他の熱帯魚と比べて変わった姿と泳ぎ方が特徴的なブラックゴースト。名前通りの真っ黒な体はインパクトが大きいですよね。ナイフフィッシュという仲間の一つですが、古代魚のスポッテッドナイフフィッシュとは別のグループであり、電気ウナギと同じグループとなっています。
この記事では、ブラックゴーストの飼育に関して混泳や餌、寿命、大きさ、適切な水槽環境をまとめました。
ブラックゴーストは混泳できる?
混泳
- 単独飼育が望ましい
ブラックゴーストは目が退化しておりほとんどみえていません。代わりに体から電磁波を発して周りの熱帯魚や障害物を感知しています。
ブラックゴースト同士を混泳させるとお互いの電磁波がぶつかり、大きなストレスを感じてしまいますよ。殺しあうほどの激しい喧嘩に発展することもあるので、同族の混泳は避けてください。
また他の熱帯魚との混泳もあまり向いていません。電磁波の探知機の範囲内に動く熱帯魚が常にいる状態はブラックゴーストにとってストレスになりますし、他の熱帯魚にとっても電磁波はストレスになります。
またブラックゴーストはヒレの長い「ベタ」「グッピー」などの熱帯魚をかじります。夜行性でもあるため昼行性の熱帯魚とはほとんど混泳が向きませんよ。
単独飼育が望ましい熱帯魚だといえますね。
ブラックゴーストの餌は?
餌
- 赤虫
- キャット
- 人工飼料
ブラックゴーストの餌には「赤虫」や「キャット」などが向いています。「赤虫」は食いつきが良いですが、赤虫ばかりを与え続けると栄養に偏りができてしまいます。
「人工飼料」を主に与えて、赤虫をおやつ感覚で与えることがオススメです。
ブラックゴーストの寿命や大きさは?
寿命
- 5~10年
ブラックゴーストの寿命は5~10年といわれています。しかし狭い水槽での飼育下では水質悪化の影響で多少短くなります。10年生きるのは稀といえますよ。
大きさ
ブラックゴーストの大きさは最大30cmにもなります。ただ泳ぎが上手くて体が細長いため、水槽サイズは60cmほどで十分飼育可能です。
ブラックゴーストの飼育、適切な水槽環境は?
水槽環境
- 水温:23~28℃
- 水質:pH6.0~8.0
飼育する水温は23~28℃、pHは6.0~8.0と幅広い水質で飼育することができます。しかし冬の「低水温」や夏の「高水温」には耐えきることができないので、ヒーターや冷却器の準備はする必要があります。
特殊な習性から、混泳には不向き
電磁波を発するという特性や夜行性であるということからあまり同属とも他種とも混泳にはあまりむいてはおらず、単独飼育が基本といえます。
うまく飼育すれば長生きして大きく成長するので、長期間の飼育がたのしめますよ。飼育できる水質も幅が広いため初心者でも飼いやすいです。