ノーザンバラムンディの習性は?繁殖や産卵条件、稚魚の育て方は?

アロワナの仲間であるノーザンバラムンディは、オーストラリアやパプアニューギニア中南部に生息する古代魚の一種です。

がっしりとした体高が特徴的で、鱗の部分に赤いスポットが点在する熱帯魚です。アロワナの中でも一番体が堅く、狭い水槽だと暴れた時に水槽が割れてしまうほどです。

この記事ではノーザンバラムンディの習性や繁殖、産卵条件、稚魚の育て方についてまとめました。

 

ノーザンバラムンディの習性は?

素材 疑問

習性

  • 水面から飛び出す
  • 水面付近を縄張りにする
  • ターンが苦手
  • 気性が荒い

ノーザンバラムンディは水槽から飛び出す習性があるので、水槽には重さのあるフタが必要です。水面付近を縄張りにして水面に落ちた昆虫などを食べる習性もあります。水槽の水位は少し「低め」に設定することをオススメします。

また体が硬いので狭い水槽ではターンすることができず死んでしまうことがあります。水槽のサイズは幅90cm以上、奥行き60cm以上は必要です。

気性が荒いので混泳にも向きません。

 

ノーザンバラムンディの繁殖、産卵条件は?

素材 水槽

気性が荒いノーザンバラムンディはオスメス同士でも喧嘩をはじめるので、同じ水槽に入れること自体困難です。一般過程では繁殖はハードルが高いといえます。

産卵用の水槽は幅2m以上、深さが1m以上必要でスペースが広いと繁殖の可能性はあがりますよ。

水質は弱酸性~中性のPH7前後の軟水、水温は22〜30℃が目安です。繁殖中は水質の変換に敏感なので、水槽内の水は週1回1/4の量を交換してください。

 

産卵

繁殖が上手くいけば水底のほうで産卵してくれますよ。自然界ではオスが口の中にくわえて卵を守りますが、水槽内ではそのまま卵を食べてしまうことがあります。

産卵を終えたノーザンバラムンディは飼育水槽に戻すことがオススメです。オスが卵を口にくわえてしまったら、強制的に口の中から卵を取り出す必要もでてきますよ。

 

ノーザンバラムンディの稚魚、育て方は?

素材

稚魚は成魚と比べると弱くて敏感です。他のアロワナと比べるとノーザンバラムンディの稚魚は丈夫で餌も食べてくれるため飼育は楽ですよ。餌は、一口サイズよりさらに小さめのサイズを与えてくださいね。

特に水質には敏感で病気にかかりやすいです。水槽サイズは成長を見越して90cm以上の水槽を用意してください。

日々の成長を楽しむ熱帯魚でもあるので、ゆとりのある水槽を購入してあげてください。

 

飼いやすい淡水魚

素材 水温計

ノーザンバラムンディは飼いやすく始めての淡水魚として人気がありますが、繁殖は難しいです。稚魚も他に比べ育てやすいので、稚魚から成長を楽しむ熱帯魚としては最適ですね。

稚魚の間は飼育に注意が必要ですが、早い成長速度は日々の楽しみのひとつになりますよ。