水槽とのセットでよく売られている「外掛けフィルター」は使ったことのある人も多い濾過装置ではないでしょうか。
この記事では熱帯魚の濾過装置のひとつ、外掛けフィルターの仕組みや向いている熱帯魚、おすすめの機種についてまとめました。
濾過装置、外掛けフィルターの仕組みは?
外掛けフィルターは他の濾過装置に比べて安価で、コンパクトなことが特徴的です。場所を確保することも簡単ですよ。水槽上部の縁にかけるだけで設置可能です。
仕組みはモーターにより吸い上げられた水が濾過槽を通ることで濾過を行います。濾過槽には一般的に「活性炭のカートリッジ」を入れ、毒性物質を吸着しています。糞などのゴミもカートリッジのウールの部分にひっかかって濾過しますよ。
カートリッジの取り換えは14~30日ごとに行うのが一般的です。取り換えをせずに長期間使うと活性炭が機能しなくなり、水槽内に毒性物質が溜まり続けてしまいますよ。
デメリット
濾過槽がコンパクトなので他の濾過フィルターと比較して濾過能力は低いです。また、初期費用は安く済みますが交換のカートリッジは少し高くつきますよ。長年使う場合のコストパフォーマンスはあまり高くありません。
またカートリッジを交換すると中で育った「濾過バクテリア」も一緒に交換することになり、濾過能力が毎回リセットされるというデメリットもあります。
ただ、この欠点はカートリッジの代わりに「セラミック製の生物濾材」をいれることで対処することができますよ。
外掛けフィルターがおすすめな熱帯魚は?
おすすめの熱帯魚
- メダカ
- グッピー
外掛けフィルターは、45cm以下のサイズの水槽で「メダカ」や「グッピー」などの水を汚さない熱帯魚を飼育するのに適しています。
逆に60cm以上の水槽や、「金魚」など排泄物が多く水を汚す熱帯魚の飼育には濾過能力が追い付かないため向いていません。
おすすめの外掛けフィルターは?
おすすめ外掛けフィルター
- Tetra
- GEX
「Tetra」や「GEX」の外掛けフィルターがおすすめですよ。多くの人に使われているため取替えカートリッジが熱帯魚ショップやホームセンターなど多くの店舗に在庫があります。
↓「Tetra」の外掛けフィルター
↓「GEX」の外掛けフィルター
水槽や飼育数に応じたフィルターを
外掛けフィルターは初期費用の安さから使う人が多い濾過装置ですが、過密飼育をしている水槽や、60cm以上の水槽にはあまり向いていません。
水槽の大きさや、熱帯魚の飼育数に応じたフィルターを購入することが大切ですよ。フィルターの濾過能力が熱帯魚の命を守っているといっても過言ではないからです。