ヒマラヤンは、1924年にペルシャとシャム猫を異種交配したことで誕生した北アメリカとイギリスを原産国とする猫です。
ペルシャ猫のように温和な性格でわがままな面もあまり見られないので、猫を飼うのが初めての方でも飼いやすいですよ。
この記事ではヒマラヤンの販売価格や餌代など生涯にかかるお金についてまとめました。
ヒマラヤンの販売価格は?
子猫の価格
- 20万円程度
ヒマラヤンの子猫の価格は20万円前後です。
一般的なペットタイプであれば15万円程度で販売されていることもありますが、親のキャットショーなどの成績によっては30万円を超える値段がつくこともありますよ。
ヒマラヤンは親からの遺伝疾患である「多発性嚢胞腎」を患いやすいといわれているので、購入前には親や兄弟を見せてもらうことをおすすめします。
ヒマラヤンのおすすめキャットフードや餌代は?
おすすめキャットフード
ヒマラヤンはコビータイプに分類される、がっしりした骨格と筋肉質な体が特徴的な猫です。
筋肉質な体型を維持するために「高タンパク」の餌を与えることが大切ですが、どちらかというと大人しめで運動も得意なタイプではないので「低脂肪」にもこだわって餌を選んであげる必要があります。
また、ヒマラヤンの特徴でもある豪華な被毛を美しく維持するためにサーモンに豊富に含まれている「オメガ3脂肪酸」を与えることも欠かせません。
シンプリーキャットフードは、主原料の70%以上にサーモンやニシンなどの新鮮でヘルシーな魚類を使用しているので、余分な脂質と糖質を摂取することなく十分な量の「高品質なタンパク質」を摂取することができます。
そのほか、多くの猫が患いやすい尿路結石ケアが期待できる「キナ酸」や胃腸の調子を整える「食物繊維」、毛玉の排出をサポートする「オリゴ糖」を配合している、ヒマラヤンにおすすめのキャットフードですよ。
年間および生涯の餌代
年間の餌代
- 約58,000円
ヒマラヤンの1日あたりの給餌量は60g程度、月に約1.8kgと考えて計算すると、1ヶ月でおよそ4,800円(※1)、年間では58,000円になります。しつけのご褒美におやつを与える場合は、年間で5,000~10,000円ほどの「おやつ代」が加味されます。
ヒマラヤンの寿命は14年前後なので、餌代は生涯で約81万円を見積もっておくようにしてくださいね。
※1. シンプリーキャットフード公式ページの1日の給与量の目安表に基づく計算です。
ヒマラヤン、飼育環境を整えるのにかかる費用は?
準備しておくもの
- ケージ
- キャットタワー
- 食器類
- ケア用品
- トイレ用品
揃えておくと便利なもの
- キャリーバッグ
- おもちゃ
ヒマラヤンの飼育に必要なものは「ケージ」「キャットタワー」「食器類」「ケア用品」「トイレ用品」などです。総額で4万円前後で揃えられますよ。
ケージ
ケージは病気療養の時や多頭飼いをしている場合にあると便利です。ドアを常に開けたままの状態にしておけば、出入り自由な寝床としても使うことができます。1~1.5万円ほど購入できます。
キャットタワー
あまり高い場所へ登りたがる猫種ではないので、キャットタワーは低い高さのもので十分です。10000~15000円ほどで購入できますよ。
食器類
食器類は100円ショップで販売されているものでも大丈夫ですが、ヒゲが当たらない大きさで重さがある浅いお皿が向いています。
水飲みは給水ボトルタイプがおすすめです。留守番中でも倒す心配がありませんよ。価格は1000円程度で購入できます。
ケア用品
ケア用品として「ブラッシング用のコーム」「シャンプー」「爪とぎ・爪切り」なども用意します。
ヒマラヤンはダブルコートで被毛が絡みやすいので、皮膚病にならない為にも1日2回朝晩のブラッシングと月1回程度のシャンプーををしてあげてくださいね。
コーム、シャンプー、爪切り・爪とぎはそれぞれ1500円程度で購入できますよ。
トイレ用品
猫用のトイレはシステムタイプやトレータイプなど様々な種類の商品が販売されています。
猫砂も猫によって好みが違うので、様々なものを試してみて最適なものを選んであげてくださいね。トイレは3000円程度、猫砂は一袋500円程度で販売されています。
そのほか揃えておくと便利なもの
上記以外に揃えておくと便利なものが「キャリーケース」「おもちゃ」などです。
病院へ行く時などにキャリーバッグは必要です。3000~5000円ほどで販売されているので用意しておくと安心ですよ。
あまり活発な猫ではないですが遊ぶことがは大好きなので、猫じゃらしやボールなど一緒に遊べるおもちゃがおすすめです。複数揃えても5000円程度で購入できます。
ヒマラヤンの飼育はどのくらいお金がかかる?
飼育にかかる合計費用
- 約175万円
ヒマラヤンの飼育にかかる初期費用として「子猫価格」「飼育環境の整備」を合わせた23万円ほどは最低でも用意しておかなければなりません。
また、1年でかかる費用は「餌代」「医療費(ワクチン代など)」「ケア用品」を合わせて11万円程度かかります。ヒマラヤンの寿命は14年前後なので、生涯費用は174万円ほどかかると見積もっておく必要があります。
親からの遺伝疾患である「多発性嚢胞腎」を患いやすいといわれているので、医療費を抑えるためにもペット保険への加入も検討してあげてくださいね。
お互いが楽しく過ごすためにも、見積もりは必ずしよう!
初めての人でも飼いやすいといわれるヒマラヤンですが、しっかりと見積もりをしておかないと楽しいペットライフを送ることは出来ませんよ。
お互いが笑って楽しく生涯を共に過ごせるように、万全の態勢で飼育を始めてくださいね。