コトン・ド・テュレアールの性格、体重や被毛の特徴は?寿命や病気、飼い方、しつけや歴史は?

コトン・ド・テュレアールはマダガスカルの貴族から水夫にまで愛され、国犬に指定されている犬種です。

「テュレアール港に咲く綿花」という意味の名前をしています。マダガスカルではコトン・ド・テュレアールのデザインをした切手が発行されているほど、国民に愛され続けています。

今回の記事ではコトン・ド・テュレアールの性格、体重や被毛の特徴、寿命や病気、飼い方、しつけや歴史についてご紹介します。

 

コトン・ド・テュレアールの性格は?

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性格

  • 愛情深く従順
  • 活発でいたずら好き

人なつっこくて愛情深く従順な性格ですが、落ち着きがない一面も持ち合わせています。

様々な環境に対応できる柔軟性を持つので、子供や他の動物とも仲良くできますよ。綿毛のようにフワフワとして愛らしい見た目ですが、活発でいたずら好きです。

警戒心が強くよく吠えるので、番犬にも適している犬種といえます。

 

コトン・ド・テュレアールの体重や被毛の特徴は?

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特徴

  • 体高 25~30cm
  • 体重 5.5~7kg
  • 被毛 シングルコート
  • 被毛カラー ホワイト、ミルク

コトン・ド・テュレアールは体高25~30cm、体重5.5~7kg前後で小型犬に分類されます。

垂れ耳で巻き尾が真っ白な飾り毛に覆われているのが特徴的です。ジャンプしたり後ろ足で歩いたりして、飼い主を楽します習性があることも知られています。

被毛はシングルコートで、長毛のアウターコートはふわふわしたシャギーコート(むく毛)で、乾いた綿花のような手触りをしています。

カラーはホワイトやミルクホワイトが多いですが、クリーム色やブラックの小斑が混じる個体も存在します。

 

コトン・ド・テュレアールの寿命や病気は?

コトン・ド・テュレアールの平均寿命は14~16年前後で、長寿な犬種といえます。

「膝蓋骨脱臼」「股関節形成不全」などの関節疾患や「進行性網膜萎縮症」には注意が必要ですが、病気やケガの心配が少なく、比較的健康な犬種です。

「股関節形成不全」は小型犬の場合あまり敏感になる必要はありませんが、歩き方に異常がみられる場合は獣医の診察を早めに受けさせてくださいね。「膝蓋骨脱臼」はひざに負担をかけないことが大切なので、床の上にカーペットを敷いたり、高いところには登れないようにしたりして、予防してあげてください。

親からの遺伝性疾患である「進行性網膜萎縮症」は治療法がなく最終的には失明してしまう病気です。事前に遺伝子検査をすることをおすすめします。

 

コトン・ド・テュレアールの飼い方は?

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都会の集合住宅でも十分飼育できますが、活発な犬種なので毎日の運動は欠かせません。

毎日30~60分程度の散歩で十分ですが、飼い主家族と一緒に過ごす時間が大好きなので、可能な限り一緒に遊ぶ時間を作ってあげてください。

ドッグランで走り回らせたり広い場所でボールを取って来させたりすると喜んでくれます。泳ぐことが好きなので川や海に連れて行くのもおすすめですよ。

被毛は放っておくと伸び続けるので、手入れは毎日のブラッシングとコーミングに加え、2週間に1度お風呂に入れてあげてください。ハサミを使わない方が良い毛質なのでトリミングは専門の方に任せることをオススメします。

 

コトン・ド・テュレアールのしつけは?

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賢くて基本的なトレーニングはすぐに覚えられるので、初心者の方にも飼いやすい犬種といえます。子犬の頃から様々な経験を通して社会性と社交性を養うことで、誰とでも親しく接してくれますよ。

多少頑固でオスに比べてメスの方が独立心が強いといわれています。忍耐強く飼い主との主従関係を教えて、服従訓練もしてくださいね。

夜に活発になる特性があるので、周りに迷惑をかけないように子犬期からしつけてあげる必要があります。

 

コトン・ド・テュレアールの歴史は?

コトン・ド・テュレアールの起源は、16~17世紀に海賊たちがマダガスカルに持ち込んだ犬種とされています。「ビション・テネリフェ」と呼ばれるようになり、15世紀頃にインド洋にある「レユニオン島」に渡ります。

「レユニオン島」でコットンのような被毛を持つ「コトン・ド・レユニオン」になり、マダガスカル島にて「コトン・ド・テュレアール」になりました。マダガスカルのテュレアールと呼ばれる港町で土着犬と交配を繰り返すことで、現在の姿になったといわれています。

1960年代後半にヨーロッパ各国に輸出され、1970年に初めてフランスで犬種の公認を受けました。1972年にはFCIの公認も受け、徐々に知名度を高めていきます。現在多くの犬種協会で公認されていますが、希少な犬種とされています。

 

マダガスカルの王室でも愛された愛玩犬

コトン・ド・テュレアールは2014年現在ジャパンケネルクラブに一頭しか登録されておらず、国内にはブリーダーがほとんどいません。

入手したい場合は海外から輸入することになります。遺伝疾患を持っている個体を避けるためには「パピーミル(子犬生産工場)」からの入手を避け、信頼のおけるブリーダーさんから手に入れるようにしてください。

臭いやフケ、抜け毛が少ない犬種なので、犬アレルギーの方でも飼いやすい犬種です。人を喜ばせるのが大好きなお茶目なコトン・ド・テュレアール、珍しい犬種を飼いたい飼い主にオススメです。