ニードルガーの混泳や餌、寿命、大きさ、水槽は?

ガーといえば「ガーパイク」に分類されるスポテットガーやロングノーズガーの仲間を連想します。

ところがニードルガーは、ゴールデン・デルモゲニーなどと同じ「ダツ科」の仲間に分類されていますよ。

成長後も小さいサイズであることから飼いやすく、熱帯魚ショップでもよく見かける人気魚です。針のように細長い体型をしており、体色も美しいです。

この記事ではニードルガーの混泳や餌、寿命や成長後の大きさ、水槽環境についてまとめました。

 

ニードルガーは混泳できる?

ニードルガー

ニードルガーは単独飼育がおすすめです。比較的温和な性格ではありますが肉食性の熱帯魚ですよ。

餌がなくなった時に、混泳している熱帯魚を捕食するおそれがあります。

ニードルガーより大きい熱帯魚であれば混泳がうまくいくケースはありますよ。出来る限り大人しい性格の熱帯魚を選んでくださいね。

 

混泳の注意点

素早く泳ぎ回る「スマトラ」や「シルバーシャーク」と混泳させてしまうと、ニードルガーが驚いて飛び跳ねたり水槽の壁に突進したりしてします。

特徴的な鋭い口が折れ曲がる事故につながりかねないので、混泳は避けてくださいね。

また小さな熱帯魚やエビはニードルガーに食べられてしまうことがあります。

 

ニードルガーの餌は?

ニードルガー

  • 赤虫
  • メダカ
  • 金魚
  • 乾燥クリル

ニードルガーは肉食性のある熱帯魚です。「赤虫」や「メダカ」「金魚」などの生餌を好んで食べますが、餌代がかかり水も汚れやすくなってしまいます。

「乾燥クリル」などの人工飼料に慣れさせるようにするのが長期的にはおすすめですよ。

 

ニードルガーの寿命や大きさは?

ニードルガー

 

寿命

  • 3年

大きさ

  • 25cm

ニードルガーは成長しても小さいサイズです。

大きさは自然下では40cm以上になることもありますが、水槽内での飼育なら25cm程で成長が止まります。寿命は3年ほどですよ。

小さい体だからといって、小さな水槽での飼育は向いていません。ニードルガーの体は硬いので、狭い水槽内は反転できず、上手く泳ぎまわることができないのです。

90cm以上の水槽で飼育してあげてくださいね。

 

ニードルガーの飼育、水槽は?

ニードルガー

水槽環境

  • 水質:pH7.0~8.0
  • 水温:23~26℃
  • 塩分濃度:汽水か純淡水

ニードルガーは河川の下流の汽水域に生息する熱帯魚です。そのため水質は中性から弱アルカリ性(pH 7.0~8.0)になるように維持してあげてくださいね。

酸性に偏ると肌が荒れて病気にかかりやすくなってしまいます。

汽水域に住む熱帯魚なので、海水の1/5~1/3の塩分濃度の汽水での飼育が体に合う場合もあります。もし現在の塩分濃度で元気がなければ、ゆっくりと濃度調節をしてみてください。

水草をたくさん植えた水草水槽で飼育することもあります。この場合、汽水では水草が枯れてしまうため純淡水での飼育がおすすめです。

 

鋭い口と硬い体の持ち主!!

ニードルガーはガーの仲間より比較的温厚な性格をしています。

成長後はあまり大きくなりませんが、体の硬さから大きめの水槽は用意してあげると良いですね。

本来は汽水域に住む熱帯魚ですが、純淡水での飼育もできます。きれいな水草水槽で、細長く輝くニードルガーを飼育するのもおすすめですよ。