ブサかわで大人気のペルシャ猫が気をつけたい5つの病気とは?

クシャッとした顔とゴージャスな毛並みをもつペルシャ猫。飼い主さんは、愛猫がかかりやすい病気を知っておきたいものですよね。

この記事ではペルシャ猫の発症例が多い病気5つの原因と症状をまとめました。

 

ペルシャ猫の病気1. 「流涙症」

ペルシャ猫

「流涙症」は鼻ペチャ顔の猫に多い病気で、一般には涙やけといわれています。

涙の過剰な分泌や涙の排水システムの問題があることで起こります。涙が体外にうまく排出されないと、涙が目頭に溜まってしまい流涙症を引き起こします。

 

ペルシャ猫の病気2. 「多発性嚢胞症」

ペルシャ猫

「多発性嚢胞症」はペルシャ猫の代表的な遺伝病で、腎臓の内部に水嚢胞ができてしまう病気です。

ゆっくり進行するので、発見が遅れやすい特徴があります。親猫のどちらかに腎臓を創りだす遺伝子に異常があると、50%の確率で子猫が発症するといわれています。

元気がなくなり食欲が低下するような症状が徐々に現れるので、愛猫の様子をつぶさに観察しておくことが大切です。

 

ペルシャ猫の病気3. 「毛球症」

ペルシャ猫

「毛球症」は鳥やうさぎにもみられる病気です。

グルーミング(毛づくろい)で飲み込んでしまった被毛が、体内に溜まってしまう病気です。吐き出す素振りだけして何も吐かない症状がよくみられます。また、便秘になったり腹部が膨れたりするペルシャ猫もいるようです。

治療しないと命に関わる病気です。

 

ペルシャ猫の病気4. 「角膜炎」

ペルシャ猫

角膜炎は、被毛の長いペルシャ猫に起こりやすいです。

目の表面にある「角膜」が、被毛がこすれて傷つくことが大部分の原因です。細菌やウイルス感染が原因の場合もあります。

大量の涙を流す、光を異常に眩しがるという症状が現れ、悪化すると角膜の奥にも炎症を起こしてしまうこともあります。

 

ペルシャ猫の病気5. 「心筋症」

ペルシャ猫

心筋症の中でもペルシャ猫は「肥大性心筋症」にかかりやすいといわれています。

発症してもほとんど無症状な、やっかいな病気として知られています。進行すると呼吸困難により動きが鈍くなり、最終的には歩くことができなくなります。

心臓の壁の筋肉が肥大して血管を圧迫することが原因です。

 

ペルシャ猫の病気、対策法は?

ペルシャ猫

病気の対策には「事前の遺伝子検査」「日々のスキンシップ」「清潔な飼育環境」の3つが大切です。

 

事前の遺伝子検査

ペルシャ猫を引き取る際に親猫も含めて遺伝子を確認することをおすすめしますよ。もし難病の遺伝子を持っていたら、数年で亡くなってしまう子もいるからです。

 

日々のスキンシップ

「毛球症」か「角膜炎」の対策のために、被毛のチェックやお手入れを兼ねてスキンシップを心がけてください。

あくまで猫の気持ちに合わせてあげることが大切ですが、出来る限り毎日触れ合う機会を作ってくださいねl.

日々スキンシップを取ることで、病気による愛猫の変化に気がつきやすくなります。

 

清潔な飼育環境

「餌や水を入れているお皿は定期的に洗う」「トイレに愛猫の糞を放置しない」など、飼育環境を清潔に保つことで、細菌やウイルスの感染症の対策になります。

 

ペルシャ猫にはたくさんの愛情を!

ペルシャ猫

ペルシャ猫に代表的される5つの病気をこの記事では紹介しましたが、他にもかかりやすい病気はあります。

先天性の病気を回避することはできませんが、後天性の病気はしっかり管理することである程度発症のリスクを減らすことができますよ。

たとえどんな症状でも見逃さないように、日々愛情を注いで接してあげてくださいね。