モズの特徴は?生態や分布、鳴き声は?

モズはスズメ目に属する野鳥の一種で、日本でもよくみかけることができます。漢字で「百舌鳥」と書くように、他の鳥の鳴きマネが得意なことでも知られていますよ。

この記事ではモズの特徴や生態、分布、鳴き声についてまとめました。


 

モズの特徴は?

モズ

大きさ

  • 20cm

外見の特徴

  • 茶色とグレーの羽色
  • 丸くて大きな頭
  • 長いしっぽ
  • カギ型の鋭いくちばし

モズは大きさ約20cmほどの小さな鳥です。スズメよりも少し大きい程度ですよ。

オスメスともに茶色とグレーを基調とした羽の色をしています。北海道の草原には「アカモズ」という明るい茶色の背でお腹が白いモズも生息しています。

丸い頭は体に対して大きめで頭でっかちな印象を受けます。しっぽは長く、羽を休めている時にはぐるぐると回していることが多いです。くちばしはタカのようにするどくてカギ型をしていますよ。

 

モズの生態は?

モズ

生態

  • はやにえ
  • 高鳴き

はやにえ

モズには「はやにえ」という、獲物をとがった小枝や有刺鉄線のトゲなどに串ざしにして保管する生態があります。バッタやネズミなどを捕獲したらすぐ食べずに、必ずこの「はやにえ」を行います。

秋から冬にかけて最も頻繁に行われる行動ですが理由はよくわかっていません。モズはワシやタカのように獲物を足で掴んで運ぶことができないため、獲物を枝に固定して食べるためだと考えられています。

また空腹・満腹に関係なく本能的にはやにえを行うことから、冬を越すための食糧管理のためだともいわれています。自分の縄張りであることを他の鳥に誇示するためだという説もありますよ。

 

「はやにえ」と人間社会との関わり

昔の人はモズが「はやにえ」をする位置で積雪量を占っていました。

モズは本能的に雪に隠れない高さにはやにえをすることから、はやにえの位置が低ければその年は積雪量が少ないと考えられていたそうです。

 

高鳴き

9~11月頃にかけてみられるモズの生態で、激しい鳴き声を出すことで冬を越すための縄張り争いを行います。縄張りを確保したモズは、その場で集団ではなく単独で冬を越します。

越冬後も縄張りにすみつき、2月頃から繁殖を開始して4月中頃までひなを育てます。

 

モズの分布は?

モズ

モズは全国的に広く分布している鳥です。日本では「平地」から低山地の「農耕地」や「林緑」「川畔林」などでよく姿を確認できますよ。

冬にはすみかを求めて南下するようです。そのため北海道や青森などの北日本では、冬場にモズを見かけることが少ないため「夏鳥」ともよばれていますよ。

 

モズの鳴き声は?

モズの鳴き声は秋ごろの「高鳴き」の時期によく聞くことができます。「ギョンギョン」「キチキチッ」と大きくて高い声で鳴きます。

 

日本に広く分布している鳥、モズ

モズ

「モズの鳴き声を聞くと冬の訪れを感じる」という方も多いほど、モズは日本ではポピュラーな野鳥です。スズメよりも少し小さな体はコロコロとして可愛らしいですよ。

バードウォッチングが趣味の方は、ぜひモズのはやにえを実際に見てみることをオススメします。