猫のドンスコイの性格、体重や被毛の特徴は?寿命や病気、歴史は?

スフィンクスと同じように珍しい無毛種の猫であるドンスコイ

その見た目から、「ドン・スフィンクス」ともよばれています。

ここではそんなドンスコイについての性格、体重や被毛の特徴、寿命、病気、飼い方や歴史についてまとめました。

猫のドンスコイ、歴史は?

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ドンスコイは1986年ロシアの都市「ロストフ・ナ・ドヌ」で拾われた猫が祖先だとされています。その猫はいじめられており、エレーナ・コバレワという女性が助けました。繁殖をして、無毛の遺伝をもつことが明らかになります。

無毛でない猫も生まれましたが、やがて無毛になってしまうことに興味を持ち、ブリーダーの「イリーナ・ネミキナ」という女性が猫たちを引き取り、繁殖を始めて現在に至ります。

ドンスコイという名前は2005年にTICAの公認を受けた際に登録された名前ですが、FIFeやWCFでは「ドン・スフィンクス」という名前で登録されています。

ドンとは発見された場所の近くの川の名前で、スフィンクスとは既に猫種登録があった「スフィンクス」からきています。
出典:TICA「Donskoy Breed

猫のドンスコイ、体重や被毛の特徴は?

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特徴

  • 体重 2.5~4.0kg
  • 被毛 ブラッシュ以外は無毛

ドンスコイは、体のぬくもりが直接伝わってくる無毛ならではで魅力を持った猫です。また汗腺も持っているため、汗をかきます

「汗による夏場の体温調節」と「冬場は胸部としっぽの先に毛が生える」といった猫にしてはとてもめずらしい特徴をした猫種なのです。

体の特徴

筋肉質な体格に、くさび形の頭をしています。前足よりも後ろ足が少し長めで、先端がまる日を帯びた大きな耳も特徴的です。足に水かきがついていることも大きな特徴ですね。

目はアーモンド形で、頭頂部にはシワがあります。皮膚はとても弾力があるので、触り心地はとてもなめらかです。

被毛の特徴

ドンスコイは無毛の状態で誕生します。被毛のタイプは「ラバーボールド」「フロックド」「ベロア」「ブラッシュ」の4種で、「ブラッシュ」以外は全て無毛です。

スフィンクスとの違い

ドンスコイとスフィンクスは、両方とも無毛や短毛の猫種であるため、外見上の類似点がありますがいくつかの違いがあります。

原産地

ドンスコイはロシア原産の猫種であり、スフィンクスはカナダを起源とする猫種です。

被毛

ドンスコイは、無毛もしくは非常に短い毛を持つ猫で、触ると温かさを感じることができます。

一方、スフィンクスは本来は無毛ですが、肌の色に応じた薄い被毛を持つことがあります。

体型

ドンスコイは中型から大型の体型を持ち、筋肉質でがっしりとした体つきです。

スフィンクスは中型の体型を持ち、細身で華奢な体つきをしています。

顔の形

ドンスコイは幅広く、丸みを帯びた頭部と、大きく立ち上がった耳を特徴としています。

スフィンクスはやや細長い顔と、大きく広がった耳を持っています。

猫のドンスコイ、性格は?

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性格

ドンスコイの性格

  • 穏やかで従順
  • 人見知りをしない
  • 好奇心旺盛で活発
  • 寂しがり屋

穏やかで従順

ドンスコイは穏やかで飼い主に対して従順な性格をしています。飼い主の声で指示を覚えてくれるほど賢いため、しつけもしやすい猫です。

人見知りをしない

ドンスコイは人見知りをしない性格です。飼い主家族や他の動物に対しても仲良く接してくれます。

好奇心旺盛で活発

ドンスコイはとても活発で好奇心が旺盛なので、退屈を嫌います。おもちゃを使ってたくさん遊んであげると喜んでくれるでしょう。かまいたい人には適した猫種と言えますね。

寂しがり屋

ドンスコイは寂しがり屋でもあるので、飼い主がずっといる家庭や多頭飼いに適しています。ただ他の動物に嫉妬することもあるので、相性を見極める必要があります。

猫のドンスコイ、寿命は?気をつけたい病気は?

男性が猫を抱えている画像

寿命

平均寿命

  • 10~13年

ドンスコイの寿命は10~13年です。室内猫の場合、平均寿命は12~18年程と言われています。

長生きの秘訣は運動量を充分に確保できる環境を整え、肥満などの生活習慣病にならないように気をつけてあげることです。

高タンパク・低カロリーのエサを与え、細身で筋肉質な体型を保てるようにしてあげましょう。

病気

気を付けたい病気

  • 皮膚病

ドンスコイが気をつけたい病気は「皮膚病」です。

無毛の体は汚れやすいですし、太陽の紫外線の影響を受けやすいため日焼けもしやすいです。

夏は「日焼け止め」「日焼け対策のウエア」を着せてあげることをおすすめします。外出もさせないようにすることで予防できますよ。

冬は体の抵抗力が落ちるので、日頃の健康管理が大切になります。適度な運動と食事管理を徹底してくださいね。

猫のドンスコイ、飼い方は?

