している姿の観察は難しいです。「集団ねぐら」を見つけることができたら、昼間に活動する幼鳥を観察できますよ。