スコティッシュフォールドは注意!?骨瘤ほか耳の病気まとめ。耳掃除が大切?

スコティッシュフォールドは小さく折れた耳がかわいいですが、実は「骨瘤(遺伝性骨形成異常症)」とよばれる病気が原因なのです。他にも耳の病気にかかりやすい猫種として有名ですよ。

この記事ではスコティッシュフォールドがかかりやすい骨瘤ほか耳の病気の原因や症状、治療法、予防策や耳掃除の仕方についてまとめました。

しっかりと病気のメカニズムを知って、愛猫の健康を支えてあげてくださいね。

 

スコティッシュフォールドは注意!骨瘤(こつりゅう)の症状は?

スコティッシュフォールド

骨瘤の症状

  • 足を引きずる
  • 泣き叫ぶ

骨瘤(こつりゅう)は「遺伝性骨形成異常症」ともよばれ、足やしっぽの骨が変形したり軟骨が増殖してコブができたりする病気です。

「Fd遺伝子」という常染色体を親猫から1本でも受け継ぐと骨瘤を発症してしまいます。スコティッシュフォールドの発症確率は高いといえます。

特徴的な小さく折れた耳も、実は耳軟骨の骨瘤が原因ですよ。重症化すると足やしっぽに症状が現れて脊椎へと症状が進行します。

発症のタイミングは骨や軟骨が形成される「成長期」に多くみられます。関節の痛みから足を引きずる子や泣き叫ぶ子もいますよ。

 

スコティッシュフォールドの骨瘤、治療法は?

猫 スコティッシュフォールド3

骨瘤の治療法

  • 鎮痛剤
  • 放射線
  • 外科手術

親からの遺伝によって発症する骨瘤は完治が難しい病気ですが、症状を抑える方法はあります。「鎮痛剤」「放射線」「外科手術」の3つを紹介します。

 

治療法1. 鎮痛剤

鎮痛剤による治療は痛みを抑えるもので完治させることはできません。投薬治療は1回につき5000~1万円かかります。

 

治療法2. 放射線

放射線治療は骨瘤の治療に最も効果があるといわれています。放射線はコブの成長を抑える効果があります。1回5万円程度と高額ですが、獣医師の相談を仰いでくださいね。

 

治療法3. 外科手術

外科手術ではコブを直接取り除き関節の固定を行います。最も即効性のある治療法ですが、手術費用は20万円ほどで3~4日の入院が必要です。

 

スコティッシュフォールドの骨瘤、予防法はある?

猫 スコティッシュフォールド2

骨瘤はスコティッシュフォールド同士の交配によって起こる遺伝性の疾患なので、「交配をさせない」ことが唯一の予防法です。

骨瘤の発症を抑えるべく、現在公認団体に認められているスコティッシュフォールドは純血ではなく、「アメリカンショートヘア」や「ブリティッシュショートヘア」とのミックス猫ですよ。

骨瘤の発症確率が高いため、スコティッシュフォールド同士の交配を禁止している国もありますよ。スコティッシュフォールドを多頭飼いしている飼い主さんは、望まない妊娠を防ぐためにも「不妊手術」をおすすめしますよ。

 

骨瘤についての正しい知識を

スコティッシュフォールド

スコティッシュフォールドは骨瘤を発症しやすい遺伝子を持っています。猫の品種団体の「FIFe」や「GCCF」はからスコティッシュホールドも公認していません。

かわいいからとペットショップで即購入を決める飼い主さんの気持ちもわかりますが、骨瘤についての知識は持っておいた方がいいですよね。合わせて「ペット保険」に加入しておくと、もしものときにも安心ですよね。

 

スコティッシュフォールドは耳の病気にかかりやすい?

スコティッシュフォールド

スコティッシュフォールドは、耳の病気にかかりやすい猫種です。最大の特徴である垂れ耳は解剖学的に通気性が悪く、雑菌が繁殖しやすいのです。

耳の中が常に梅雨時の締め切った部屋のような状態になっているので、飼い主が小まめに気をつけてあげなければなりません。もちろん、スコティッシュフォールドに限ったことではなく、垂れ耳の動物は種類に関係なく耳の病気を発症リスクがありますよ。

 

スコティッシュフォールドがかかりやすい耳の病気「外耳炎」

スコティッシュフォールド

外耳炎は耳ダニや異物の侵入などが原因で外耳道に炎症がおこる病気です。外耳道や耳介の周囲が赤く腫れ痒くなるので「しきりに頭を振る」「耳を家具や柱にこすりつける」「後ろ足で引っかく」などのしぐさが頻繁にみられるようになりますよ。

耳の中の観察だけでなく、耳をかゆがっている様子がないか、頭を変に振ったりしていないかなど普段から気をつけてあげることが予防法になります。

 

スコティッシュフォールドがかかりやすい耳の病気「耳ダニ感染症」

スコティッシュフォールド

耳ダニ感染症は「ミミヒゼンダニ」が猫の外耳道に寄生することで発症する病気です。耳ダニに感染すると「黒っぽいワックス状の耳垢」が生じ激しいかゆみが起こります。

「しきりに頭を振る」「耳を物にこすりつける」などのしぐさが頻繁にみられますよ。

耳ダニに感染している猫との接触を避け、予防・駆除剤を定期的に投与することが予防になります。

 

スコティッシュフォールドの耳掃除、頻度や方法は?

スコティッシュフォールド

頻度

  • 1週間に1回程度

用意するもの

  • 綿棒(ペット用)
  • 耳洗浄液(ペット用)
  • カット綿

耳掃除は週1回程度を目安に行います。耳の病気を発症すると「耳の中が赤くなる」「黒っぽい湿った垢が付着する」などの異変がみられるので、様子をみながら手入れの回数を増やすようにしてくださいね。

耳掃除で綿棒を使う際は、耳の中を傷をつけないように「ペット用」の柔らかい綿棒を使い、目でみえる範囲の掃除にとどめてくださいね。

耳掃除を嫌がる場合は「カット綿」を使うことをおすすめします。洗浄液で湿らせたカット綿を指先に巻きつけて優しく拭くだけなので初心者の方でも簡単ですよ。

 

重度の場合は耳洗浄

耳垢がひどくこびりついている場合は耳洗浄がおすすめです。時間をかけると愛猫が暴れるので、すばやく行うことがポイントですよ。

適量の洗浄液を耳の中に垂らし、耳の付け根をやさしく揉みます。しばらくしたら汚れが浮いてくるので、カット綿でやさしく拭き取ればOKです。

 

耳掃除も大切なコミュニケーション!

スコティッシュフォールド

耳掃除は慣れないうちは怖いですが、愛猫との大切なコミュニケーションになるので少しずつでも挑戦してみてくださいね。