ドンスコイ

運動できる環境

ドンスコイは活発に走り回るので、動き回っても問題ないスペースを作ることをオススメします。しっかり固定できるキャットタワーも設置してあげましょう。

好奇心旺盛さから気になるものには手を出してしまうことがありますので、触られたくないものはしまっておきましょう。

人に関わることが好きなので、おもちゃを使って遊んであげると喜びます。

防寒対策

無毛のドンスコイは寒さに注意が必要です。胸としっぽの先に被毛は生えてきますが、室温や寝床の温度管理に注意してあげてください。

暖まる場所がないと、寒さで風邪をひいてしまいますので、動物用のヒーターを使ってみることをオススメします。

健康に過ごせる日々をサポートしてあげてください。

定期的なお手入れ

被毛は皮脂やホコリなどをキャッチする役割があります。毛が無いドンスコイの場合は、汚れが表皮に溜まってしまいます。

体臭の原因にもなりますので、温かい濡れタオルで体を拭いてあげる習慣を作りましょう。清潔を保つことを心がけてくださいね。

食事・キャットフード

成長期には、健康な体づくりのためにも高タンパク質なフードを与えるようにしましょう。不足すると免疫力が低下し、病気や感染症にかかりやすくなります。

成猫以降は、肥満に気を付けて食事量をコントロールしてくださいね。

猫のドンスコイ、おすすめのキャットフードは?

ご飯をもらう猫の画像
キャットフードをメインで与えたい場合は、「総合栄養食」と表示されているキャットフードを選びましょう。

これは水と一緒に与えるだけで、健康が維持できるキャットフードのことです。選ぶ際は原材料を必ず確認しましょう。

手作り食をメインで与えたい場合は、「一般食」と表示されているキャットフードがおすすめです。

いわば「おかず」のようなものであり、トッピングとして利用することで手軽に栄養を追加することができます。

食事量

キャットフードの裏面に記載されている量をあげるようにします。ただ、体重との換算表は、愛猫が「理想体型」であることを前提としているので、太っている子や痩せている子は量の調整が必要となります。

フードを選ぶときのポイントは?

ドンスコイのおすすめのキャットフードは、高品質なドライフードやウェットフードを選ぶことです。以下にいくつかのポイントを挙げます。

動物性タンパク質源

ドンスコイは活発でエネルギッシュな性格を持つことが多いため、高タンパク質の食事が必要です。

肉や魚などの動物性タンパク源が主原料となっているフードを選びましょう。

ビタミンとミネラル

猫の健康を維持するためには、バランスの取れた栄養が重要です。キャットフードには必要なビタミンとミネラルが含まれていることを確認しましょう。

無添加であること!

人工的な添加物や防腐剤、着色料などが少ない、または含まれていないキャットフードを選ぶことが望ましいです。できる限り自然な成分から作られたフードを選びましょう。

おすすめはカナガンキャットフード

カナガンキャットフード

ドンスコイには、「カナガン」がおすすめです。

カナガンには、ストレス緩和に役立つ「カモミール」泌尿器系のケアに役立つ「クランベリー」が豊富に含有されています。

被毛が薄く肌にストレスを感じやすいと考えることができるドンスコイにとってぴったりのフードといえます。

猫が最も必要とする動物性タンパク質やビタミン類、セレンを豊富に含む「乾燥チキン」「骨抜きチキン生肉」を主原料に使用している、ドンスコイに最適なフードです。

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アーテミス『オソピュア』

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「アーテミス『オソピュア』」は、良質な動物性タンパク質が摂取でき、ビタミンB1・カルシウム・カリウムなど猫に必要なビタミンやミネラルを多く含む「ガルバンゾー豆(ひよこ豆)」も使用されているためおすすめのキャットフードです。

また猫の身体にやさしいグレインフリー(穀物不使用)かつ無添加です。


ドンスコイにおすすめな最高級キャットフードは下記の記事からも確認できます。

神秘的な外見が目を引く猫

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いかがでしたでしょうか?

無毛の猫は珍しく、日本ではあまりみかけない猫種ですね。被毛がないからこそ体のラインがくっきりしており、神秘的な外見をしています。

穏やかで人懐こい性格で被毛の手入れが不要なので、あまり世話を焼かずに飼うことのできる猫種といえます。

他の猫の種類や人気が知りたい方は下記に記事を参考にしてください。