ハヤブサの特徴は?生態や分布、鳴き声は?

ハヤブサはハヤブサ科ハヤブサ属に分類される大型の鳥類です。大きく広げた翼で急降下をしながら獲物を狩る姿は迫力満点ですよね。その飛行スピードは世界一ともいわれています。この記事ではハヤブサの特徴や生態、分布、鳴き声についてまとめました。

 

ハヤブサの特徴は?

ハヤブサ

大きさ

  • オス:42cm
  • メス:49cm

外見の特徴

  • 先が尖った大きな翼
  • 白い腹
  • 黒い背

ハヤブサの大きさはオスが42cm、メスが49cmほどでカラスと同じくらいです。オスよりもメスの方が大型で、翼を広げると84~120cmにもなり迫力に圧倒されてしまうほどです。

タカやワシと違い翼の先が尖っているのがハヤブサの特徴です。白い首元に対し顔は黒く、クールな印象を受けます。背側は顔と同じい黒色で腹部には白地に細かい縞模様があります。目の周りが黄色く、瞳は暗褐色です。

 

ハヤブサの生態は?

ハヤブサ

 

生態

  • 繁殖期間は1~3月
  • 急降下して獲物を狩る

 

繁殖期間は1~3月

ハヤブサの繁殖活動は1月中旬から始まります。体の大きいメスの方が立場は優勢で、オスに獲物を要求しオスはメスに気に入られようと必死で狩りをします。その成果をメスが気に入るとカップル成立し、3月に交尾を開始しますよ。

ハヤブサは北部の岸壁に巣をつくることで知られていますが、日本では建造物に産卵することも多いです。3月下旬から4月にかけて産卵時期を迎え、3~4個の卵を産みます。メスがおよそ1ヶ月間抱卵します。

5月頃、孵化した雛は、35~42日後に巣立ちます。最初は親を追いかけ鳴きわめきますが、2か月程でハヤブサお馴染みの急降下ができるようになります。生後2年で性成熟です。

 

急降下して獲物を狩る

ハヤブサは「すばやい翼」という名前の由来があるように、狩りを行う際に翼をすぼめて急降下する習性があります。飛行スピードは鳥の中でも世界一といわれており圧巻です。1.8kg以下の鳥を好んで捕食し、空中で鷲掴みにして蹴り落とす行為を繰り返すことで獲物を弱らせます。

 

ハヤブサの分布は?どこに生息している?

ハヤブサ

ハヤブサは南極大陸を除く全世界に生息しています。日本には市街や住宅地をはじめ、河川、湖沼、海、農耕地とあらゆる場所に分布しており、水鳥の多い湖沼や海岸で多く姿を確認できます。

ハヤブサには縄張りがありますが、生まれた場所で新たに縄張りをつくることはありません。渡り鳥の南下と共に本州方面へ移動することがわかっています。

 

ハヤブサの鳴き声は?

ハヤブサ

ハヤブサの鳴き声は甲高く、コミュニケーションや仲間に警戒を知らせる際に「キッ、キッ」といった地鳴きをします。メスが「キィー、キィー」と鳴くときはオスに獲物を催促しています。

巣立ったばかりの若鳥は大人よりも騒がしく「ギィー、ギィー」と鳴きます。飛んでいく親鳥を追いかけ、クールな大人のハヤブサからは想像できないほど親に忠実で甘えん坊な性格をしています。

 

 

人間社会でも活躍するハヤブサ

ハヤブサ

1993年にハヤブサは国内希少野生動植物に指定されました。人間社会の発展に伴う自然破壊により、生息地を次々に追われ絶滅の危機に瀕したことが指定の理由です。

イギリスの太陽光発電所ではハヤブサを調教し、糞をするカモメを退治して太陽光パネルを守っています。日本の関西空港でも飛行機と渡り鳥などが追突してしまう『バードストライク』を防ぐため、ハヤブサや猟犬が周辺の鳥たちに警告する役目を担い、活躍しています。