エアデールテリアの歴史は?飼育環境や散歩の頻度、病気は?

エアデールテリアはテリア種の犬種ですが、穏和な性格の「オッターハウンド」の血を受け継いでいるので、子供のいる家庭でも問題なく飼える大型犬です。

好奇心旺盛でお茶目なところはしっかり残っていますよ。今回はエアデールテリアの歴史や飼育に関する事柄や、散歩、病気についてまとめました。

 

エアデールテリアの歴史は?

エアデールテリア

イングランド北部のヨークシャーにあるエア渓谷がエアデールテリアの発祥の地とされます。祖先となった犬種は視覚能力に優れる「ブラックアンドタンテリア」とされています。

19世紀中ごろに水辺での狩猟能力を高めるために、カワウソ猟に使われる厚い毛皮の大型犬「オッターハウンド」と交配され、「エアデールテリア」が誕生しました。

エアデールテリアはテリア種の中唯一の大型犬でまだまだ新しい犬種といえます。

 

人間社会との関わり

エアデールテリアは足が長いため狭い穴に潜ることには不向きですが、卓越した狩猟能力を持ち世界的にも高い運動能力が高く評価されています。

水中や陸上でも活躍できる狩猟犬としてだけでなく、イギリスでは早くから警察犬として活躍していました。

 

名前の由来

品種改良された当時は「ビングレー」「ウォーターサイドテリア」とよばれていました。1878年にヨークシャーのエア川で品種改良されたことに由来して、エアデールテリアと命名されました。

 

 

エアデールテリア、飼育環境の準備は?

エアデールテリア

飼育に向かない環境

  • 多頭飼育
  • 室外飼育

エアデールテリアは「多頭飼い」と「室外飼育」にはあまり向かない犬種です。多頭飼いでは飼い主さんに対する嫉妬心が、他の犬種への攻撃につながりやすいです。

室外で飼育するにも大きな庭が必要ですし、大きな穴を掘る性質があるため庭がボコボコになってしまいますよ。勇敢な犬種なので番犬としては優秀ですが、現代日本の家庭犬としてはあまり歓迎されない能力ですよね。

大型犬ですが、室内飼育をオススメしますよ。

 

エアデールテリアの飼育、手入れは?

抜け毛の少ないエアデールテリアですが、飼育するうえで被毛の手入れは欠かせません。防水性に優れた被毛ですが、毛が絡まりやすい弱点を持ちます。

口ひげも汚れが付きやすいので食後はきれいに拭いてあげてくださいね。

被毛のお手入れは「プラッキング」「レーキング」などでアンダーコートや死毛の処理をします。皮膚に刺激を与えて活性化する効果がありますよ。

トリミングは月に一度、専門のトリマーさんに頼むようにしてください。ブラッシングはしやすいので、毎日のようにスキンシップも兼ねてブラッシングを行うことはおすすめですよ。

オススメのスリッカーブラシは「ローレンス」、コームはステンレス製のコームです。

 

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エアデールテリア、散歩の頻度は?

エアデールテリア

散歩

  • 頻度:1日2回
  • 時間:1回1時間

エアデールテリアは狩猟犬なので、多くの運動量を必要としています。毎日2回1時間の散歩は欠かせませんよ。散歩の途中で遊べる場所があれば、ボール投げをしてあげると喜びます。

通常の散歩以外にも定期的にドッグランに連れていき運動をさせてあげます。散歩だけでは運動不足によってストレスがたまるおそれがあるからです。アジリティができるドッグランもありますから、挑戦しても良いですよ。

ストレスが溜まると、しつけを効かなくなったり飼い主に従わなくなったりしますよ。

 

エアデールテリア、かかりやすい病気は?

エアデールテリア

かかりやすい病気3種

  • 1. 股関節形成不全
  • 2. 胃捻転
  • 3. 皮膚病

エアデールテリアは丈夫で健康的な犬種ですが「股関節形成不全」「胃捻転」「皮膚病」にはかかりやすい犬種です。

 

1. 「股関節形成不全」

病名股関節形成不全
治療法安静治療、投薬治療、外科手術
予防法肥満防止、グルコサミンサプリメント

股間節形成不全とは太ももの骨と、骨盤をつなぐ「股関節」に異常がある状態です。発症すると、「歩くときに後ろ足をひきずる」「歩くことを嫌がる」「後ろ足を伸ばして座る」といった症状が現れます。

治療は肥満にさせないよう給餌量に注意しながら運動を控える「安静療法」、抗炎症薬や鎮痛薬を用いる「投薬治療」、最終手段である「外科手術」の3種があります。

なるべく安静療法で症状は静めたいですよね。予防には関節に効くサプリメントがオススメです。詳しくは関連記事にまとめていますので、参考にしてみてください。

 

2. 「胃捻転」

病名胃捻転
治療法胃拡張の解消、外科治療
予防法早食い防止、食後の運動を禁止

胃捻転は胃がねじれてしまう病気で、「腹部がふくれる」「腹痛」「嘔吐」「食欲不振」などの症状が現れます。早食いをして空気をたくさん飲み込んでしまうことが原因です。

治療では胃にチューブを差し込んで中のガスを抜き、拡張してしまっている胃を元に戻します。重症の場合は外科手術で回復をはかります。

愛犬の早食いを防止することが一番の予防法です。時間をかけてフードを食べさせるようにディスペンサーを購入してもよいですね。食後すぐや、水を飲んだ後すぐの運動も避けてくださいね。

 

3. 「皮膚病」

病名皮膚病
治療法消毒、投薬
予防法被毛の手入れ、涼しい飼育環境、サプリメント

皮膚病は栄養バランスの悪い食事や、飼育環境の悪化で引き起こります。特に日本は高温多湿なので、被毛の手入れを怠ると皮膚病に直結し易い環境ですよ。

皮膚病になると皮膚が赤くなって、かゆさから体をかきむしるようになりますよ。

治療は消毒をした後に「抗アレルギー薬」「抗菌剤」を用いるのが一般的です。症状がひどい場合は、ステロイドも使用します。

予防には被毛の手入れが一番重要です。死毛を取り除き、皮膚に細菌が繁殖しないように被毛環境は清潔に保ってください。

サプリメントも有効ですよ。皮膚病は体の免疫機能が低下していることが大きな原因なので、眼ね気力を向上する「乳酸菌」や「エンザミン」などのサプリメントも有効な予防法です。

 

テリアの王様と呼ぶにふさわしい風貌

エアデールテリア

エアデールテリアを飼育するには、まずストリッピングを行なえる腕の良いトリマーさんを探すことから始まると言っても過言ではありません。日本では飼育頭数が少ない犬種です。

なかにはエアデールテリアを愛するあまり、自らトリミングや手入れのすべてを行う飼い主さんもいるようですよ。深い愛情がなせる技ですね。