チャウチャウは食用犬?犬食文化?純血は違う?歴史は?

中国歴代の王朝時代からお寺の守護獣として飼われてきたチャウチャウですが、人間の食用に繁殖された歴史をご存知ですか。

この記事ではチャウチャウの歴史を、中国の犬食文化とともに紹介します。

 

犬のチャウチャウの歴史、3つの説とは?

チャウチャウ2

チャウチャウの歴史は古く、王朝時代までさかのぼります。誕生の説は確定的なものはなく、少なくとも3つの説があるとされています。

 

説1. 「サモエドとチベタンマスティフのミックス犬」

1つ目はサモエドとチベタンマスティフとの交配によってチャウチャウが生まれたのではないかとする説です。

しかし当時サモエドはロシアの一部民族にしか飼育されておらず、中国のチベタンマスティフとの交配は不可能という意見が強いです。

サモエドから派生して、中国のスピッツタイプ(口先が尖った)犬種とチベタンマスティフの交配ではないかという説もあり、こちらの方が信ぴょう性は高いとされています。

説2. 「チャウチャウ自体が超古代犬種」

2つ目の説はチャウチャウ自体が紀元前2000年頃から飼われていた超古代犬種ではないかとする説です。当時描かれたとされる絵画に、チャウチャウらしき犬の絵があることが証拠とされています。

ただ科学的な根拠が乏しい現状です。

 

説3. 「古代犬種を食用に改良した」

3つ目の説が現時点でもっとも有力で、研究が進められています。

中国の古代犬種である「ハン・ドッグ」を闘犬用に改良したのが「シャーペイ」、食用に改良したのが「チャウチャウ」とする説です。

チャウチャウはハン・ドッグを一回り大きくした見た目に似ており、中国では実際に「犬食文化」が存在したことから、この説は有力とされています。

 

ただ、どの説もチャウチャウの特徴的な青い舌の由来が説明できておらず、決定打にかけている現状です。

3つ目の説に関して、チャウチャウが食用犬として誕生したのかは定かではありませんが、犬食文化としてチャウチャウを食していた歴史は確かです。

下記の記事では中国の犬食文化とチャウチャウの関連性をまとめています。

 

犬食文化とは?日本でもあった?

チャウチャウ1

犬を食べる文化のことを犬食文化(けんしょくぶんか)といいます。歴史は古く、新石器時代の遺跡から犬の骨が発掘されたことから、その頃から浸透していたとされています。

古代中国では犬の肉は体を暖める効果があるされ、漢方に薬効も記載されています。他にもベトナムやパラオ、ベトナム、台湾などアジアの国々で犬食文化は浸透していた歴史があります。

日本でも675年に犬を含む「肉食禁止令」を出されたことから、犬食文化の存在が確認されていますよ。

現在では犬のペット文化が世界中で浸透しており、犬食文化についての倫理的な論争が起こっています。多くの国で犬食な規制・禁止され、犬食はマイナーな文化です。

一部、犬食文化が残っている地域も存在します。

 

犬のチャウチャウ、今でも食用犬?純血は?

チャウチャウ

チャウチャウは国際畜犬連盟に登録されている犬種で唯一、今でも食用として繁殖されている犬種です。中国の玉林という地域では、たくさんの犬肉料理屋があるといいます。

ただ、純血のチャウチャウは珍しく値段が高いので食用にする文化はありません。あらかじめ食用に改良されたチャウチャウを食用としているようです。

食用のチャウチャウは肉は食用に、骨は漢方に、毛皮はコートなどに利用されます。

犬食文化は中国全土に根付いているものでも、中国に限った文化でもありません。犬食文化に関しては中国国内でも温度差があります。

現在でも伝統的に犬食文化が根付いた地域があることは事実です。

 

チャウチャウは可愛いルックスが大人気のペット

チャウチャウ

一部地域で犬食文化が残っているチャウチャウですが、ペットやショードッグとして全世界で広く親しまれています。

日本では1970年代の高度経済成長期の時代にカラーテレビのCMに出演していますよ。

江戸時代中期に徳川綱吉によって出された「生類憐みの令」など、犬を可愛がる文化のある日本では、犬食文化は馴染みが薄いかもしれませんね。