犬の妊娠・出産。期間、症状、兆候、費用、準備まとめ

メス犬を初めて飼い始めた方にとっては、妊娠や出産も始めはわからないことばかりですよね。不安も多いと思いますが、飼い主さんが事前に知識をつけておけば、ペットは安心して妊娠、出産にのぞめますよ。妊娠・出産を避けたい方は、犬の避妊手術に関する関連記事を参考にしてくださいね。



 

 

犬の妊娠から出産までの期間

ゴールデンレトリーバー_親子

犬の妊娠期間は多少の前後はありますが、およそ2ヶ月です。2ヶ月の間に色々な検査や準備が必要となってくるので、人の妊娠(10ヶ月)に比べると、とても慌ただしくなります。

 

犬の妊娠、症状や兆候は?

shutterstock_25820392

犬が妊娠して1週間から3週間すると、食欲の低下や嘔吐など、つわりのような症状が出ます。また、味覚が変化して今まで食べていた物を食べなくなることも妊娠の兆候の一つです。これらの症状で妊娠に気づいたら、動物病院を受診してくださいね。ちなみに、犬には妊娠検査薬がないので、はっきりと判断することは難しいといえます。

妊娠から4週間から6週間すると乳腺が張り、乳首周辺の毛が抜け落ちます。お腹に膨らみが出てくると、落ちていた食欲が回復してきます。また、外陰部からおりもの様な粘液が出る症状もありますよ。

 

犬の出産兆候は?

出産が近づくと巣作り行動をし始め、落ち着きがなくウロウロし、前足で地面を掘る様な行動をします。神経質になる時期でもあるので接し方には気をつけてくださいね。出産当日になるとお腹の中を空にしようとするため、食欲がなくなり、頻繁にトイレにいきます。便は、軟便や下痢になることが多いです。出産間近になると、犬の平均体温である38℃〜39℃から1℃〜2℃くらい下がり、最も体温が下がってから10時間後くらいに陣痛が始まります。

 

犬の妊娠・出産かかる費用は?

shutterstock_215289142

出産までには様々なお金がかかってきますので、どれくらいのお金がかかるのかイメージして準備しましょう。合計で数万円~20万円ほどと差があります。

 

妊娠確認

妊娠約30日頃からエコー検査で妊娠しているかどうかを確認することができます。費用は診察代とエコー代で4,000円~5,000円ほどかかります。

母子確認

胎児の頭数や大きさ、母犬の骨盤の状態を確認するためにレントゲン検査を受けます。レントゲン検査は妊娠後約45日頃から受けることができます。診察代+レントゲン代で4,000円~5,000円ほどかかります。

出産費用

犬の出産を自宅で行った場合は基本的にお金はかかりません。心配な方で獣医に頼む場合は、5万円~10万円ほどかかります。難産で帝王切開の手術が必要な場合も10万円程、陣痛促進剤を使う処置を行う場合でも数万円。

 

犬の出産準備は?自宅出産の場合

shutterstock_163922981

自宅で出産する場合、必要な物がいくつかあります。安心して出産にのぞめるように準備をする必要があります。

体温計

出産間近の体温変化を計るために必要になります。妊娠6週目くらいから朝晩の2回検温を行いましょう。

産箱

出産の際、母犬が落ち着ける薄暗い静かな場所が必要になります。段ボール等で作っても構わないので、高さは子犬が出て行かないくらい、広さは母犬が横になっても余分なスペースがある程度の物を用意しましょう。ちなみに、産箱の中にはタオルや新聞紙をさいた物などを敷いてください。汚れたらすぐ、清潔な物に取り換えてあげましょう。冬場は温度が下がらないように、ペットヒーターやペットボトルにお湯を入れたものなどを置く必要があります。

はかり

生まれた子犬の体重を測る為に使います。キッチン用でかまわないので、1~2kgまで測れるものを用意しておきましょう。

乾いた清潔なタオル

子犬を拭いてあげたり、体を温めたり様々な用途で使えます。濡れたタオルで子犬を拭くと体温を下げてしまうので注意が必要です。3~5枚ほどは用意しておくと安心です。

はさみと糸

へその緒を切る時に使います。未使用の物か、消毒した物を用意しましょう。

洗面器

産湯に使います。産湯の温度は手を入れて少しぬるいくらいのものを用意しましょう。

 

犬の妊娠から出産までの注意点

IMG_0535 (1)

犬が妊娠してから出産までいくつか注意点があります。元気な赤ちゃんを生んでもらうために気をつけてくださいね。

妊娠直後

犬は交配から着床まで3週間程度かかります。この時期は流産のリスクが高いので、激しい運動、お腹を地面にこする行動、階段の上り下りは控え、散歩の回数を普段よりも少なくしましょう。

妊娠5週目

落ちていた食欲が回復してくる時期、与える餌に授乳期用のフードや子犬用のフードを混ぜてあげましょう。胎児への栄養や、母犬の栄養バランスを考え栄養価の高い餌を与える必要があります。また、この時期にでてくる外陰部からの粘液が、血の混じったような色をしていたり、悪臭がしたりする場合は流産をしている可能性があるので病院へ連れていってくださいね。