ボストンテリアの寿命や気をつけたい病気、日々の健康チェック法は?

最愛のパートナーと少しでも長く一緒に暮らしたい。

多くの飼い主さんが望むことですが、ボストンテリアの健康維持をサポートするためには、病気に関する知識や日々の健康チェックが欠かせません。

この記事では、ボストンテリアの寿命や気をつけたい病気、日々の健康チェック法についてまとめました。

 

ボストンテリアの寿命は?

ボストンテリアの寿命は、およそ14年です。

小型犬の中では若干短めですが、日々の健康管理をしっかりすればより長い時間を共有することができますよ。

 

ボストンテリアが気をつけたい病気1:白内障

白内障とは眼球の水晶体が白く濁ってしまう病気です。

加齢や遺伝的要因の他に目に負った傷が原因で発症することがあるので、散歩の時などに目をぶつけないように気をつけてあげてください。

初期段階では目立った症状はありませんが進行すると「目が白くなる」「物にぶつかる」などの症状が現れます。

治療は点眼薬で病気の進行を遅らせる内科治療のほか、手術による外科的治療が行われます。

 

ボストンテリアが気をつけたい病気2:膝蓋骨脱臼

ボストンテリアは「膝蓋骨脱臼」を起こしやすい犬種です。

膝蓋骨脱臼とは、後ろ足のひざ関節のお皿が脱臼した状態になってしまう病気です。打撲や高所からの落下などのほかに、遺伝子異常で発症することもあります。

治療は膝蓋骨を正常な位置に戻す外科手術が行われますが、進行が進み変形が進んでしまうと手術が行えません。また、ボストンテリアは短頭種なので全身麻酔での死亡リスクも高くなります。

 

ボストンテリアが気をつけたい病気3:皮膚病

ボストンテリアは皮膚の病気にかかりやすい犬種です。

特に「アカラス症」と「肥満細胞腫」に気をつける必要があります。

 

アカラス症

アカラス症は、イヌニキビダニという寄生虫によって発症する皮膚の病気です。

「脱毛」「フケ」「赤みや黒ずみ」などが初期症状ですが、進行すると「皮膚のただれや、「出血」がみられることがあります。

幼犬期の発症であれば自然治癒できますが、成犬での発症は「糖尿病」を併発していることが多く、寄生虫の完全な駆除も難しいです。根気よく治療を続けることが大切ですよ。

 

肥満細胞腫

肥満細胞腫は、体中の肥満細胞がガンになってしまった代表的な病気です。

イボのようなものだったり脂肪の塊のようだったり、皮膚炎のように赤くなったりと、見た目から判断することは難しいです。「吐き気」「下痢」「食欲不振」などの症状がみられます。

早期発見・治療がカギなので、普段から小まめにスキンシップをとって小さな異常も見逃さないことが大切ですよ。

 

ボストンテリアのおすすめの健康チェック法

ボストンテリアはシワの多い犬種なので、シワの間などに汚れが溜まったままだと皮膚に炎症を起こしてしまうことがあります。

皮脂や涙が溜まりやすい鼻の上のシワなどは毎日拭うようにするといいですよ。

また、膝蓋骨脱臼になりやすい犬種なので、散歩中の足の動き(スキップ動作をしていないか)もチェックするようにします。散歩後には、目に外傷を負っていないかも確認するようにしてください。

 

まとめ

健康維持のサポートというと小難しく感じるかもしれませんが、自宅でもできることはたくさんあります。

まずは家でできることから、少しずつ挑戦してみてはいかがでしょうか。

 

↓別のボストンテリアの記事を読む↓