ピンク舌がぴょこり!シーズーの性格や体重、寿命や病気は?飼い方まとめ

シーズーは西太后がこよなく愛したという豪華な外観を持ち、他の犬種では不可能なスタイリングを楽しむことができる犬種です。中国の宮廷犬として愛された、歴史の長い犬種であるシーズーの魅力と飼うためのポイントをまとめました。

 

 

シーズーってどんな犬?

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シーズーの起源はチベットだといわれています。中国との国交の際、献上物としてシーズーが贈られていました。

中国で神聖な動物だとされている「獅子」の呼び名を用いて「獅子狗(シーズークヮ)」と名付けられたことが名前の起源となっているのです。中国国内の貴族や皇族に愛され、宮廷内では4,000匹ものシーズーが飼育されていたともいわれています。

宮廷でライオンに近い犬種をつくるという意図のもと、さまざまな交配を繰り返して現在のロングコートをまとったシーズーの見た目になりました。

1960年代にアメリカに渡り、1969年にはAKC(アメリカンケネルクラブ)に犬種登録されました。現在では世界中でペットとして愛され、高い人気を誇っています。

 

シーズーの性格や特徴は?

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シーズーの性格

  • 人懐こくフレンドリー
  • 穏やかでマイペース
  • 賢くしつけやすい

シーズーは人懐っこくて明るく、遊び好きな性格をしています。見た目通り穏やかなマイペース気質ですが好奇心は旺盛です。飼い主家族や他のペットとフレンドリーに接してくれますよ。

シーズーはしつけやすく、賢い犬種です。頑固な性格で間違ったしつけが治らない場合もありますが、無駄吠えや噛み癖も少ないため、ペットとして理想的な犬種といえます。

見た目は気品漂う美しいロングコートで、お手入れを怠らなければ引きずるほど長く伸びます。小柄ですが丈夫でエネルギッシュに動きまわるのも特徴の1つといえますね。

被毛のカラーは「ホワイト&ゴールド」「ホワイト&ブラック」が多いですが、それ以外にも珍しいカラーのシーズーもいます。また、成長とともに被毛のカラーが変化することもシーズーの特徴です。

体格もヨーロッパ系とアメリカ系に分類されるなど、同じシーズーでも様々な容姿がありますよ。

 

シーズーの被毛のお手入れは?

シーズー

シーズーは魅力的な長毛を持ちますが、こまめな手入れが必要です。毎日ブラッシングしてあげてください。

ピンブラシを使って全体的にブラッシングし、その後クシを使って毛を整えます。毛玉ができている場合は手でほぐしてからブラッシングしてあげるといいですよ。

顔周辺をブラッシングする際は、目の周辺に気を付けてください。目に毛が入ると眼球を傷付けてしまい、病気の原因となるからです。飼い主の好みにもよりますが、目の周りの毛は適宜カットしたり、ゴムで結んだりして目に入らないようにしてくださいね。

シーズーは臭いがきついといわれる犬種です。その原因は「耳」「口周り」「皮脂」であるといわれています。シャンプーで臭いを防ぐことができるので、定期的なお手入れがおすすめですよ。

 

シーズーのしつけのコツは?

シーズー

シーズーはペットとして飼いやすい犬種ですがマイペースな性格なので、幼犬期からしつけを意識することをおすすめしたい犬種です。

幼犬期に甘やかしてしまうと無駄吠えや噛み癖が増えたり、飼い主のいうことを聞かなくなったりしてしまいます。

しつけのコツ

  • トイレのしつけ
  • 触られることに慣れる
  • ケージの訓練
  • チャイム音に慣れる

 

トイレのしつけ

トイレのしつけは必須です。市販の室内トイレを使ったり、ペットシーツを使ったりして必ずトイレは一か所でできるようにしてください。以下がオススメな手順です。

・ケージで囲ったエリアにペットシーツを敷き付め、オシッコをしそうになったらそこに入れる。

・オシッコができたら目一杯褒め、おやつをあげる。

・失敗した時は犬を無視して即時、掃除をする。臭いが残らないように消臭剤も使って掃除する。

 

触られることに慣れる

長い時間抑えられて全身を触られることを嫌う犬も多くいますが、シーズーは全身の毛の手入れが欠かせないので、大人しくしていられるようにする必要があります。

子犬の頃からの遊びを通して、「撫でる」「抑える」「仰向けにする」などを繰り返し、短時間のブラッシングから始めて徐々に長い時間続けられるようにしていってくださいね。

 

