犬の乳腺腫瘍、原因と症状まとめ。悪性だと手術?費用は?

犬の病気にはたくさんの種類がありますが、特にメス犬がなりやすい病気が乳腺腫瘍です。乳腺腫瘍は放っておくと死に至る怖い病気でもありますので、早期発見が大切です。犬の乳腺腫瘍の原因や症状、手術についてまとめましたので、メス犬を飼っている方はぜひ参考にしてください。


 

犬の乳腺腫瘍とは?

犬の乳頭の数には個体差がありますが、左右で5~7対あります。乳腺はこの乳頭に沿って存在する腺で乳汁を分泌する役割を担っています。乳腺腫瘍はこの乳腺が腫瘍化する病気で、高齢のメス犬によくみられる腫瘍の一つです。犬の腫瘍の中で最も起こりやすいといわれています。

メス犬がなりやすい病気『乳腺腫瘍』の原因は?

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乳腺腫瘍の原因ははっきりとはわかっていませんが、女性ホルモンのバランスや遺伝的要因が関係しているといわれています。避妊手術を行うタイミングとの関係も重要で、初めて発情する前に避妊手術を行っている場合、その犬が乳腺腫瘍を発病する確率は2~3,000匹に1匹ほどですが、2回目の発情以降に避妊手術をした場合、発病率は約2割にまで上がります。肥満もリスク要因の一つと考えられており、痩せている犬の方が肥満の犬よりも発生率が低いといわれています。

 

犬の乳腺腫瘍の症状は?良性か悪性かの見分け方は?

乳頭のまわりに硬いしこりがみられますが、大きさや数はさまざまです。視診・触診により、しこりの数や大きさ、硬さ、転移の有無などを確認します。1cm以下の小さなしこりの場合、良性である可能性が高いです。

また、肺への転移がないかどうかを確認するために、レントゲン検査を行います。乳腺腫瘍の場合、確定診断を行うには切除したしこりを病理検査に出す必要があります。手術を行う前にしこりに針を刺す細胞診を行うこともできますが、良性か悪性かの判断はできません。確実な診断結果を把握し、悪性の場合は迅速に対処をしましょう。

 

犬の乳腺腫瘍、治療法は?悪性だと手術する?

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乳腺腫瘍のうち悪性の確率は約5割で、悪性のうち転移性が高い確率は約5割といわれています。つまり、乳腺腫瘍のうち約75%が外科手術でしこりを切除することにより治療できるといえます。

 

乳腺腫瘍の手術、方法や費用は?

手術方法は大きく4つあります。「しこりが存在する乳腺のみを切除する方法」「しこりが存在する乳腺とつながりの深い乳腺を取る方法」「しこりが存在する片側すべての乳腺を取る方法」「すべての乳腺を取る方法」の4つです。切除範囲が広いほど再発リスクは下がりますが、麻酔時間が長くなり傷口も大きくなるため、犬の健康状態などから手術方法が選択されます。予防の意味で避妊手術を同時に行うこともありますよ。

手術費用は病院や手術方法によって大きく異なりますが、入院費用も含めて、安い場合だと5万円、高い場合だと50万円と差があります。

 

犬の乳腺腫瘍、予防法は?

初回発情前に避妊手術(卵巣子宮摘出術)を行うと発生率は低くなるため、初回発情前に避妊手術を行うことが効果的な予防法です。

 

触れ合う時間を定期的に持ち、異変を感じたらすぐに検査を

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しこりがあるかどうかを早期に発見するには、普段からどれだけ触れているかがポイントになります。散歩には毎日いっても、毎日触れ合う時間は長くとっていないという声もよく聞くので、定期的に触れ合う時間をもち、しこりがあるかどうか確認をしましょう。また、しこりが小さなうちに切除できれば、悪性であっても転移を防げることもあるため、しこりに気づいたらすぐ動物病院を受診しましょう。