コモンドールの歴史は?飼育環境、被毛の特徴やお手入れは?

コモンドールは大型の牧羊犬です。長い毛で覆われたモップのような風貌が特徴的ですね。

この記事ではコモンドールの歴史や飼育についてまとめてみました。ぜひ参考にしてくださいね。

 

コモンドールの歴史は?

コモンドール 

アジア系遊牧民であるマジャール人がハンガリーに移住した際、一緒に持ち込んだ大型の牧羊犬がコモンドールの祖先といわれています。

独特な外見をしていたため混血することなく純血を守ってきたコモンドールは、羊の群れにまぎれてオオカミなどの害獣から羊を守っていました。その後、ハンガリーからドイツを経てヨーロッパやアメリカにも広がります。アメリカでは1937年AKCに認定されました。

第二次世界大戦によって絶滅しかけますが少しずつ頭数を回復し、今ではショードッグとしてだけでなく優秀な牧羊犬としても見直されています。

 

コモンドールの飼育環境は?

コモンドール3

飼育に向かない環境

  • 暖かい気候
  • 高温多湿

コモンドールは夏の平均気温が22度のハンガリーで作出された犬種です。全身を厚い毛に覆われている外見からも想像がつくように、熱がこもりやすく暑さに弱い一面があるので暖かい気候を苦手としています。

日本は高温多湿でもあるので、東北や北海道などの一部地域を除いてあまり飼育には適していないといえます。自分で考え羊を守っていた過去から自立心が旺盛で頑固、支配的な面があるので、子犬の頃からしっかりとした訓練やしつけを行えるリーダーシップを持った飼い主さんの存在も欠かせませんよ。

 

コモンドールの被毛の特徴は?

コモンドール2

被毛の特徴

  • 分厚い被毛

コモンドールの一番の特徴は7kg近い重さになることもある分厚い被毛です。被毛はダブルコートで、羊毛のような柔らかく密度の高い下毛とフェルトのような質感を持つコードと呼ばれる毛束から構成されています。

綺麗なコードになるまでには2年ほどかかると言われている被毛は、羊と一緒に屋外で過ごすことの多かったコモンドールにとっては欠かせないものでした。

雨風や寒さといった過酷な天候に耐えるための外套の役目だけでなく、オオカミなど外敵との戦いでは相手の牙から体を守る鎧の役目も果たしていたのです。

 

コモンドールのお手入れ、気をつけるポイントは?

コモンドール 人

手入れのポイント

  • ブラッシングは避ける

被毛の手入れはブラッシングを避け、定期的にもつれたコードをほぐしてあげることが大切です。清潔に保つためには定期的なシャンプーが欠かせませんが、1本1本丁寧に揉み洗いして乾かすとなると1日かかるので頻繁に行う事は難しいですよ。

少しでも被毛の美しさを保つためにも、モップ状の被毛についた汚れやほこりは、気がついたタイミングで取ってあげてくださいね。カットするという手もありますが、コモンドールらしい外見が損なわれてしまいますよ。

 

飼育前の環境整備は欠かせない犬種!

コモンドール 

コモンドールはユニークで魅力的な犬種です。ですが日本での飼育となると適しているとは言えず、手入れも大変です。しっかりと事前に情報収集をして、相当な覚悟を持って飼わなければ不幸な犬を増やすことになりかねませんよ。