アピストグラマの繁殖方法まとめ。産卵から稚魚の育て方まで

アピストグラマは色彩の出方が多様なことからコレクション性の高い熱帯魚として人気です。アピストグラマの飼育の醍醐味は繁殖にあるといっても過言ではありませんよ。

特有の繁殖方法をもち、繁殖に成功すると生物の神秘的な光景をみることができますよ。この記事ではアピストグラマの繁殖方法について産卵や稚魚の育て方をまとめました。

 

アピストグラマの繁殖、必要な環境は?

アピストグラマ

必要な環境

  • シェルター
  • ペア隔離用の水槽

アピストグラマのメスは流木の下やシェルターの中に産卵をしますので、水槽内にシェルターは必須となります。またアピストグラマは好戦的な熱帯魚なので、繁殖のペアを隔離できるように繁殖水槽を準備しておくこともおすすめします。

「オス2.3匹とメス5匹程度」の割合で飼育するとカップリングが成功しやすくなりますよ。ペアのカップリングに成功したらそのペア以外を他の水槽に移してあげてください。

 

アピストグラマの繁殖方法、産卵は?

アピストグラマ

産卵方法

  • ケーブスポウナー

アピストグラマは流木の穴やシェルターの裏に産卵します。この産卵方法を「ケーブスポウナー(洞窟産卵)」とよびますよ。ケーブスポウナー用の産卵床に適した「専用の素焼きシェルター」が販売されているので購入をおすすめします。

産卵床に卵が産みつけると、メスは産卵床の入り口で卵を守りつづけます。孵化してからも数日間は稚魚の世話をします。水流で流されてしまった稚魚を口に含んでシェルターに戻すような行動もみられますよ。「マウスブリーディング」という飼育法です。

オスは産卵床から少し離れたところでメスを見守ります。ただ、産卵後にはオスメスで仲が悪くなって殺しあうこともあるので注意が必要です。心配な方はメスが卵を産んだ段階でオスを飼育水槽に戻してしまうと安心ですね。

 

飼い主さん側の気遣い

産卵期のメスは神経質なので、大きな音を立てたり水槽にちょっかいを出したりと、アピストグラマにストレスをかける行動は控えてくださいね。驚いてメスが卵を捕食してしまうこともあるからです。

 

産卵の前兆

オスは発情期になるとフィンスプレッドといってヒレを大きく広げて他のオスを威嚇したりメスに求愛をしたりするようになります。求愛したての頃はメスはオスから逃げ回りますが、ペアの相性が良いと次第にメスから近寄っていくようになります。

相性が悪い場合にはメスがボロボロにされてしまうので、逐一様子を観察して上げることが大切です。

またメスの体は発情期に入ると黄色に変色します。

 

卵の隔離

メスが食卵傾向にある場合は産卵床ごと他の水槽に移してしまってもよいかもしれません。しかしアピストグラマ特有のマウスブリーディングなどの子育てのシーンがみられなくなってしまうので少し繁殖の楽しみは減ってしまいますね。

問題がないようならば隔離はせずに稚魚が自由に泳げるようになるまでは親魚に稚魚の子育てまで任せてしまうのが安全な方法です。

 

アピストグラマの稚魚、育て方は?

アピストグラマ
ブラインシュリンプ
水質親魚の水槽と同様
成魚との合流時期生後4ヶ月

アピストグラマの稚魚は生後5日目くらいから自由に泳げるようになります。生後3ヶ月になるとメスの親魚と分けても単独で飼育できるようになりますよ。

 

ブラインシュリンプのみで十分に育てることができますよ。稚魚の体についているヨークサック(栄養袋)がなくなってからは、ブラインシュリンプでの飼育がおすすめです。

 

 

合流の時期

生後4ヶ月ほどになると成魚より少し小さいぐらいのサイズに成長します。成魚と同じくらいの大きさであれば捕食される心配もないので合流に適した時期といえます。

 

繁殖が魅力的な熱帯魚、アピストグラマ

アピストグラマ

アピストグラマの繁殖はケーブスポウナーといった産卵方法からメスが卵を守り続けたり稚魚をマウスブリーディングで育てたりなどかなり奥が深いものです。

また個体やペアによっても性格が異なることから、卵の隔離やオスの隔離がしたほうが繁殖がうまくいくケースもあります。繁殖が魅力的な熱帯魚なので、ぜひ挑戦してみてくださいね。