室内空気モニタ「uHoo」の機能や使い方、空気環境の大切さを解説

空気の質について考えたことはありますか。

pm2.5などがニュースで話題にあがることも多いですが、ペットは人間よりも体が小さいため、室内の空気が汚れていると健康被害をより受けることになってしまいます。

この記事では、室内空気モニタ「uHoo」の機能や使用方法についてまとめました。

 

室内空気モニタ「uHoo」とは?

「uHoo(ユーフー)」は、世界で初めて9個のセンサーを搭載し、室内の空気データを包括的にモニタリングする空気センサーです。

室内が今どんな状況なのかを自動検知し最適なアドバイスをくれるので、ペットを飼育している飼い主さんに特におすすめです。ペットは家の中で過ごす時間が特に長いため、室内の空気質に健康が影響を受けやすいのです。センサーで計測した結果はスマホアプリですぐに確認できますよ。

形はコンパクトでシンプル、白を基調とした洗練されたデザインなので部屋のテイストやインテリアも問いません。VGP2020スマートホーム部門も受賞しています。

 

ペットが暮らす室内で気をつけたい空気環境

uHooは、コンパクトなボディの中に9つ(気温、湿度、二酸化炭素、TVOC、PM2.5、二酸化窒素、一酸化炭素、オゾン、気圧)の空気センサーを搭載しています。

それぞれの空気環境が悪くなった場合、ペットにどのような影響が出るのかを解説します。

 

気温

測定可能域 -40℃~85℃
測定単位 0.1℃
許容誤差 ±0.5℃

夏場が25~28℃、冬場で18~22℃が快適とされています。

気温が高くなると夏場は特に「熱中症」発症のリスクが高まります。ペットに「立ちくらみ」や「呼吸数増加」「嘔吐」などがみられた場合には注意が必要です。

逆に気温が下がりすると、ペットの体温も下がり室内で凍えてしまいます。

 

湿度

測定可能域 0%~100%
測定単位 0.1%
許容誤差 ±3%

夏場は55~65%、冬場は45~60%が快適とされています。

湿度が低い室内はウイルスが蔓延しやすいです。湿度が高いと部屋にカビが発生して空気環境がさらに悪くなる可能性があります。

 

気圧

測定可能域 300mBar~1,100mBar
測定単位 0.1mBar
許容誤差 ±1mBar

気象病の原因にもなる気圧。気圧が低くなると頭痛を起こす人がいるように、ペットにも症状が出ます。

 

二酸化炭素

測定可能域 400ppm〜10,000ppm
測定単位 1ppm
許容誤差 ±50 ppm または測定値の3%

二酸化炭素は空気中に4番目に多く含まれる気体ですが、濃度次第で動物に猛威をふるいます。

人間の場合、2000ppm以下であれば影響はさほど認められませんが、3000ppmを超えると「頭痛」「吐き気」「意識障害」を引き起こします。ペットの場合は人間よりも低い濃度で症状がみられる可能性もあります。

 

TVOC(総揮発性有機化合物量)

測定可能域 0ppb〜1,000ppb
測定単位 1ppb
許容誤差 ±10 ppb または測定値の5%

TVOC(総揮発性有機化合物量)は床や壁の塗装などから発生する有害物質のことで、数値が高いと「シックハウス症候群」発症の原因となります。

「目眩」や「吐き気」、「目がチカチカする」などの症状が出ます。

 

PM2.5

測定可能域 0μg/㎥〜200μg/㎥
測定単位 0.1μg/㎥
許容誤差 ±20μg/㎥ または測定値の10%

PM2.5は、大きさが2.5μm(1μmは1mmの1000分の1)以下の小さな粒子のことをいいます。

工場や車の排気ガスなら生成され、環境基準では1日平均35μg/㎥以下と定められています。室内の空気汚染の原因にもなり、増えすぎると肺や心臓に悪影響が出てしまいます。

 

一酸化炭素

測定可能域 0ppm〜1,000ppm
測定単位 1ppm
許容誤差 ±10 ppm

一酸化炭素は無味無臭で、強い毒性がある成分です。ストーブや湯沸かし器が不完全燃焼を起こした時に発生する気体です。

空気中の濃度が200ppm(0.02%)になると頭痛や吐き気などを起こし、さらに濃度が高まると(1.28%以上)一酸化炭素中毒を起こし人間でも3分で死に至ります。ペットにとっても危険な気体です。

 

二酸化窒素

測定可能域 0ppb〜1,000ppb
測定単位 1ppb
許容誤差 ±10 ppb または測定値の5%

二酸化窒素は1日あたり40~60ppbかそれ以下が環境基準とされており、高濃度になると「せき」や「ふらつき」「嘔吐」などの症状が出ます。

人間だと中毒になり2日以内に亡くなった例もあります。

 