ケージ(クレート)の訓練

シーズーの特徴である長い毛のお手入れのためにトリミングサロンへ行く際や、動物病院へ通う際にケージは欠かせないので、ケージに入る訓練も必要です。

犬は縄張りを持つ動物です。「自分だけの領域」「自分や家族が居る領域」「散歩などで行き来する領域」「未知の領域」など、幾つかのエリアを認識しています。

日ごろからケージを行動範囲の中に置いておき、ケージの中が「自分だけの領域」「安心して要られる場所」と認識させるようにしてください。慣れてくるとケージの中に入れても騒ぐことなく、静かにくついでくれるようになりますよ。

 

チャイムなどの音に慣れさせる

ドアやチャイムの音に吠える犬は多いです。「自分の縄張りに敵が侵入してくる」と思い、追い払おうとするためです。近所迷惑にもなるのでしつけでコントロールしてあげます。訓練の方法は以下の通りです。

チャイム音へ慣れる訓練

  • 1.チャイムの音を録音し、最初は小さな音量で遊んでいる時にBGMとして流す。
  • 2.鳴りやんだら遊ぶのを止める。
  • 3.チャイムの音を聞いても気にせず、飼い主の顔を見続けるようになるまで繰り返す。
  • 4.通常の音量でも気にしなくなったら、チャイム音の後に「待て」といい、遊ぶのを止める。
  • 5.「待て」を覚えたら、実際に来客した際、チャイム音の後に「待て」といって待たせる。

このトレーニングは、音に慣れさせると同時に、「待て」を教えることができます。普段からラジオを付けて色々な音を聞かせ、音に慣れさせておくと、外出時などに驚いて吠えることも減りますよ。

 

シーズーの健康管理!食事と体重は?

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シーズーの体重

  • 4~8kg

シーズーの標準的な体重は4~8kgとされています。見かけの割には意外と頑丈な体格で食欲旺盛です。顔におうとつが少ない犬種なので、浅めの皿にエサを入れてあげてください。

生後6ヶ月頃までは一日3回、それ以降は一日2回の食事にします。与える分量はドッグフードの表示を参考にします。

肥満防止のため、成長段階に合わせたフードを選び、おやつを与える場合は普段のドッグフードをおやつの分だけ減らすようにしてくださいね。

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顔の構造上、食事は広範囲に食べかすや液体が付きやすいです。汚れたり濡れたりしたままにしておくと皮膚病の原因になるので、小まめに拭いてあげてくださいね。お皿から水を飲むのも苦手なので、犬用の給水器の利用がおすすめです。

 

シーズーに運動は必要?散歩の時間と頻度は?

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シーズーに必要な散歩時間

  • 1日1~2回、各30分程度

シーズーは小型犬ですが室内運動だけではなく、1日1〜2回30分程度は外に出して日光浴と散歩をさせてあげてください。

屋外に出すのは生後4ヶ月を過ぎて、ワクチン接種が終わってからにしてください。最初はベランダや庭に短い時間だけ出るようにし、慣れてから外へ出すようにします。

リードを付けてほんの数歩でも歩くことができたら褒めてあげてくださいね。

散歩が楽しいとわかったら理想は朝夕の2回、散歩に出ます。ただ歩くだけではなく、坂道や階段を利用したり、全力で走ったりしてみるなど、変化に富んだ散歩がおすすめです。

散歩には体力を付けたりストレスを軽減したり、社会性を身に付けたりできるメリットがあります。

 

シーズーの寿命は?

シーズー

シーズーの寿命

  • 約15年

シーズーの寿命は、平均で約15年です。飼い犬の平均寿命の中でも平均的な寿命といえます。

飼い方次第でではもっと長生きできる可能性もありますし、近年ではペットフードの品質向上や飼育環境の改善によって長寿化している傾向にあります。

日々の餌であるペットフードは、年齢別や体型別に成分を変えたものがたくさんラインナップされています。飼っているシーズーに合ったものを選ぶことで、健康維持のサポートになりますよ。

 

シーズーのかかりやすい病気は?

