オナガの特徴は?生態や分布、鳴き声は?

オナガは、スズメ目カラス科に分類されるカラスの仲間です。黒い帽子とブルーグレーのタキシードを着ているように見える姿が、とてもキュートですよね。

この記事ではオナガの特徴や生態、分布、鳴き声についてまとめました。

 

オナガの特徴は?

オナガ3

大きさ

  • 34~39cm

外見の特徴

  • 長い青色の尾羽
  • 淡い青色をした翼
  • 黒い頭部

飛行が得意で機敏に空を舞うオナガは、全長34~39cmほどの鳥です。体だけの大きさでいえばムクドリと同じくらいの大きさですよ。

体長の半分以上を占める青く長い尾羽(20~23cm)と外側部分が美しい淡い青色をした翼、まるで黒い野球帽を被っているようにも見える頭部が特徴的ですね。

体色は胸とお腹が灰色で背中は濃い灰色をしています。喉元と首回りは白色で、お腹の羽毛をかき分けると黒灰色の層も確認できますよ。

 

オナガの生態は?

オナガ2

生態

  • 群れで生活
  • 雑食性
  • 繁殖

 

群れで生活

オナガは、里山や市街地などに群れを作って生活しています。群れの結束が強いことでも知られ、両親以外の群れのメンバーがヒナの世話を焼く姿も観察されていますよ。

猫やカラスなどの外敵に対しては何組かの番(つがい)が力を合わせて撃退します。カラス科の鳥だけに、知能の発達が良いことが分かりますね。

 

雑食性

食生はカラス同様に雑食で、「木の実」や「果実」の他に「虫」などを主食にしていますよ。

 

繁殖

オナガは枯れ枝などを使った皿状の巣を樹上に作って、1度に6~9個の卵を産みます。

抱卵と育雛はメスが行ない、卵は約17~20日で孵化します。孵化したヒナは約18日で親元を巣立っていきますよ。

 

オナガの分布は?どこに生息している?

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オナガは、ユーラシア大陸の東西両端の2つの離れた地域に分かれて分布する留鳥です。一つはロシア東部や日本などを含む東アジアで、もう一方はスペイン・ポルトガルなどのイベリア半島の一部です。

日本では本州全土と九州の一部で確認(1970年代まで)されていましたが、現在では本州の石川県以東と神奈川県以北で観察されるのみとなっていますよ。

 

オナガの鳴き声は?

オナガは「ギューイギュイギュイ」「ゲー、ギー」と騒々しく鳴く事で知られていますが、繁殖期には「チューイ、ピューイ、チュルチュルチュル」などの声で鳴く様子も確認する事ができますよ。

 

オナガの観察を楽しめるのは東日本だけ!

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尾をひらひらさせて飛ぶ姿がバードウォッチング初心者にもわかりやすいオナガですが、現在では東日本にしか生息していません。

関西地方に住んでいらっしゃる方も、東日本に来る機会があれば是非このエレガントな姿を観察してみてくださいね。