オゾン

測定可能域 0ppb〜1,000ppb
測定単位 1ppb
許容誤差 ±10 ppb または測定値の5%

オゾンは3つの酸素原子が集まった特有の臭気を持つ成分で、通常の大気中には5ppb程度存在しています。

100~300ppb程度になると鼻や喉に刺激を感じるようになり、600~800ppbで胸部圧迫や頭痛が生じます。

 

「uHoo」、おすすめしたい4つのポイント

「uHoo」4つのポイント

  • ペットの健康管理に最適
  • スマホに通知
  • スマート家電との連携が可能
  • 日本の市場向けに仕様を最適化

室内の空気を管理してくれるuHoo。スマホを使いこなせない、新しい機械(デバイス)が苦手という方でも簡単に使える4つの機能について紹介します。

 

ペットの健康管理にも最適

ペットは人間よりも室内にいる時間が長く、体も小さいため室内の空気質が悪いと健康被害を受けやすくなります。

ペットの健康を維持するためには、上記で紹介した9つの指標を参考に空気質を改善することが大切なのです。

スマート家電と連携させておけば温度や湿度の調整も可能なので、赤ちゃんや祖父母をはじめとした大切な家族を守ることにも繋がります。

 

スマホに通知が来る

室内の空気質に急激な変化があった場合は「通知」でお知らせ。

uHooが最善の対処法を教えてくれるので、アドバイスを参考にすれば部屋の空気を常にベストの状態に保つことができます。

通知は遠隔対応なので、外出先からでも大切な家族の健康を守れます。

 

スマート家電と連携が可能

他のスマートデバイスと連携させて使うこともできます。

接続にはIFTTTを使用するので、Google Home、Nest、Alexa、Roombaなどはもちろん、ほぼ全てのIFTTTデバイスと同期させることが可能です。

 

日本市場向けに最適化されている

uHooはもともと海外で販売されていた商品なので、日本国内での使用には適合していませんでした。

日本市場向けに内部構造を再設計することで、特定無線設備の技術基準適合証明、電気安全法に従った技術基準の適合などの技術的な認可を取得しました。

 

「uHoo」専用アプリの操作方法は?


uHooは、普段使用しているスマートフォン(iPhone、Androidに対応)に無料のアプリをインストールして使用します。

指先で知りたいデータをクリックするだけで、様々な情報を入手できます。アプリはとてもシンプルでわかりやすいので、初めての人でも使いやすいですよ。

 

「uHoo」の値段と保証内容

値段 36,182円(税抜き)
同梱物 uHoo 本体 Micro USBケーブル 電源アダプタ
保証書 1年

 

「uHoo」を使ってみたい!動作環境と商品仕様は?

動作必要条件

推奨される環境

  • Wi-Fi(2.4GHz) インターネット接続
  • iOS9以上、またはAndroid 4.3以上を搭載したスマートフォン(無料アプリを使用)
  • 電源

 

商品概要

本体素材 ABS樹脂
プロセッサ 高性能ARMベース
本体サイズ 約85(W)× 85(D)× 162(H)mm
本体重量 約278g
電源 Micro USB電源アダプター、5V DC外部電源アダプター
接続 Wi-Fi 802.11 b/g/n @ 2.4 GHz
セキュリティ SSLを介した128-bit AES 暗号化
プラットフォーム クラウドベース(iOSまたはAndroid用アプリケーションを使用)

 

よくある質問

空気清浄機能はあるの?

uHooは空気センサーなので、本体に空気清浄機能は付属していません。

ただ、室内の空気質が危険なレベルになると通知してくれるだけでなく、改善策をアドバイスしてくれます。一部の空気清浄機と連動させて、空気質を改善するように動かすことも可能です。

 

持ち運びができる大きさですか?

大きさは、85(W)× 85(D)× 162(H)mm、本体重量278gほどなので携帯性にも優れています。スターバックスの「グランデ」のカップサイズほどの大きさです。

海外出張や滞在先のホテル、小さなお子さんを連れての旅行などあらゆるシチュエーションで力を発揮してくれます。

 

室内のどのくらいの広さまで対応しているの?

1台で50~80㎡程度の広さまで対応しています。

マンションはもちろん、一軒家のリビングや寝室であれば問題なく使用することができます。

 

日本は空気環境が悪いの?

出典:アジアの大気汚染: 現在の大気汚染地図

地域や国を問わず、換気をしなければ空気の質は悪くなります。住宅が昔に建てられたものであった場合は、建築材から出る有害な物質によってシックハウス症候群を引き起こすこともあります。

シックハウス症候群の相談件数は2013年以降再び増加傾向にあり、化学物質過敏症の発症者数は100万人、潜在患者数を含めると1000万人にものぼるとされています。

 

まとめ

たかが空気、されど空気。

一般的な成人が1日に平均して行う呼吸の回数は約28,000回なので、およそ20kgの空気を体内に取り組んでいることになります。つまり、普段生活している環境の空気の質が悪くなるほど「健康」や「生産性」に悪影響があるということなのです。

uHooを生活に取り入れて、生活のクオリティを高めてみませんか。