愛犬が「散歩中他の犬に吠える」理由としつけの考え方を解説!

家の中では大人しいのに、なぜか散歩に行くと他の犬に吠えてしまう。この行動の理由は何なのでしょうか。

この記事では、愛犬が散歩中他の犬に吠える理由としつけの考え方についてまとめました。

 

犬は吠える生き物

まず「犬は吠えてコミュニケーションをとる生き物である」というのが大前提です。

とにかくすべて「吠えないで」としつけることは、人間の子どもに「しゃべらないで」と教育していることと同じです。

これでは愛犬との絆を育むことも難しいです。

 

大切なのは「吠える=悪」と決めつけるのではなく、なぜ吠えているのかを明確にして吠えないような環境づくりをするによって対処することです。

 

愛犬が他の犬に吠える、よくある理由1:あいさつのようなもの

顔見知りの犬に対するあいさつとして、吠えることがあります。

短めに「ワン」と吠えることが多いですね。吠える行為に深い意味はなく、「よ!今日も元気?」といった程度のあいさつです。

すれ違うときに怯えた様子や向かっていく様子も見られません。

 

対処法

ただのあいさつなので、「吠えるな!」と叱ることはあまりに愛犬がかわいそうです。

止めさせようとするのではなく、飼い主さんも相手の飼い主さんに「あ、こんにちは~!」や「いつも吠えちゃってすみませんね~、どうしても挨拶したいみたいで」とあいさつをしてみてはいかがでしょうか。

あ、今日も挨拶したの?偉いね~!」くらいのキモチを持って愛犬に接してあげてください。

 

愛犬が他の犬に吠える、よくある理由2:遊びたくて相手の気を引いている

すれ違った犬のことが気になっていて、「仲良くなりたい」「気を引きたい」と思い吠えることがあります。

挨拶の場合とは異なり、吠えると同時にその犬の方向に向かって歩いていくこともありますよ。

 

対処法

愛犬の方が体が大きい場合は、リードを少し短めに持ち直します。

愛犬からすればじゃれあっているつもりでも、相手側に怪我させてしまうことがあるからです。

お相手も愛犬と同じくらいの体格であれば、先方の飼い主さんの許可を取った上でじゃれ合わせてあげるといいですよ。

 

愛犬が他の犬に吠える、よくある理由3:怖いから威嚇している

向こうから近づいてくる犬が怖くて、威嚇するように吠えてしまっています。

相手に近づいてほしくないため、恐怖の対象である犬が近づいてくる方向とは逆方向に行こうする傾向があります。

威嚇の臨戦態勢に入っている場合はこの理由がほとんどです。

 

対処法

怖さゆえに吠えているだけなので、しつける必要はありません

怖いものを無理に克服しようとするのではなく、「散歩のコースや時間を変える」「その犬が通り過ぎるまで抱っこしてあげる」など愛犬の気持ちに寄り添うことを第一に考えてあげてください。

人間は自分の意思で恐怖から逃げることはできますが、首輪とリードがついている愛犬は自分の意志で逃げることができないからです。

 

八方塞がりの中、目の前に怖いものが現れた時にパニクって吠えてしまう。そんな状況で「吠えるな!」としつけることが愛犬の気持ちをいかに無視しているかを理解することが大切です。

 

まとめ

上記で紹介したように、「愛犬を変えるしつけ」は必要ありません。

まずは環境飼い主さんの考えを直すことで解決することがほとんどなのです。

あれダメこれダメとしつけるのではなく、愛犬の気持ちに寄り添った対処を心がけてみてくださいね。

 

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