サーロスウルフドッグの性格、体重や被毛の特徴は?寿命や病気、飼い方、しつけや歴史は?

サーロスウルフドッグはオランダ原産のウルフドッグ犬種で、オオカミと犬の中間のような姿をしています。狼の特性を強く引き継いでいるユニークな犬種です。今回の記事ではサーロスウルフドッグの性格、体重や被毛の特徴、寿命や病気、飼い方、しつけや歴史についてご紹介します。

 

サーロスウルフドッグの性格は?

サーロスウルフドッグ

性格

  • 忠実で愛情深い
  • 内向的で警戒心が強い

飼い主家族に対して忠実で愛情深く、優しい性格の持ち主です。内向的で警戒心が強い一面もあります。オオカミ独特の慎重さと用心深さがあり、環境の変化に敏感に反応してしまいます。

犬の特性である従順さと、オオカミの注意深さを兼ね備えた犬種といえますね。子犬の頃から一緒に暮らしていれば小さな子供とも仲良くなれますが、襲ってしまうと危険なので避けたほうが無難です。

 

サーロスウルフドッグ、体の特徴は?

サーロス1

体の特徴

  • 体高:60~75cm
  • 体重:41kg

サーロスウルフドッグは体高60~75cm、体重41kgほどの大きさで大型犬に分類されます。引き締まった柔軟性のある体型をしており、反射神経と運動神経に優れています。

オオカミのような顔立ち、鋭い嗅覚、ジャーマンシェパードのような立ち耳、ふさふさした垂れ尾が特徴的ですよ。

「イエイヌ」の繁殖期は年に2~3回ありますが、サーロスウルフドッグは年に1度しか繁殖期がありません。一回の繁殖で5~15頭の子犬を産むというのもサーロスウルフドッグの特徴です。

警戒心が強く用心深いですが遠吠え以外ではあまり吠えないので、意外にも番犬には向いていません。

 

サーロスウルフドッグの被毛の特徴は?

サーロスウルフドッグ 出典:https://wanchan.jp

被毛の特徴

  • 毛質:ダブルコート
  • 毛色:ウルフグレー、ブラウン

被毛はダブルコートです。夏と冬では毛量の調節が行われます。夏場はアンダーコートが抜け落ちてアウターコートのみのすっきりした様相になりますが、冬場はアンダーコートが豊富に生え揃って分厚い防寒具の役割を果たしますよ。

夏と冬とでは見た目の違いがはっきりとわかるほどです。被毛カラーはウルフグレー、ブラウンなどがあります。

 

サーロスウルフドッグの寿命や病気は?

サーロスウルフドッグ

寿命

  • 10~12年

サーロスウルフドッグの平均寿命は10〜12歳です。

ウルフホンド協会の監視下に置かれているので、健康問題はしっかりと管理されています。犬全般に起こりやすい「股関節形成不全」「眼の疾患」「脊椎の異常」には注意が必要です。

「股関節形成不全」や「脊椎の異常」は肥満が発症の原因になりうるので、食事と運動とのバランスに気をつけてあげてくださいね。

 

サーロスウルフドッグの飼い方は?

サーロス3
運動量1時間程度の散歩を1日2回
被毛の手入れ週1回のブラッシング

サーロスウルフドッグは広い土地向きでマンションでの飼育には向きません。運動量はかなり多いですよ。毎日2回1時間程度の運動に加え、自転車併走運動やジョギングを混ぜた長距離の散歩、十分なスペースでの豊富な運動を毎日させてください。野山で思いっきり走り回ることも大好きです。

逆に狭い場所に閉じ込めたり、飼い主さんに長時間会えなかったりするとストレスが溜まり、破壊的な行動をとるようになります。

被毛の手入れは週1回のブラッシングとコーミングを行い、お風呂は汚れが目立つ時に入れてあげれば十分です。頻繁に入浴させてしまうと肌の脂分を余計に取り除いてしまい、皮膚病になってしまうので気をつけてくださいね。

 

サーロスウルフドッグのしつけは?

サーロスウルフドッグ

訓練が大変なので、犬のしつけに関して豊富な経験を持つ方におすすめの犬種です。

独立心が強い性格をしているので飼い主さんには常に従わせておくことが大切です。主従関係のしつけを失敗すれば立場が逆転していまい、手に負えない猛犬になってしまうからです。ドッグトレーナーに預けてしつけてもらうのもおすすめですよ。

生後3週間目ほどから他の人や犬に豊富に接する機会を作り、社会性を育むことも欠かせません。散歩の時は飼い主さんの後ろか横をリードで歩かせるようにして、主人である飼い主さんの前は歩かせないようにするなど細かい配慮も必要ですよ。

 

サーロスウルフドッグの歴史は?

サーロス2

1920年代に古代犬種の優れた能力に憧れた研究者によって、サーロスウルフドッグは作られます。

リンデルト・サーロスという研究者は、「イエイヌ」の先祖の一種で運動神経が優れた「オオカミ」と、学習能力に優れた「ジャーマンシェパードドッグ」の組み合わせを目指しました。

まずオスの「ジャーマンシェパード」とメスの「オオカミ」を交配させます。生まれた「半オオカミ」に更にオス親の「ジャーマンシェパード」を使うことで、オオカミの血を4分の1引く犬を作りました。これがサーロスウルフドッグの原型になった犬種です。

1975年にオランダ国内の犬種クラブにおいて「サーロースウルフホンド」という名で公認され、1981年にはFCIにも公認されました。

 

サーロスウルフドッグは上級者向きの犬種

サーロスウルフドッグ

外見が美しく高い運動神経をもつサーロスウルフドッグは、ウルフドッグ犬種の中で最も人気のある犬種です。ショードッグやドッグスポーツの分野で活躍していますよ。ただ、飼育にはかなりの根気が必要になります。

慣れない環境におけるよそよそしい態度やすぐに逃げ出そうとするオオカミの特性を併せ持つのも、この犬種の特徴の1つです。犬を飼うことになれた中上級者向けのしつけが難しい犬種といえます。

手間がかかるからこそ心の距離も縮まったときの喜びは何にも代え難いですよね。興味がある方はドッグショーなどを観に行くところからはじめてみてくださいね。