ウミスズメの特徴は?生態や分布、鳴き声は?

ウミスズメはウミスズメ科ウミスズメ属に属する鳥の一種です。普段は外洋に生息しているため、船上からしか観察できない小型の海鳥です。名前に「スズメ」とありますが、スズメとは大きく外見の異なる野鳥です。この記事ではウミスズメの特徴や生態、分布、鳴き声についてまとめました。

 

ウミスズメの特徴は?

ウミスズメ 出典:http://kamaima.blog.fc2.com

大きさ

  • 26cm

外見の特徴

  • 灰色の羽色
  • 黒い頭部
  • 目の上に白斑
  • ピンク色のくちばし

ウミスズメの大きさは26cmほどで、丸っこい体をした鳥です。ちょうどスズメとハトの間くらいの大きさですよ。オスメスともにグレーを基調とした羽の色をしています。胸から下は白色をしていますが、普段は海上で生活しているため胸より下を目にする機会は多くありません。

頭部は黒い色をしていて目の上には白斑があります。くちばしはチャーミングなピンク色をしていますよ。

冬には羽毛が生え変わり目の上の白斑がなくなって頭部は真っ黒になります。胸の部分から目の後方までが白くなり、くちばしのピンク色も淡くなりますよ。

 

ウミスズメの生態は?

ウミスズメ4 出典:http://ryuiki.net

生態

  • 群れでの行動
  • 海岸で繁殖
  • 深く潜水

 

群れでの行動

ウミスズメは普段小さな群れを作って行動しています。10匹ほどで海に浮かんで生活し、荒天の時には漁港や湾内へ移動してきます。「ペンギンが浮いているようだ」と例えられることがあります。

 

海岸で繁殖

繁殖期には海岸の岩の隙間に巣を作ります。1度の繁殖で2つ卵を産みます。1つ目の卵を産んだ2~3日後に2つ目の卵を産みますよ。ヒナがふ化すると、親鳥は1~2日のうちにヒナを海に連れ出し、海上でヒナを育てる習性があります。

 

深く潜水

ウミスズメは獲物である魚類や甲殻類を捕まえるために深く潜水します。翼を上手く使い、時には水深約40cmまで潜水して魚を追いかけることもありますよ。

最近、潜水中に定置網や刺し網に引っ掛かり、脱出できずに命を落とすケースが増えており問題になっています。

 

ウミスズメの分布は?どこに生息している?

ウミスズメ3 出典:http://ryuiki.net

ウミスズメは越冬のために九州以北の日本近海にやってきます。日本では「冬鳥」として知られていますよ。北太平洋に分布し、主に千島列島からアリューシャン列島、アラスカ西部の島々で繁殖しますが、日本でも北海道周辺の島々で少数が繁殖しますよ。

 

ウミスズメの鳴き声は?

ウミスズメは「チッ、チッ」という鋭い声で地鳴きをします。これは日本では身近な「ホオジロ」の地鳴きに似ています。

 

ウミスズメの探し方

ウミスズメ2 出典:http://tanbanokazu3.blog48.fc2.com

海上には浮いている海鳥類が多く、波の影響で地上にいる鳥よりも区別することが難しくなります。ウミスズメは首の立ち上がりがほとんどなく、長方形の箱が浮いているように見えますよ。

同じ属のカンムリウミスズメは同じような色をしていますが、くちばしが青みのある灰色をしています。これらの特徴をもとに、バードウォッチングすることをオススメしますよ。