シーズー

シーズーは丈夫で、病気にはもともと強い犬種ですが、注意しておくべき病気をまとめました。早期発見で十分克服できるものばかりですので、シーズーを飼う場合は頭に入れておいてください。

シーズーのかかりやすい病気

  • 1.角膜症
  • 2.緑内障
  • 3.慢性変性房室弁疾患
  • 4.皮膚炎
  • 5.外耳炎

 

シーズーのかかりやすい病気1:角膜症

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病気概要

シーズーは大きな目が特徴的ですが、眼の奥は浅く外側に出っ張りやすいので角膜症の発症率が高くなります。逆さまつげや被毛が目に入ってしまうことや、目が出ていることから瞬きが苦手なことによるドライアイも角膜症につながることがあるので注意が必要です。


 
角膜の中心部が帯状に表面が濁ったり、角膜の表面に血管が新生したり、目がどんどん乾燥していくと黄色い目やにが出てくるようになります。

症状

・黄色いめやに
・涙の量の減少
・目の縁が腫れる

予防法

・涙の量に注意して少なかったら目薬をさしてあげる
・目の縁の毛に気を付けてあげる

 

シーズーのかかりやすい病気2:緑内障

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病気概要

眼の圧(眼圧)が上昇したり、眼の奥の網膜神経細胞の機能低下や壊死などにより、進行性の視覚障害を伴う病気です。失明の恐れがあります。発症すると眼の痛みによって頭を触られることを嫌がったり、目が見えにくい様子を見せたりすることがあります。

緑内障には視力がある場合の治療法と、既に失明した場合の治療法とに分かれます。原発性緑内障を起こしやすい犬種を飼われている場合は、定期的な眼の検査を受けることをおすすめします。

 

症状

・目が充血し、角膜が白く濁る
・眼球が大きくなったようにみえる
・まぶしそうに眼を細めたり、眼瞼痙攣がみられる(痛みのため)
・眼を掻く仕草をする(痛みのため)

予防法

・眼球に傷がつかないよう、目の周りの毛に気を付ける
・愛犬の視力が低下していると感じたらすぐに受診する

 

シーズーのかかりやすい病気3:慢性変性性房室弁疾患

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病気概要

慢性変性性房室弁疾患は心臓内の弁が、本来の役割を果たせなくなってしまい血液が逆流する病気です。老犬になると弁が厚くなってしてしまったり変形してしまったりします。若い時期にもかかることもあるので注意が必要です。

 

症状

・疲れやすい
・息をするのが苦しそう
・あまりフードを食べなくなる

 

予防法

・遺伝要因の大きい病気なので予防法は確立されていません。慢性変性性房室弁疾患が疑われる症状が見られたら、すぐに動物病院に連れて行ってあげてくださいね。

 

シーズーのかかりやすい病気4:皮膚炎

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病気概要

シーズーは皮膚が弱く、アトピー性皮膚炎になりやすい犬種です。自然治癒を期待して放っておくと、免疫力が低下し、細菌感染などによって更に酷い皮膚炎になる危険があります。

また、マラセチア皮膚炎にも気をつけましょう。シーズーによく見られる病気で、幼犬から老犬まで幅広く発症しています。、慢性化すると毛も抜け、皮膚が黒ずみ、分厚くなります。

治療法は状態にもよりますが最低1ヶ月程度の治療が必要です。週に2~3回のシャンプーと併用して、マラセチアに効果のある内服薬を使います。

 

症状

・皮膚が赤くなる
・頻繁にかく
・ベタついたフケが出る

 

予防法

・効果的なシャンプーを使う
・皮膚病の内服薬を与えてあげる
・動物病院で薬浴をする

 

シーズーのかかりやすい病気5. 外耳炎

シーズー

シーズーの耳は長い毛に覆われ、外耳炎になりやすいです。耳の中の毛は抜き、綿棒にローションを付けて掃除するようにします。黒~黄色の耳垢が溜まっていたり、ダニをみつけたりした場合は獣医師に診てもらってください。

低温で乾燥した地域で育てられてきたシーズーは、高温多湿の日本では皮膚がべたついてしまい、皮膚炎を起こしやすいです。また、被毛量が多いことから熱中症にかかりやすい犬種でもあります。

シーズーの飼育を検討してる方は、シーズーのかかりやすい病気を知っておくことをおすすめしますよ。

 

シーズーには「脂肪」と「ストレス」を溜めさせない!

日々の飼育に時間と手間のかかる犬種ですが、独特の楽しみ方ができるのがシーズーの特徴です。

シーズーが健康に過ごすには、肥満の予防が重要です。高カロリーになりすぎないように気を付けてエサを与えてください。人間用のお菓子や加工食品を与えると、肥満を誘発しますので避けてくださいね。ストレスを貯めさせないような飼育環境作りも大切なことです。

日々接する中で、シーズーの体調の変化は見過ごせません。いつもと様子が違ければ、すぐに動物病院を受診してくださいね。