カンガルー科のワラビー、ペットとして飼育できる?値段、種類、餌は?大きさや寿命、性格は?

カンガルー科のワラビーはペットとして飼うことのできる動物です。ペットショップでもたまに見かけることがありますね。

この記事では、カンガルー科のワラビーについて、値段や種類、餌、大きさや寿命、性格についてまとめました。

 

ワラビーとカンガルーの違いは?ペットとして飼育できる?

shutterstock_341778389

カンガルーとワラビーの違い

ワラビーとカンガルーはどちらも有袋類カンガルー目カンガルー科の動物で、明確な区別があるわけではありません。

カンガルーの中で体重25kg以下の小型種を「ワラビー」と区別しています。ワラビーはカンガルーに比べて後ろ足と尾が短いという特徴もあります。

 

ワラビーは日本で飼育できる?

ワラビーは日本でペットとして飼育することができます。ただ、原産国であるオーストラリアの輸出許可が必要です。

ややこしい飼育規定のある「外来種」などにも指定されていません。

ペットショップでみかけることも稀にありますよ。珍しいペットの取り扱いをしている専門ショップであれば出会える確率が高いです。

 

カンガルー科のワラビー、種類ごとの値段や大きさは?

shutterstock_105899852

日本で販売されているワラビーは「ダマワラビー」「ダマヤブワラビー」「ベネットワラビー」「パルマワラビー」の4種類です。

 

ダマワラビー

ダマワラビーはワラビー類の中では小型で体長が42~68cm、体重が2.6~9.9kgです。日本でもっとも一般的に販売されているワラビーで、価格は15万円ほどです。

夜間に活動する習性があります。体の色は灰褐~茶褐色です。

 

ダマヤブワラビー

ダマヤブワラビーは体長が50~70cm、体重が7~10kgほどです。大きさが猫と同じくらいの小さなワラビーで、価格は20~40万円です。

 

ベネットワラビー

ベネットワラビーは体長が100cm、体重が15~27kgで、最も大きなワラビーです。体毛は茶褐色で、黒色の鼻先とつま先が特徴的です。値段は30万円ほどです。

 

パルマワラビー

パルマワラビーはもっとも小さなワラビーで、体長が45~53cm、体重が3.5~6.0kgです。うさぎと同じくらいの大きさですよ。

価格は30万円前後で 頬に白いラインがあります。頭頂部から背中にかけて、体の中央に暗色のラインが走っていることも外見の特徴です。

 

カンガルー科のワラビー、寿命は?

shutterstock_209667280

平均寿命

  • 10~15年

ワラビーの平均寿命は10~15年ほどで、犬とほとんど同じくらいです。日本で人気のダマワラビーは11~14年ほどなので、寿命は少し短いといえますね。

 

カンガルー科のワラビー、餌は?

shutterstock_272451203
カンガルー科のワラビーは草食動物です。小松菜、りんご、みかん、青草、牧草のほか、ペレット、ヘイキューブを食べます。

ペレットとは、栄養を含んだ食べ物を粉末状にして固めた総合栄養食です。一方、ヘイキューブとは、栄養価の高い牧草を圧縮してキューブ状にしたものです。主に動物園の飼育員さんが与えている餌ですよ。

他には木の皮や葉も食べますよ。ワラビー専用のフードはありません。

とげのある茎は口腔粘膜を傷つけるので控えてください。「カンガルー病」というあご骨の化膿性疾患を引き起こす恐れもあります。

両手で草をしっかりともって食べる姿がかわいらしいですよ。

 

カンガルー科のワラビー、性格は?

shutterstock_240973363

 

性格

  • 好奇心旺盛
  • 臆病で人になつきにくい

ワラビーは好奇心旺盛な性格で色んな物に興味を示します。何でも食べようとするので、食べて危険なものは目につくところに置かないようにしてください。

ただ、臆病な性格なので人にはなつきにくいですので、飼育は大変といえますね。パニックになるとジャンプして天井に頭をうって怪我をすることもありますよ。

 

ワラビーはペットとして飼えます

shutterstock_152659667

ワラビーは日本でもペットとして飼うことができる動物です。臆病な性格なので飼育は大変ですし、マンションのワンルームで飼うことは現実的ではありませんよ。

かかりつけの病院をみつけることも難しいので、覚悟のある方はぜひ飼ってみてくださいね。